最終更新: 2026年6月3日 | 著者: 吉岡 崇(ギガワタス運営責任者・プライバシーマーク取得企業 代表)
LINEで写真を送ったら画質が落ちた。メールに添付したら容量オーバーで返ってきた。
結論から言うと、大量の写真を高画質のまま送るなら「ファイル転送サービス」が最も確実です。圧縮なしの原データをそのまま送れます。無料・登録不要で333GBまで対応するサービスもあります。
この記事では、大容量ファイル転送サービス「ギガワタス」の運営者が、写真を送る7つの方法を用途別に比較します。
※ この記事はギガワタス(giga-watasu.jp)の運営ブログです。
| こんな人 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| 友達にスマホ写真を数枚 | LINE(ORIGINAL設定) | 手軽。ただし100枚超は非推奨 |
| 一眼のRAW・100枚以上 | ファイル転送サービス | 333GBまで無料。画質劣化なし |
| 仕事で安全に納品 | 暗号化付きファイル転送 | パスワード保護+暗号化で安心 |
| Apple同士・その場で | AirDrop | 圧縮なし・容量無制限・近距離限定 |
写真の容量はどのくらい?撮影条件別の目安
写真が送れない原因のほとんどは「ファイルサイズが大きい」ことです。まず、写真1枚がどのくらいの容量になるかを確認しましょう。

| 撮影機器 | 形式 | 1枚 | 100枚 |
|---|---|---|---|
| スマホ(iPhone/Android) | HEIF/JPEG | 2〜5MB | 200MB〜500MB |
| ミラーレス一眼(JPEG) | JPEG | 8〜15MB | 800MB〜1.5GB |
| ミラーレス一眼(RAW) | RAW | 25〜60MB | 2.5GB〜6GB |
| 中判カメラ(RAW) | RAW | 80〜150MB | 8GB〜15GB |
※ カメラの画素数・撮影設定により変動します。RAWは非圧縮のため特に大容量になります。
スマホの写真でも100枚で500MB。一眼のRAWなら100枚で数GBです。Gmailの添付上限は25MBなので、スマホの写真ですら5枚程度が限界です。
撮影会やイベントの写真を一括で送りたい場合、メールやLINEでは対応できません。
写真をまとめて送る7つの方法を徹底比較
写真を送る主な方法は7つあります。容量上限・画質劣化・セキュリティを比較しました。
| 方法 | 最大容量 | 画質劣化 | おすすめシーン |
|---|---|---|---|
| ファイル転送サービス | 333GB | なし | 大量送信・仕事用 |
| クラウドストレージ | 15GB(無料) | なし | チーム共有・長期保存 |
| AirDrop | 制限なし | なし | Apple同士・対面 |
| LINE | 制限なし | あり(圧縮) | 友達に少量の写真 |
| メール添付 | 25MB | なし | 1〜2枚だけ送る |
| Googleフォト共有 | 15GB(無料) | 設定次第 | 家族・友人との共有 |
| USB・外付けHDD | ディスク容量次第 | なし | 対面で大量データ |
画質を保ったまま大量の写真を送りたいなら、ファイル転送サービスが最適です。以下、各方法の特徴と注意点を解説します。
写真の画質が落ちる原因と、劣化させずに送る方法
「写真を送ったら画質が落ちた」という悩みの原因は、送る方法そのものにあります。結論として、画質が落ちるのは送信時に画像を再圧縮する方法を使ったときだけです。
| 送る方法 | 画質劣化 | 理由 |
|---|---|---|
| LINE(標準送信) | あり | 送信時に自動で再圧縮される |
| Googleフォト(節約画質) | あり | 16MP以下にリサイズされる |
| ファイル転送サービス | なし | 原データをそのまま送る(再圧縮しない) |
| AirDrop・USB | なし | 原データをコピーするだけ |
ポイントは「再圧縮されるかどうか」です。LINEの標準送信やGoogleフォトの節約画質は、容量を減らすために画像そのものを圧縮し直すため画質が落ちます。一方、ファイル転送サービスやAirDropは原データをそのまま運ぶだけなので、画質は劣化しません。
なお、ZIPにまとめて送る場合も画質は落ちません。ZIP圧縮はファイルを「束ねる」処理で、画像を再圧縮するわけではないためです。画質を落とさず送りたいなら、原データをそのまま送れるファイル転送サービスが最も確実です。
LINEで写真を送る・まとめて送る方法 — 手軽だが高画質は要注意
