最終更新: 2026年4月17日 | 著者: 吉岡 崇(ギガワタス運営責任者・プライバシーマーク取得企業 代表)
LINEで写真を送ったら画質が落ちた。メールに添付したら容量オーバーで返ってきた。
結論から言うと、大量の写真を高画質のまま送るなら「ファイル転送サービス」が最も確実です。圧縮なしの原データをそのまま送れます。無料・登録不要で300GBまで対応するサービスもあります。
この記事では、大容量ファイル転送サービス「ギガワタス」の運営者が、写真を送る7つの方法を用途別に比較します。
※ この記事はギガワタス(giga-watasu.jp)の運営ブログです。
| こんな人 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| 友達にスマホ写真を数枚 | LINE(ORIGINAL設定) | 手軽。ただし100枚超は非推奨 |
| 一眼のRAW・100枚以上 | ファイル転送サービス | 300GBまで無料。画質劣化なし |
| 仕事で安全に納品 | 暗号化付きファイル転送 | パスワード保護+暗号化で安心 |
| Apple同士・その場で | AirDrop | 圧縮なし・容量無制限・近距離限定 |
写真の容量はどのくらい?撮影条件別の目安
写真が送れない原因のほとんどは「ファイルサイズが大きい」ことです。まず、写真1枚がどのくらいの容量になるかを確認しましょう。
| 撮影機器 | 形式 | 1枚 | 100枚 |
|---|---|---|---|
| スマホ(iPhone/Android) | HEIF/JPEG | 2〜5MB | 200MB〜500MB |
| ミラーレス一眼(JPEG) | JPEG | 8〜15MB | 800MB〜1.5GB |
| ミラーレス一眼(RAW) | RAW | 25〜60MB | 2.5GB〜6GB |
| 中判カメラ(RAW) | RAW | 80〜150MB | 8GB〜15GB |
※ カメラの画素数・撮影設定により変動します。RAWは非圧縮のため特に大容量になります。
スマホの写真でも100枚で500MB。一眼のRAWなら100枚で数GBです。Gmailの添付上限は25MBなので、スマホの写真ですら5枚程度が限界です。
撮影会やイベントの写真を一括で送りたい場合、メールやLINEでは対応できません。
写真をまとめて送る7つの方法を徹底比較
写真を送る主な方法は7つあります。容量上限・画質劣化・セキュリティを比較しました。
| 方法 | 最大容量 | 画質劣化 | おすすめシーン |
|---|---|---|---|
| ファイル転送サービス | 300GB | なし | 大量送信・仕事用 |
| クラウドストレージ | 15GB(無料) | なし | チーム共有・長期保存 |
| AirDrop | 制限なし | なし | Apple同士・対面 |
| LINE | 制限なし | あり(圧縮) | 友達に少量の写真 |
| メール添付 | 25MB | なし | 1〜2枚だけ送る |
| Googleフォト共有 | 15GB(無料) | 設定次第 | 家族・友人との共有 |
| USB・外付けHDD | ディスク容量次第 | なし | 対面で大量データ |
画質を保ったまま大量の写真を送りたいなら、ファイル転送サービスが最適です。以下、各方法の特徴と注意点を解説します。
LINEで写真を送る — 手軽だが高画質は保てない
LINEは写真を送る最も手軽な方法です。ただし、デフォルト設定では写真が自動圧縮され、画質が劣化します。
画質劣化を防ぐ「オリジナル」設定
写真選択画面で「ORIGINAL」をタップしてから送信すると、圧縮なしの原寸データが送れます。
ただし「オリジナル」でも注意点があります。
- アルバムに保存すると圧縮される — アルバム経由では画質が落ちます
- 大量送信に向かない — 100枚以上を一度に送ると、相手のトークが埋まります
- RAWは送れない — JPEGやHEIFのみ対応。一眼のRAWデータには非対応
- 保存期間がある — 一定期間が過ぎると「保存期間が終了」と表示されダウンロードできなくなります
友達に数枚のスマホ写真を送る分には便利です。仕事用や大量送信には向きません。
なお、ギガファイル便を使って写真を送る方法についてはギガファイル便の使い方ガイドで解説しています。
メール添付で写真を送る — 容量制限で大量送信は不可
メール添付はビジネスでよく使われますが、容量制限が最大のネックです。
スマホの写真(3〜5MB)なら5枚程度が限界。一眼のJPEG(10MB)なら2枚でアウトです。
画質自体は劣化しませんが、「大量の写真をメールで送ってください」と言われたら、ファイル転送サービスのリンクをメール本文に貼るのが正解です。
AirDropで写真を送る — Apple同士・近距離限定
AirDropはiPhoneやMac同士で写真を直接送る機能です。圧縮なし・容量無制限で、画質は完璧に保たれます。
メリット:
- 画質劣化ゼロ。RAWデータも送れる
- 容量制限なし
- インターネット不要(Bluetooth + Wi-Fi Direct)
デメリット:
- Apple製品同士のみ(AndroidやWindowsには送れない)
