Proselfとは — 自社サーバーに設置するファイル共有ソフトの解説(サーバーラックと社内ネットワークのイラスト)
サービス比較2026年8月17日

Proselfとは?料金・セキュリティ・ログインできない時の対処

最終更新日: 2026年8月17日

Proself(プロセルフ)は、株式会社ノースグリッドが開発・販売しているオンラインストレージ「構築パッケージ」です。ギガファイル便のようにWebサイトへ行けば使えるサービスではなく、自社や大学のサーバーにソフトウェアをインストールして、自前のファイル共有基盤を立てるための製品です。価格は買い切りで、Standard Editionが222,750円(税込・1年サポート込)、2年目以降は年間保守44,550円(税込)がかかります。「proself ログイン」で探している方は、ログイン先も、IDとパスワードも、すべて所属先の組織が管理しています。ノースグリッドや当社では確認できないため、大学の情報基盤センターや会社の情報システム部門へお問い合わせください。

この記事では、Proselfがどういう製品なのか、料金の全体像、セキュリティで何が標準装備で何を自分で用意するのか、ログインできないときにどこへ聞けばいいのか、そしてどんな組織に向くのかを整理します。

この記事はギガワタス(giga-watasu.jp)の運営ブログです。当社はクラウド型のファイル転送サービスを提供しており、Proselfとは「自社サーバーに置くか、クラウドを使うか」という点で立場が異なります。Proselfの直接の代わりになる製品ではありませんので、その線引きも含めて正直に書きます。本記事は2026年8月17日に、Proself公式サイトの価格・動作環境・機能紹介・導入事例・公式FAQ・お知らせ、および株式会社ノースグリッドの会社概要を直接確認して作成しました。根拠には本文中からリンクしています。

Proselfとは?自社のサーバーに置くファイル共有ソフト

Proselfは、株式会社ノースグリッド(2003年3月設立・北海道札幌市)が開発・販売している製品で、公式サイトでは「オンラインストレージ構築パッケージ」と説明されています。ポイントは「構築パッケージ」という部分です。

一般的なファイル転送・オンラインストレージサービスは、提供会社が用意したサーバーを利用者が共同で使います。Proselfはその逆で、導入する側が自分のサーバーを用意し、そこにProselfをインストールして運用します。サーバーのOS(Windows ServerまたはRed Hat系Linux)もJava(JDK)も、導入する組織が管理する形です。

Proselfと一般的なクラウド型ファイル転送サービスの違い
項目 Proself(自社サーバー設置型) クラウド型サービス
サーバー 導入する組織が用意・管理する 提供会社が用意・管理する
料金の形 買い切りライセンス+年間保守 月額または無料
データの置き場所 自社・自学のサーバー内 提供会社のサーバー
アップデート 組織側で計画して適用する 提供会社が随時適用する
個人が今すぐ使えるか 使えない(組織が導入していれば利用者になれる) 使える

出典: Proself 動作環境本体・オプション価格(2026年8月17日確認)をもとに整理

Proselfの利用者は大学・企業・官公庁に多い

公式の導入事例ページには「これまでにIT企業をはじめとしてメーカー・印刷業などの様々な企業や大学、官公庁など民間・公的機関問わず多くのお客様にご利用いただいており、15万人以上のユーザーがProselfを利用可能です」と記載されています。ただしこの数字には公式自身が注記を付けており、「ユーザー数はProselfへのアカウント登録数のことを指し、弊社の独自集計です。なお、アクティブユーザー数とは一致しません」としています。実際に使っている人数ではなく、登録されているアカウントの数という意味です。

掲載許可を得た事例として公開されている大学は、同志社大学(Enterprise Edition × 4ライセンス・利用ユーザー数28,000・学生が作成したファイルの保管と、教員から学生へのファイル受け渡しに利用)です。「proself 九州大学」「proself 広島大学」のように大学名と一緒に検索されることが多いのは、こうした形で各大学が自前のProselfを立てて、学生・教職員に提供しているためです。

