iCloudストレージの料金|無料5GBで足りないときの選び方
サービス比較2026年9月13日

iCloudストレージの料金|無料5GBで足りないときの選び方

最終更新日: 2026年9月13日

結論から言うと、iCloudの無料5GBはiPhoneのバックアップだけでほぼ埋まります。増やすなら50GB 月¥180が最も安く、ほとんどの人はここで足ります。写真と動画を本格的にためるなら200GB 月¥540、それでも足りなければ2TB 月¥1,800です。

ただし、容量を買う前に確認してほしいことが2つあります。ひとつは「保存したいのか、相手に渡したいだけなのか」。渡すだけならストレージを増やす必要はありません。もうひとつは、iCloudは1年間使わないとアカウントを終了できると規約に明記されていることです。この記事では、Appleの公式ページと利用規約で確認した内容だけをもとに、iCloudの容量と料金を整理します。

この記事はギガワタス(giga-watasu.jp)の運営ブログです。当社はファイル転送サービスを運営していますが、iCloudについてもApple公式の情報に基づいて公正に解説します。料金・規約は2026年9月12日にApple公式ページで確認しました。

この記事の結論(30秒でわかる)

  • 無料は5GB。iPhoneのバックアップを有効にすると、これだけでほぼ埋まる
  • 迷ったら50GB 月¥180。主要クラウドストレージの中で最も安い追加容量
  • 写真・動画を継続的にためるなら200GB 月¥540、家族と分けるなら2TB 月¥1,800
  • 買い切りプランは無い。一括払いで済ませたいなら他社を検討することになる
  • 1年間使わないとアカウントを終了できると規約に明記(30日前にメール通知)
  • 「相手に一回渡すだけ」なら容量を買う必要はない。ファイル転送サービスのほうが早い

iCloudの料金【2026年9月時点】

iCloudの有料プランは「iCloud+」という名称です。無料の5GBは「iCloud」、有料の追加容量が「iCloud+」と区別されています。日本の月額料金は次のとおりです。

iCloud+の料金プラン(日本・2026年9月12日 Apple公式で確認)
容量 月額(税込) 向いている使い方
5GB 無料 実質、バックアップ1台分で埋まる
50GB ¥180 iPhone1台のバックアップ+写真そこそこ。多くの人はここで足りる
200GB ¥540 写真・動画を継続的にためる/家族と共有する
2TB ¥1,800 動画を本格的に残す/家族全員分をまとめる
6TB ¥5,500 4K動画を日常的に撮る人
12TB ¥11,000 業務で映像素材を扱う人

出典: Apple公式「iCloud+のプランと料金」(2026年9月12日確認)。50GBを含むすべてのiCloud+プランを、自分以外の最大5人の家族と共有できます(本人と合わせて最大6人)。

Apple公式の iCloud+ 料金ページ(日本円) — 50GB 180円、200GB 540円、2TB 1,800円、6TB 5,500円、12TB 11,000円
Apple公式サポートの料金ページから日本(JPY)の欄を抜き出したもの(2026年9月13日に当社が撮影)

50GB 月¥180は、主要サービスの中で最も安い追加容量

他社と並べると、この価格の位置づけがはっきりします。

追加容量の最小プラン比較(2026年9月12日 各社公式で確認)
サービス 最小の有料プラン 月額
iCloud+ 50GB ¥180
OneDrive(Microsoft 365 Basic) 100GB ¥260
Google One 100GB ¥290
Dropbox Plus 2TB ¥1,200
box Personal Pro 100GB ¥1,390(年払い ¥1,320)

50GBで足りるなら iCloud+ が最安です。ただしちょうど100GBで足りるなら OneDrive の Basic(月¥260)のほうが安くなります。Basic の上限は100GBなので、150GBや200GBが必要なら iCloud+ の200GB(¥540)などが比較対象になります。必要量から逆算して選んでください。各社の詳しい比較はクラウドストレージ比較|無料・買い切り・法人の選び方にまとめています。

iCloudに買い切りプランは無い

「iCloud ストレージ 買い切り」で探している人もいますが、2026年9月時点の日本向けiCloud+に、一括払いのプランはありません。月額のサブスクリプションのみです。一度払って使い続けたい場合は、買い切り(ライフタイム)を用意している pCloud などが選択肢になります。詳しくはpCloudは安全?料金・買い切り・無料枠を検証で扱っています。