- 9m以内の近距離が必要
- 大量ファイルは転送に時間がかかる
撮影現場で隣にいるクライアントにすぐ渡したい、という場面では最強です。遠隔の相手には使えません。
AndroidやWindowsの相手には「ニアバイシェア」(Android同士)がありますが、クロスプラットフォームには対応していません。相手の端末を問わず送りたいなら、ファイル転送サービスが確実です。
Googleフォト・クラウドストレージで写真を送る — 無料では容量不足
Googleフォト、Googleドライブ、Dropbox、OneDriveなどのクラウドストレージも写真共有に使えます。
Googleフォトの注意点
Googleフォトでの共有は便利ですが、無料の保存容量は15GB(Gmail・Googleドライブと共有)です。一眼のRAW写真100枚(約5GB)を2〜3回送れば、すぐに容量が埋まります。
また、「保存容量の節約」設定にすると、写真が自動でリサイズ(16MP以下に縮小)されます。高画質を保つには「元のサイズ」で保存する必要がありますが、容量を消費します。
Googleドライブ / Dropbox / OneDrive
フォルダを共有リンクで送る方法は、仕事でもよく使われます。
- Googleドライブ — 無料15GB。写真を大量に送ると他のデータ(Gmail等)に影響
- Dropbox — 無料2GB。写真用途には少なすぎる
- OneDrive — 無料5GB。Microsoftアカウントが必要
クラウドストレージは「共有」には便利ですが、一方的に大量の写真を「送る」用途には容量が足りないことが多いです。有料プランを使っている場合は別ですが、無料で大量の写真を送りたいなら、ファイル転送サービスの方が適しています。
ギガファイル便以外の選択肢を知りたい方はギガファイル便の代替サービス7選もご覧ください。
ファイル転送サービス — 大量の写真を高画質のまま劣化なしで送る
ファイル転送サービスは、ファイルをアップロードしてダウンロードリンクを相手に送る方式です。大量の写真を高画質のまま送るには、最も適した方法です。
なぜファイル転送サービスが写真に向いているか
- 画質劣化なし — 原データをそのまま送れる。JPEG、RAW、TIFF、PSDなど形式を問わない
- 大容量対応 — 一眼のRAW写真数百枚(数十GB)も一度に送れる
- 相手の環境を問わない — iPhone、Android、Windows、Macのどこからでもダウンロード可能
- メールやLINEに貼れる — ダウンロードリンクを共有するだけ
当社(ギガワタス)の運営者として実感しているのは、写真データの送信に使うユーザーが非常に多いことです。フォトグラファーがクライアントへの作品納品に使ったり、イベント撮影の写真を一括で共有したりするケースが目立ちます。
あるフォトグラファーのユーザーは、「クライアントに作品データを送るとき、広告だらけのサービスだと見た目の印象が悪い」という理由でギガワタスに切り替えました。他社サービスでは不適切な動画広告が表示されたり、広告のせいでダウンロードボタンがわからないという問い合わせが来るケースもあります。ギガワタスは同じ広告が1〜2件あるだけなので、受け取る側も安心してダウンロードできます。
また、大容量の写真と動画を同時にアップロードしてもエラーが極めて少ないのもポイントです。撮影データの一括納品では、数十GBのRAWファイルを一度にアップロードすることも珍しくありませんが、途中で止まるストレスがありません。
主要サービスの比較
| サービス | 最大容量 | パスワード保護 | 広告 |
|---|---|---|---|
| ギガワタス | 300GB | ○(対応) | 少ない |
| ギガファイル便 | 300GB | ○(対応) | 多い |
| データ便 | 2GB(無料) | ○(対応) | あり |
| firestorage | 2GB(ストレージ) | ○(対応) | あり |
※ 2026年4月時点の情報です。firestorageの「おくる」機能は300GiBまで対応しますが、ストレージ機能は2GiBが上限です。
各サービスの詳しい比較は、無料大容量ファイル転送サービス15社比較をご覧ください。
動画の送信方法については動画を送る方法7選|大容量でも画質を落とさず送れるで解説しています。
USB・外付けHDDで写真を渡す — 対面なら確実だが手間がかかる
USBメモリや外付けHDDで直接渡す方法です。ネット環境に依存せず、確実に原データを渡せます。
メリット:
- 画質劣化なし。容量はディスクサイズ次第
- インターネット不要
- 手渡しなので第三者に漏れるリスクが低い
デメリット:
- 対面でしか使えない
- USBメモリの紛失リスク(情報漏洩の原因になる)
- データのコピーに時間がかかる(USB 2.0だと数GB転送に数十分)
遠方のクライアントには使えません。また、USBメモリの紛失による情報漏洩事故は毎年報道されています。ビジネスではオンラインのファイル転送サービスの方が安全なケースも多いです。
脱PPAPの観点からも、ファイル転送サービスへの移行が進んでいます。詳しくは脱PPAPの進め方ガイドを参照してください。
仕事で大量の写真を安全に送るための3つの注意点