Proselfの料金|買い切り222,750円+年間保守44,550円から

Proselfはサブスクリプションではなく買い切り型です。ただし公式は「保守サービスのご契約が必須となります」と明記しているため、実質的には初年度のライセンス費用+2年目以降の年間保守費用で考える必要があります。金額は公式の価格ページが税抜で表示しているため、以下は税込を併記しています。

Proselfの本体価格と年間保守(2026年8月17日時点・公式価格ページ)
エディション 本体価格(税込/税抜) 年間保守(税込/税抜) 推奨規模
Standard Edition 222,750円/202,500円
(1年サポート込)
44,550円/40,500円 100ユーザー以下
Enterprise Edition オープンプライス オープンプライス 10,000ユーザー以下
Gateway Edition オープンプライス オープンプライス 10,000ユーザー以下

出典: 本体・オプション価格サポート価格(2026年8月17日確認)。「オープンプライス」は公式が金額を公開しておらず、問い合わせが必要という意味です。

3つのエディションの違いは規模と用途です。Enterprise EditionはLDAP/Active Directory連携やコマンドラインのユーザー管理ツールが加わり、100ユーザーを超える運用に対応します。Gateway Editionはネットワーク分離環境(インターネットに出られる領域と、出られない業務領域を分けている環境)でのファイル受け渡しに特化したもので、上長承認などの機能を備えています。官公庁など、ネットワーク分離を採用している組織で想定される構成です。

ライセンスはいずれも「1サーバーライセンス/CPU数無制限」で、ユーザー数自体に上限はありません(上の推奨規模は上限ではなく推奨です)。オプションのうちスマートフォンオプションとProself Clientは0円、Proself Diskは5CAL(クライアントアクセスライセンス)で19,800円(税込・税抜18,000円)です。CALはStandard Editionに5つ、Enterprise Editionに50が付属し、5CAL単位での追加購入になります。

年間保守に含まれるのは、平日10:00〜19:00の電話・メールサポートと、メジャーバージョンアップ版の無償提供です。加えて、アップデートやサーバー移行を夜間・休日に行う際にサポート担当者が待機する「時間外サポートサービス」が、Standard Editionで年3回まで、Enterprise/Gateway Editionで年6回まで無料(それ以降は1回11,000円・税込)で用意されています。

「商用サービス」に当たるかどうかの線引きは公式が明示している

価格ページには「商用サービスに利用する場合は別途お問い合わせください(非商用の場合は制限はありません)」という注記があります。ここで気になるのが「取引先とファイルをやり取りするのは商用に当たるのか」ですが、公式FAQが該当条件を明示しています。公式が「商用サービス」とするのは、次の3つをすべて満たす場合です。

  1. 1ライセンスで複数の顧客にサービス提供する(顧客ごとにライセンスを購入する場合は該当しない)
  2. Proselfの利用そのものに対して利用者から料金を徴収する
  3. 不特定の利用者が契約可能である(グループ企業や特定条件の顧客に限定される場合は該当しない)

別の公式FAQでは「FTPサーバーの代わりに取引先とデータの受け渡しをする」ケースについて、明確に「『商用サービス』には当てはまりません」と回答されています。一般的な社内利用・取引先とのやり取りであれば通常の価格で使える、という整理です。

Proselfにログインできないときの対処

「proself ログイン」「proself ログインできない」で検索して来られた方に向けて、先に結論を書きます。

ログイン先・ID・パスワードはすべて所属先の管理です

Proselfは各組織が自分のサーバーに設置して運用する製品です。そのためログイン用のURLは大学ごと・会社ごとに異なり、共通のログインページは存在しません。IDとパスワードを発行・管理しているのも所属先です。開発元のノースグリッドや当社では、個々の組織のアカウント状況を確認できません。大学であれば情報基盤センターや学術情報課、会社であれば情報システム部門が問い合わせ先になります。