無料5GBはなぜすぐ埋まるのか

iCloudの無料枠が「使っていないのに足りない」と感じるのは、iPhoneのバックアップと写真が同じ5GBを取り合っているからです。

バックアップだけで5GBに届くことがある

iPhoneのバックアップには、アプリのデータ、ホーム画面の配置、メッセージ、設定などが含まれます。写真を含めればさらに増えます。端末1台で数GB規模になることは珍しくなく、無料の5GBはバックアップ1台分でほぼ使い切るという理解で構いません。家族で複数台使っていれば、当然もっと早く埋まります。

自分が何にどれだけ使っているかは、iPhoneの[設定]→[自分の名前]→[iCloud]から確認できます。写真・バックアップ・iCloud Driveなどの内訳が表示されるので、容量を買う前にまずここを見てください。不要な古い端末のバックアップが残っているだけ、ということもあります。

動画は写真の数十倍のペースで容量を食う

写真より問題になりやすいのが動画です。撮影時間・解像度・フレームレートによって容量は大きく変わります。自分の端末でどれくらいになるかは、iPhoneの[設定]→[カメラ]→[ビデオ撮影]で確認できます。解像度ごとに1分あたりの目安サイズが表示されるので、撮影時間から必要な容量を見積もってからプランを選ぶと失敗しません。

iCloud写真は「バックアップ」ではなく同期

よくある誤解ですが、iCloud写真は端末との同期です。端末側で写真を削除すると、iCloud側からも消えます(30日間は「最近削除した項目」に残ります)。「iCloudに上げたから端末から消していい」という使い方は、そのままではできません。完全に別で残したいなら、パソコンや外付けドライブへの書き出しが要ります。

容量を増やさずに済ませる3つの方法

プランを上げる前に試せることがあります。

これでも足りなければ、素直に50GB(月¥180)へ上げるのが現実的です。月180円は、容量不足で毎回悩む時間を考えれば安い部類だと考えています。

iCloud+は容量だけではない|付いてくる主な機能

有料プランに上げると増えるのは容量だけではありません。iCloud+ には、容量とは別に次の機能が含まれます(Apple公式のプラン説明で確認)。容量が同じでも他社より高いか安いかを判断するとき、ここを見落とすと比較を誤ります。

iCloud+に含まれる機能(2026年9月12日 Apple公式で確認)
iCloudプライベートリレー Safariの閲覧時にIPアドレスと閲覧内容を切り離し、Appleを含む誰からも「誰が何を見たか」を結び付けられないようにする機能
メールを非公開 本当のメールアドレスを伏せたまま、転送用のランダムなアドレスを発行できる。不要になれば止められる
カスタムメールドメイン 自分が持っているドメインでiCloudメールを使える
HomeKitセキュアビデオ 対応カメラの映像をiCloudに保存できる。対応台数がプランで異なる(50GBは1台、200GBは最大5台、2TB以上は台数無制限)
ファミリー共有 最大5人の家族とプランを共有できる

とくにファミリー共有を使うなら、実質的な単価は大きく下がります。2TB 月¥1,800を家族5人で分ければ1人あたり月¥360で、それぞれが50GBずつ契約するより容量あたりでは有利です。逆にホームカメラを複数台つないでいる場合は、50GBプランだと1台しか対応しない点に注意してください。容量ではなく機能側の制約でプランを上げる必要が出てきます。

iCloudは安全か|「高度なデータ保護」でE2E化できる

iCloudのデータはAppleのサーバー上で暗号化されて保管されます。標準の状態では、パスワードや健康データなど一部のカテゴリはエンドツーエンド暗号化(E2E=Appleも中身を復号できない方式)ですが、写真やiCloud Drive上のファイルは標準ではE2Eではありません