個人で友達に送るのと違い、仕事で写真を送るときは以下の点に気をつけましょう。
1. セキュリティ対策を確認する
未公開の撮影データや顧客の写真を送る場合、セキュリティは必須です。
- パスワード保護 — ダウンロードリンクにパスワードを設定する
- ダウンロード回数制限 — 必要な回数だけダウンロードを許可する
- 暗号化 — AES-256暗号化(銀行のオンラインバンキングと同じ方式)に対応しているか確認する
プライバシーマークを取得している立場から言うと、写真の送信で一番怖いのは「リンクを知っている人なら誰でもダウンロードできる」状態です。パスワード保護をかけるだけで、万が一リンクが漏れても第三者にはダウンロードできません。
ギガワタスはAES-256暗号化(銀行のオンラインバンキングと同じ方式)とSSL通信に対応し、プライバシーマークを取得しています。仕事で写真を送るなら、こうしたセキュリティ体制のあるサービスを選びましょう。
セキュリティの詳細はファイル転送サービスのセキュリティ比較記事で解説しています。法人でのファイル共有全般についてはセキュアファイル転送サービス5選も参考にしてください。
2. ファイル名を整理してから送る
「IMG_4521.jpg」のような自動生成ファイル名のまま送ると、受け取る側が困ります。
- フォルダ名に日付と内容を入れる(例: 「20260416_商品撮影_A案」)
- ZIPにまとめてから送ると、相手がダウンロードしやすい
- ファイル名に日本語を使う場合は文字化けに注意する
3. ダウンロード確認を取る
ファイル転送サービスには保存期間があります。「送った」だけで安心せず、相手がダウンロードしたかを確認しましょう。
- ダウンロードリンクと一緒に保存期間を伝える
- 期限切れ前にリマインドする
- ギガワタスは無料プランで3〜30日、プレミアムプランで最大90日保存できます
よくある質問
LINEで写真を送ると画質は落ちる?
デフォルト設定では画質が落ちます。送信時に「ORIGINAL」をタップしてから送ると、圧縮なしの原寸データが送れます。ただし、LINEのアルバムに保存した時点で再度圧縮されるため、高画質で保存したい場合はファイル転送サービスの方が確実です。
100枚以上の写真をまとめて送るには?
ファイル転送サービスが最も簡単です。ZIPにまとめてアップロードし、ダウンロードリンクをメールやLINEで共有します。ギガワタスなら無料・登録不要で300GBまで送れるので、写真数百枚でも対応できます。
RAWデータを送る方法は?
RAWファイルは1枚25〜60MBと大容量のため、メールやLINEでは送れません。ファイル転送サービスを使いましょう。RAWに限らず、PSD(Photoshop)やTIFFなどの大容量ファイルも同様です。
写真を圧縮して送ると画質は落ちる?
ZIPに圧縮する場合、JPEGの画質は落ちません。ZIP圧縮はファイルを「まとめる」処理であり、画像の再圧縮(画質劣化)とは異なります。ただしJPEGの保存品質を下げてリサイズする「画質圧縮」は画質が落ちます。画質を保ちたい場合は、リサイズせずZIPにまとめてファイル転送サービスで送りましょう。
iPhoneからAndroidに写真を送る方法は?
AirDropはApple同士でしか使えません。iPhoneからAndroidに写真を送る場合はファイル転送サービスが便利です。リンクを共有するだけなので、相手の端末を問いません。ギガワタスなら無料・登録不要で利用できます。
写真を複数人にまとめて共有するには?
ファイル転送サービスが最も手軽です。アップロード後に発行されるダウンロードリンクを、メールやLINEで複数人に送るだけです。Googleドライブやクラウドストレージのように、相手にアカウントを作ってもらう必要がありません。
写真を送るとき安全なサービスはどれ?
ビジネスで使うなら、パスワード保護・暗号化・プライバシーマーク取得のあるサービスを選びましょう。ギガワタスはAES-256暗号化とSSL通信に対応し、プライバシーマーク取得企業が運営しています。各サービスのセキュリティ比較はファイル転送のセキュリティ解説記事をご覧ください。
ギガファイル便で写真を送っても大丈夫?
友達に個人的な写真を送る程度なら問題ありません。ただし仕事で使う場合は注意が必要です。ギガファイル便はSSL通信に対応していますが、プライバシーマークは取得していません。広告も多いため、クライアントに送るダウンロードリンクの見た目を気にする方は、広告の少ないサービスを選ぶとよいでしょう。詳しくはギガファイル便のセキュリティ解説記事をご覧ください。
まとめ
写真を送る方法は複数ありますが、選び方は用途で決まります。
- 目の前の相手にApple同士 → AirDrop
- 友達に数枚のスマホ写真 → LINE(「ORIGINAL」設定を忘れずに)
- 大量の写真を高画質のまま → ファイル転送サービス
- 仕事で安全に送る → 暗号化・パスワード保護付きのファイル転送サービス
大量の写真をメールやLINEで送ろうとして困っているなら、ファイル転送サービスを使えば解決します。
ギガワタスなら無料・登録不要で300GBまで送れます。大量の写真を高画質のまま送りたい方は、まず試してみてください。





