① 使っていない端末のバックアップを削除する [設定]→[自分の名前]→[iCloud]→[アカウントのストレージを管理]から、機種変更前の端末のバックアップが残っていないか確認します。これだけで数GB空くことがあります。
② バックアップ対象のアプリを絞る [アカウントのストレージを管理]→[バックアップ]→対象の端末、と進むとアプリごとに対象を切り替えられます。ただしアプリを入れ直せることと、その中のデータを戻せることは別です。対象から外すとそのアプリのバックアップはiCloudから削除されるため、別のサービスに同期しているなど復元手段を確認できたものだけを外してください。
③ 写真・動画をパソコンや外付けに書き出す 残しておきたいだけの古い写真は、iCloudに置き続ける必要がありません。書き出してから端末とiCloudの両方から削除すれば、容量は確実に空きます。
これを変えられるのが「高度なデータ保護(Advanced Data Protection)」です。有効にすると、対象が大きく広がり、写真やiCloud Driveを含めてAppleも復号できない状態になります。ただしメール・連絡先・カレンダーは対象外で、iCloud全体が例外なくE2Eになるわけではありません。また引き換えに、Appleによるデータ復旧ができなくなります。有効化の際に「復旧用の連絡先」か「復旧キー」の設定を求められるのはそのためです。
なお、Apple 自身にも受け渡しの手段があります。Mail Drop は、メールの添付が大きいときにiCloud経由で送る仕組みで、1通あたり最大5GBまで・iCloudの保存容量には算入されず・30日間ダウンロードできます。5GB以下で、相手もメールで受け取れるなら、まず Mail Drop で足ります。これを超える大きさや、メール以外の渡し方をしたい場合に、ファイル転送サービスの出番になります。
A. 無料枠そのものを増やす方法はありません。5GBはAppleが定めた固定の容量です。空きを作るには、使っていない端末のバックアップを削除する、バックアップ対象のアプリを絞る、写真をパソコンや外付けに書き出す、のいずれかになります。それでも足りなければ50GB 月¥180のiCloud+へ移行するのが現実的です。
Q. iCloudストレージに買い切りプランはありますか?
A. 2026年9月時点の日本向けプランにはありません。iCloud+は月額のサブスクリプションのみです。一括払いで長く使いたい場合は、買い切り(ライフタイム)を提供している pCloud(500GB $219/2TB $499・2026年9月12日時点)などが選択肢になります。
Q. iCloudは何年使わないと消えますか?
A. 利用規約では、アカウントが1年間非アクティブだった場合、30日前にメールで通知したうえでAppleがアカウントを終了できると定められています。無料・有料を問わない条項で、有料期間が残っていれば日割りで返金されます。長期間使わない予定があるなら、年に1回はサインインしておいてください。
Q. iCloud写真を有効にすれば、端末から写真を消しても大丈夫ですか?
A. そのままでは大丈夫ではありません。iCloud写真は端末との同期なので、端末側で削除するとiCloud側からも消えます(30日間は「最近削除した項目」に残ります)。端末の空きを増やしたいだけなら「iPhoneのストレージを最適化」を使うか、残したい写真は別途パソコンや外付けドライブへ書き出してください。
Q. iCloudとGoogleドライブ、どちらが安いですか?
A. 50GBで足りるならiCloud+(月¥180)が最安です。ちょうど100GBならOneDriveのMicrosoft 365 Basic(月¥260)、次いでGoogle One(月¥290)の順です。ただしBasicの上限は100GBなので、それ以上必要ならiCloud+の200GB(¥540)などが比較対象になります。ただし無料枠はGoogleドライブが15GBと大きいので、有料に移る前提かどうかで答えが変わります。
Q. 機種変更のときだけ一時的に容量を増やせますか?
A. できます。新しいiPhone・iPadへデータを移すときに限り、必要な容量を一時的に無料で使える仕組みがAppleに用意されています(一定期間内に新しい端末へ復元することが条件です)。恒常的に無料枠が増えるわけではないので、移行が終われば通常の5GBに戻ります。
Q. 大きいファイルを相手に渡したいだけでも、iCloudの容量を増やす必要がありますか?
A. 必要ありません。一回きりの受け渡しなら、保存型のiCloudは過剰です。登録不要で1ファイル最大333GBまで無料で送れ、保存期限を過ぎると自動削除されるギガワタスのようなファイル転送サービスのほうが、自分の容量を圧迫せず、相手にも手間をかけません。