正しいIDとパスワードなのに弾かれる場合

ここには知っておくと納得できる仕様があります。公式FAQによると、Proselfはセキュリティ上の理由からログイン失敗時のメッセージを固定にしています。つまり「ユーザーIDまたはパスワードが間違っているか、アカウントが停止されています。」という同じ文言が、ID・パスワードの誤り以外の理由で失敗したときにも表示されます。

これはアカウントが存在するかどうかを攻撃者に推測させないための設計で、セキュリティとしては妥当な作りです。ただし利用者側から見ると、画面に出ている文言だけでは本当の原因が分かりません。公式FAQも、失敗理由はサーバー側の「ログインログ」で確認するよう案内しています。ログを見られるのは管理者だけなので、やはり所属先に問い合わせるのが最短です。

なお公式FAQは、管理者を含めて誰もログインできない場合について、アクセス制限設定によるアクセス拒否と、不正ログイン自動遮断機能による接続元IPのブロックの2つを原因候補として挙げています。管理者の方はこの2点から確認するとよさそうです。

利用者側で先に試せること

  • URLが合っているか:所属先が案内したURLをブックマークやメールから開き直す。検索結果からたどり着いた別組織のProselfではログインできません
  • ブラウザを変える:公式の動作環境はMicrosoft Edge・Firefox・Safari・Google Chromeです
  • 学外・社外からのアクセスか:IP/ドメインアクセス制限が設定されていると、学内・社内ネットワークやVPN経由でないと接続できません。この場合は正しいIDでも入れません

ここまで試して入れなければ、原因は組織側の設定かアカウントの状態です。管理者に「いつ・どのURLで・どんなメッセージが出たか」を添えて連絡すると、ログを照合してもらいやすくなります。

Proselfの基本的な使い方

ここは所属先の設定とバージョンによって画面も使える機能も変わるため、大まかな流れとして読んでください。管理者が行う設定作業ではなく、利用者としてブラウザから使う場合の流れです。

  1. ログインする:所属先から案内されたURLを開き、発行されたIDとパスワードでログインします
  2. ファイルをアップロード・ダウンロードする:自分のフォルダにファイルを置いたり、取り出したりします
  3. 組織内で共有する:グループフォルダを使います。管理者が「読み取りのみ可」「読み書き可能」「アクセス不可」の3種類の権限を設定しているため、自分に許可された範囲で操作できます
  4. 社外の相手にファイルを渡すWeb公開を使います。Proselfのアカウントを持たない相手にもファイルを渡せる機能です。組織によっては、アップロードからメール送信までを1画面で行える「ファイル送受信」画面や、送る前に上長の承認を挟む設定が有効になっている場合があります
  5. 社外の相手からファイルを受け取る受取フォルダを使います。相手にアカウントを作ってもらう必要はありません

Web公開や受取フォルダには、指定したメールアドレス宛にワンタイムパスワードを送って本人確認を行う「Web公開メール認証」を組み合わせられます。これが有効な組織では、相手がメールを受け取れないとファイルにアクセスできません。

実際の画面と手順は、ノースグリッドがマニュアル・チュートリアルのページで公開している「操作チュートリアル ユーザー編(日本語版)」が最も確実です。管理者向けとは別に利用者向けの資料が用意されているので、そちらを参照してください。ただし所属先が独自の運用ルールを設けている場合は、組織の案内が優先されます。