これを変えられるのが「高度なデータ保護(Advanced Data Protection)」です。有効にすると、対象が大きく広がり、写真やiCloud Driveを含めてAppleも復号できない状態になります。ただしメール・連絡先・カレンダーは対象外で、iCloud全体が例外なくE2Eになるわけではありません。また引き換えに、Appleによるデータ復旧ができなくなります。有効化の際に「復旧用の連絡先」か「復旧キー」の設定を求められるのはそのためです。

E2Eを有効にするなら、復旧手段の管理まで含めて考える

「高度なデータ保護」はプライバシー面では強力ですが、アカウントにアクセスできなくなり、用意した復旧手段も失った場合は、AppleもE2E暗号化されたデータを復旧できません。Appleが案内している復旧手段は、デバイスのパスコード(またはパスワード)・復旧用の連絡先・復旧キーの3つです。機密性を上げるほど自己責任の範囲も広がるという構造は、MEGA や Proton Drive のゼロ知識暗号化と同じです。家族の写真のように「絶対に失いたくない」ものを預けるなら、復旧手段をどこに保管するかまで決めてから有効にしてください。

1年間使わないとアカウントを終了できる(規約の明記)

意外と知られていませんが、iCloudの利用規約には、1年間非アクティブなアカウントをAppleが終了できるという条項があります

規約では、アカウントが1年間非アクティブだった場合、30日前にアカウントに登録されたメールアドレスへ通知したうえで、Appleがアカウントを終了できると定められています。終了された場合、有料期間が残っていれば日割りで返金されます。無料・有料を問わない条項です。

つまり「iCloudに置いておけば一生残る」わけではありません。サブのApple Accountを作ってファイルだけ置いている、という使い方をしている人は特に注意してください。通知先のメールアドレスが今も使えるものかどうかも、あわせて確認しておくと安全です。

なお、この「放置すると消える」問題はiCloudに限りません。Dropbox(Basic)・pCloud・Proton Driveは12ヶ月、GoogleとOneDriveは2年という条件を各社が公開しています。横断的な比較はクラウドストレージ比較の「無料プランの罠」でまとめています。

iCloudとギガワタスはどう使い分ける?

ここまでiCloudの話をしてきましたが、「大きいファイルを相手に渡したいだけ」なら、iCloudの容量を増やす必要はありません

iCloudの共有リンクでファイルを渡すこともできますが、次の弱点があります。

  • 自分の容量を消費し続ける: 共有している間、ファイルは自分のiCloudに残り続けます。大容量なら5GBはすぐ埋まります
  • 相手の環境に左右される: Apple以外の環境から開く場合、ブラウザ経由になり操作が分かりにくいことがあります
  • 期限の管理が手動: 渡し終わったあと、自分で共有を止めてファイルを消す必要があります

なお、Apple 自身にも受け渡しの手段があります。Mail Drop は、メールの添付が大きいときにiCloud経由で送る仕組みで、1通あたり最大5GBまで・iCloudの保存容量には算入されず・30日間ダウンロードできます5GB以下で、相手もメールで受け取れるなら、まず Mail Drop で足ります。これを超える大きさや、メール以外の渡し方をしたい場合に、ファイル転送サービスの出番になります。

当社が運営するギガワタスは、会員登録なしで1ファイル最大333GBまで無料で送れます。ファイルは保存期限を過ぎると自動で削除されるため、自分の容量を圧迫しません。AES-256暗号化・パスワード保護・ダウンロード期限といった受け渡しに必要なセキュリティも標準です。

「保存はiCloud、送信は転送」と役割を分けるのが、いちばん無駄が少ない使い方です。具体的な送り方は動画を送る方法7選、写真をまとめて渡す場合は写真をまとめて送る方法で解説しています。

まず無料で試せます

ギガワタスは登録不要で、いますぐ大容量ファイルの送信を試せます。「iCloudの容量を増やすべきか」で迷っているなら、その前に一度「渡すだけ」で済まないかを確かめてみてください。