Proselfのセキュリティ|標準の機能と、自分で用意するもの

Proselfはセキュリティ機能ファイル受け渡し機能を公式に一覧化しています。企業・大学向けの製品らしく、管理者が細かく統制するための機能が揃っています。

Proselfの主なセキュリティ・受け渡し機能
機能 内容
IP/ドメイン制限 指定したIPアドレス・ドメインからのみ接続を許可。ユーザーID単位、プライマリグループ単位、システム全体で設定可能
端末管理 利用できるiOS/Android/Windowsアプリを利用者ごとに制限。登録台数の制限や、iOSでの紛失時リモート消去にも対応
ファイル暗号化 サーバー上のファイルを暗号化して保存し、Proselfを経由しないアクセスでの漏洩を防ぐ
Web公開メール認証 指定したメールアドレス宛にワンタイムパスワードを送り、そのメールを受け取れる相手だけが受け渡しできるようにする
Web公開承認 社外へファイルを渡す前に承認を挟み、不正なやり取りを防ぐ
受取フォルダ アカウントを持たない相手からファイルを受け取れる。都度アカウントを作る必要がない
パスワードポリシー ユーザー/Web公開/受取フォルダのパスワード期限や長さを強制できる

出典: セキュリティファイル受け渡し(2026年8月17日確認)

ウイルススキャンは「別のソフトを用意して連携する」方式

ここは導入前に把握しておきたいところです。公式FAQは「ウイルススキャン機能はありませんが、ウイルススキャンソフトウェアと連携してウイルスを検知したファイルのアップロードを拒否する機能を有しています」と回答しています。

連携には、コマンドラインでファイルをチェックできるウイルススキャンソフトがサーバー上にインストールされている必要があります。公式が動作確認済みとして挙げているのは Linux Security 64(エフセキュア Linuxセキュリティ コマンドラインエディションの後継)、ClamAV、ESET Server Security for Linux / Windows Server です。つまりスキャン用のソフトは導入側で別途用意する形になります。

JavaとTomcatの脆弱性は導入後も対応が必要

自社サーバー設置型で見落としやすいのが、土台となるミドルウェアの管理です。この点についてもノースグリッドは公式FAQで正直に説明しています。

  • Java:ProselfはJDK(Oracle JDKまたはOpenJDK)を使用するため、Javaの脆弱性がProselfに影響する場合がある。公式は「最新バージョンのJDKを使用することを推奨」としています
  • Tomcat:ProselfはApache Tomcatを同梱しており、Tomcatの脆弱性が影響する場合がある。影響を確認した場合は、ホームページ等でアナウンスしたうえでTomcatをアップデートしたProselfをリリースする、という運用です
  • SSL/TLS:Javaの標準ライブラリで実装しており、OpenSSLは使用していないと明記されています

役割分担を整理すると、JDKの更新は導入した組織の作業TomcatはProselfに同梱されているため、影響がある場合はノースグリッドが対応版のProselfを提供し、組織側はそれを確認して適用するという形になります。ここは正当に評価すべき点として、ノースグリッドは脆弱性が公表されるたびに影響の有無を調査して公表しています。たとえば2026年2月18日には、Apache Tomcatの3件の脆弱性(CVE-2025-66614、CVE-2026-24733、CVE-2026-24734)について、それぞれ未サポートの機能であることを理由に影響がないと、根拠付きで公表しています。影響の有無と、その判断理由まで具体的に公表している点は、自社サーバー設置型の製品を選ぶうえで安心材料になります。

また、サーバーの維持管理そのものを引き受ける「リモートメンテナンスサービス」も用意されており、OS・Java・Proselfのアップデートを代行してもらえます。公式がこのサービスを「サーバーの維持管理が大変というお客様には弊社が代わってリモートで管理いたします」と説明していることからも、自社サーバー設置型には継続的な運用作業が伴うことが分かります。

Proself Clientとは?エクスプローラーからそのまま操作できる無料ツール

「proself client」で検索されることが多いので、こちらも触れておきます。Proself Clientは、Windowsのエクスプローラーと統合された閲覧ソフトウェアで、料金は0円です。エクスプローラーと同じ感覚でアップロード・ダウンロードができます。

  • オートレジューム:転送中に回線が切れても自動で再接続し、途中から再開できます。不安定な回線で大きなファイルを扱うときに効きます
  • ファイル暗号化:アップロード時に指定したパスワードで暗号化し、パスワードを知らない人が取得しても開けないようにできます
  • ファイルチェック:MD5でサーバー側とクライアント側のファイルを照合します

接続先はProself以外のWebDAV準拠サーバーでも使えますが、公式は「接続先サーバーがProself以外の場合はサポート外」としています。動作環境はWindows 10以降で.NET Framework 4.5が動作する環境です。スマートフォン向けにはProself Client(iOS版・iOS 11.0以降/iPadOS)とProself Client for Android(Android 9以上)が用意されています。

Proselfが向く組織・向かない組織

ここまでの内容を、選ぶ側の視点で整理します。当社はクラウド型の事業者なので、Proselfを勧める立場ではありません。そのうえで、事実から見て向き・不向きははっきりしています。

Proselfが向く組織・向かない組織
こんな組織・こんな人 Proselfは合うか 理由
データを自分たちのサーバーに置きたい大学・企業・官公庁 合う 設置型なので、自組織が管理するサーバーや指定した環境にデータを置ける
ネットワーク分離環境で受け渡しが必要な組織 合う Gateway Editionが上長承認を含めてこの用途に特化している
サーバー管理者がいない小規模な組織 合いにくい OS・JDKのアップデートを継続的に行う必要がある(代行サービスは別途あり)
ときどき大容量ファイルを送りたいだけの個人・小規模事業者 要件によっては過剰になりやすい 買い切り222,750円+年間保守44,550円(税込)とサーバー運用が用途に対して重くなりやすい

4行目のような用途では判断が変わります。「取引先に3GBの動画を送りたい」「10人の会社で社外とファイルをやり取りしたい」というように、ファイルの送受信だけが目的で、自社サーバーへの保管や細かな管理機能を必要としないのであれば、サーバーを用意して運用する負担が用途に対して大きくなりやすいところです。この場合はクラウド型のファイル転送サービスのほうが導入しやすく、当社のギガワタスもその一つです。登録不要で最大333GBまで送信でき、パスワード保護・ダウンロード回数制限・ワンタイムダウンロードが使えます。無料会員登録をすると、IPアドレス制限・受取フォルダ・ダウンロード通知・管理画面が追加で使えます。

正直に書くと、当社にできないこともあります。データを自社のサーバー内に置きたいという要件には、当社のようなクラウド型は原理的に応えられません。この要件がある組織にとってProselfのような設置型は合理的な選択です。また当社はゲスト・無料会員には広告が表示され、ウイルススキャンの対象も「500MB以下・動画・音声以外」に限られます。ギガファイル便と比べると知名度も高くありません。用途に応じた選び方は「無料ファイル転送サービス14選」や、法人での選定基準をまとめた「法人ファイル共有サービス13選」も参考にしてください。社外へ安全にファイルを渡す考え方そのものは「セキュアトランスファーとは」で整理しています。

Proselfについてよくある質問

Q. Proselfは個人でも使えますか?

個人利用を禁止する記載は公式サイトで確認できませんでしたが、購入は問い合わせ・見積もり方式のため、個人名義で購入できるかはノースグリッドへの確認が必要です。いずれにしても価格は買い切り222,750円(税込)からで、サーバーの用意と継続的な管理も必要になるため、一般的な個人利用には向きにくい製品です。所属している大学や会社がProselfを導入している場合は、その組織の利用者として使えます。

Q. Proselfのログインページはどこですか?

共通のログインページはありません。Proselfは各組織が自分のサーバーに設置する製品のため、URLは大学ごと・会社ごとに異なります。所属先から案内されたURLをご確認ください。分からない場合は大学の情報基盤センターや会社の情報システム部門にお問い合わせください。