よくある質問

Q. iCloudの無料5GBを増やす方法はありますか?

A. 無料枠そのものを増やす方法はありません。5GBはAppleが定めた固定の容量です。空きを作るには、使っていない端末のバックアップを削除する、バックアップ対象のアプリを絞る、写真をパソコンや外付けに書き出す、のいずれかになります。それでも足りなければ50GB 月¥180のiCloud+へ移行するのが現実的です。

Q. iCloudストレージに買い切りプランはありますか?

A. 2026年9月時点の日本向けプランにはありません。iCloud+は月額のサブスクリプションのみです。一括払いで長く使いたい場合は、買い切り(ライフタイム)を提供している pCloud(500GB $219/2TB $499・2026年9月12日時点)などが選択肢になります。

Q. iCloudは何年使わないと消えますか?

A. 利用規約では、アカウントが1年間非アクティブだった場合、30日前にメールで通知したうえでAppleがアカウントを終了できると定められています。無料・有料を問わない条項で、有料期間が残っていれば日割りで返金されます。長期間使わない予定があるなら、年に1回はサインインしておいてください。

Q. iCloud写真を有効にすれば、端末から写真を消しても大丈夫ですか?

A. そのままでは大丈夫ではありません。iCloud写真は端末との同期なので、端末側で削除するとiCloud側からも消えます(30日間は「最近削除した項目」に残ります)。端末の空きを増やしたいだけなら「iPhoneのストレージを最適化」を使うか、残したい写真は別途パソコンや外付けドライブへ書き出してください。

Q. iCloudとGoogleドライブ、どちらが安いですか?

A. 50GBで足りるならiCloud+(月¥180)が最安です。ちょうど100GBならOneDriveのMicrosoft 365 Basic(月¥260)、次いでGoogle One(月¥290)の順です。ただしBasicの上限は100GBなので、それ以上必要ならiCloud+の200GB(¥540)などが比較対象になります。ただし無料枠はGoogleドライブが15GBと大きいので、有料に移る前提かどうかで答えが変わります。

Q. 機種変更のときだけ一時的に容量を増やせますか?

A. できます。新しいiPhone・iPadへデータを移すときに限り、必要な容量を一時的に無料で使える仕組みがAppleに用意されています(一定期間内に新しい端末へ復元することが条件です)。恒常的に無料枠が増えるわけではないので、移行が終われば通常の5GBに戻ります。

Q. 大きいファイルを相手に渡したいだけでも、iCloudの容量を増やす必要がありますか?

A. 必要ありません。一回きりの受け渡しなら、保存型のiCloudは過剰です。登録不要で1ファイル最大333GBまで無料で送れ、保存期限を過ぎると自動削除されるギガワタスのようなファイル転送サービスのほうが、自分の容量を圧迫せず、相手にも手間をかけません。

まとめ|50GB 月180円で足りるかを先に確かめる

iCloudの無料5GBはiPhoneのバックアップでほぼ埋まります。増やすなら50GB 月¥180が最も安く、多くの人はここで足ります。写真・動画を本格的にためるなら200GB 月¥540、家族分をまとめるなら2TB 月¥1,800です。買い切りプランは無いので、一括払いで済ませたい場合は他社を検討することになります。

そして忘れてはいけないのが、1年間使わないとアカウントを終了できると規約に明記されていることと、「相手に一回渡すだけ」なら容量を買う必要はないということ。保存はiCloud、送信は転送、と役割を分ければ、毎月の支払いも手間も減らせます。


使った人の声

4.893件の評価
★★★★★

スピード・容量・期間に余裕が一番ありました。

2026-09-10

★★★★★

ギガファイル便より早くて簡単だったし広告もない!すばらしいです。

2026-09-08

★★★★★

視覚的に分かりやすくて良かった

2026-09-07

この記事を書いた人

吉岡 崇

吉岡 崇

株式会社グッドヒルシステムズ 代表取締役/ギガワタス 運営責任者

2011年より経営に携わり、Web制作・システム開発・デザインを本業として手がける。2016年4月に株式会社グッドヒルシステムズを設立。ギガワタスは、自社の映像納品業務のために自分たちで設計・開発したシステムを一般公開したものです。

ダビングコピー革命オモイデPLUS+ギガワタスシステム開発革命等のサービスを提供しています。

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