Q. 正しいIDとパスワードなのにログインできません。

Proselfはセキュリティ上の理由でログイン失敗時のメッセージを固定にしているため、ID・パスワードの誤り以外の理由でも同じ文言が表示されます。公式FAQは、失敗理由はサーバー側のログインログで確認するよう案内しています。ログを見られるのは管理者だけなので、所属先の担当部署にお問い合わせください。学外・社外からのアクセスの場合は、IP/ドメイン制限で弾かれている可能性もあります。

Q. Proselfに無料プランはありますか?

継続して使える無料プランは公式サイトで案内されていません。買い切りライセンス(Standard Editionで税込222,750円)と年間保守の組み合わせが基本です。ただし公式にはインストール版の体験版とオンライン版のデモが用意されており、購入前に試すことはできます。また、Proself ClientとスマートフォンオプションはProself本体を導入している場合に0円で利用できます。

Q. Proselfにウイルススキャン機能はありますか?

公式FAQによると、Proself自体にはウイルススキャン機能はありません。ただしサーバー上にコマンドラインで動作するウイルススキャンソフトを別途インストールすれば、連携してウイルスを検知したファイルのアップロードを拒否できます。公式が動作確認済みとして挙げているのはLinux Security 64、ClamAV、ESET Server Security for Linux / Windows Serverです。

Q. 取引先とファイルをやり取りするのは「商用サービス」に当たりますか?

公式FAQは、FTPサーバーの代わりに取引先とデータの受け渡しをするケースについて「『商用サービス』には当てはまりません」と明確に回答しています。公式が商用サービスとするのは、1ライセンスで複数の顧客にサービス提供し、Proselfの利用そのものに対して料金を徴収し、不特定の利用者が契約可能である、という3条件をすべて満たす場合です。

Q. Proselfを動かすサーバーには何が必要ですか?

公式の動作環境では、JDK8/11/17/21/25のいずれかが動作するWindows ServerまたはRed Hat系Linuxが必要です。CPUはXeon 2コア(4コア推奨)、メモリはStandard Editionで1GB以上(1.5GB以上推奨)、Enterprise/Gateway Editionで1.5GB以上(4GB以上推奨)とされています。Javaのアップデートは導入した組織側の作業になります。

まとめ

Proselfは、株式会社ノースグリッドが開発する自社サーバー設置型のファイル共有ソフトです。要点を整理します。

  • Webサービスではない:自分のサーバーにインストールして使う「構築パッケージ」。個人が今すぐ使えるものではありません
  • 料金は買い切り+保守:Standard Editionで税込222,750円(1年サポート込)、2年目以降は年間保守税込44,550円。保守契約は必須です
  • ログインは所属先に聞く:URLもIDもパスワードも組織が管理しています。エラーメッセージは仕様で固定のため、原因は管理者がログを見ないと分かりません
  • 管理者向けの機能は充実:IP/ドメイン制限、端末管理、Web公開メール認証、Web公開承認、受取フォルダなど
  • 自分で用意するものもある:ウイルススキャンソフトとJDKは導入側で用意・更新します。TomcatはProselfに同梱されているため、影響がある場合はノースグリッドが対応版Proselfを提供し、組織側はそれを適用します

データを自分たちのサーバーに置きたい、ネットワーク分離環境で受け渡ししたい、という要件がある組織にとっては合理的な製品です。一方で「取引先に大きなファイルを送りたい」という用途であれば、サーバーを立てる必要のないクラウド型のサービスのほうが手早く済みます。まずは無料で試せるものから使ってみてください。

使った人の声

4.752件の評価
★★★★★

アップロードに時間を取るのは仕方無いところですが、ダウンロードがめちゃ早いこと。

2026-08-18

★★★★★

簡単操作

2026-08-17

★★★★★

始めて使いました。あっという間にできてしまいました。200MB程度のデータが無事に送信できました。ありがとうございました。

2026-08-15

吉岡 崇

吉岡 崇

株式会社グッドヒルシステムズ 代表取締役

ダビングコピー革命オモイデ+PLUSギガワタスシステム開発革命等のサービスを提供しています。

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