LINEは写真を送る最も手軽な方法です。ただし、デフォルト設定では写真が自動圧縮され、画質が劣化します。
写真をまとめて送るならアルバム機能(1回で最大300枚)
写真を何十枚もトークに1枚ずつ貼るのは大変です。大量の写真を一度に送るなら、アルバム機能を使います。トークルーム上部のメニュー(≡)から「アルバム」を選んで作成し、送りたい写真をまとめて選択するだけです。LINE公式ヘルプによると、まとめて送るときの上限は次のとおりです。
| 項目 | 上限 |
|---|---|
| 1回でアップロード | 最大300枚 |
| 1つのアルバムの保存数 | 最大1,000枚(動画は100本) |
| 1トークルームのアルバム数 | 最大100個 |
枚数だけ見れば「アルバムで十分」に思えます。ですが、まとめて送るときに見落としがちな落とし穴が2つあります。
アルバムでまとめて送るときの注意
- 無料会員は「通常画質」のみ — 高画質(オリジナル)でアルバムに追加できるのは有料のLYPプレミアム会員だけ。無料のままだと、まとめた写真は圧縮されて画質が落ちます。
- 1ヶ月のアップロード枚数に上限がある — 上限に達すると翌月1日まで追加できません。撮影会やイベントの写真を一気に送ると引っかかることがあります。
つまり「無料で・高画質のまま・大量の写真をまとめて送りたい」場合、LINEのアルバムでは要件を満たせません。この条件に当てはまるなら、原データをそのまま渡せるファイル転送サービスでZIPにまとめて送るのが確実です。ギガワタスなら無料・登録不要で333GBまで、画質を落とさず一度にまとめて送れます。
画質劣化を防ぐ「オリジナル」設定
写真選択画面で「ORIGINAL」をタップしてから送信すると、圧縮なしの原寸データが送れます。
ただし「オリジナル」でも注意点があります。
- アルバムに保存すると画質が落ちる場合がある — 通常は標準画質で保存されます(LYP Premium会員はオリジナル画質での追加に対応)
- 大量送信に向かない — 100枚以上を一度に送ると、相手のトークが埋まります
- RAWは送れない — JPEGやHEIFのみ対応。一眼のRAWデータには非対応
- 保存期間がある — 一定期間が過ぎると「保存期間が終了」と表示されダウンロードできなくなります
友達に数枚のスマホ写真を送る分には便利です。仕事用や大量送信には向きません。
なお、ギガファイル便を使って写真を送る方法についてはギガファイル便の使い方ガイドで解説しています。
メール添付で写真を送る — 容量制限で大量送信は不可
メール添付はビジネスでよく使われますが、容量制限が最大のネックです。
スマホの写真(3〜5MB)なら5枚程度が限界。一眼のJPEG(10MB)なら2枚でアウトです。
画質自体は劣化しませんが、「大量の写真をメールで送ってください」と言われたら、ファイル転送サービスのリンクをメール本文に貼るのが正解です。
AirDropで写真を送る — Apple同士・近距離限定
AirDropはiPhoneやMac同士で写真を直接送る機能です。圧縮なし・容量無制限で、画質はそのまま保たれます。
メリット:
- 画質の劣化なし。RAWデータも送れる
- 容量制限なし
- 原則インターネット不要(Wi-FiとBluetoothを使用。転送中に範囲を離れるとインターネット経由で継続される場合あり)
デメリット:
- Apple製品同士のみ(AndroidやWindowsには送れない)
- 約10m(30フィート)以内の近距離が必要
- 大量ファイルは転送に時間がかかる
撮影現場で隣にいるクライアントにすぐ渡したい、という場面では特に便利です。遠隔の相手には使えません(AirDropの使い方・Apple公式)。
AndroidやWindowsの相手には「ニアバイシェア」(Android同士)がありますが、クロスプラットフォームには対応していません。相手の端末を問わず送りたいなら、ファイル転送サービスが確実です。
Googleフォト・クラウドストレージで写真を送る — 無料では容量不足
Googleフォト、Googleドライブ、Dropbox、OneDriveなどのクラウドストレージも写真共有に使えます。
Googleフォトの注意点
Googleフォトでの共有は便利ですが、無料の保存容量は15GB(Gmail・Googleドライブと共有)です。一眼のRAW写真100枚(約5GB)を2〜3回送れば、すぐに容量が埋まります。
また、「保存容量の節約」設定にすると、写真が自動でリサイズ(16MP以下に縮小)されます。高画質を保つには「元のサイズ」で保存する必要がありますが、容量を消費します。なお、2021年6月1日以降は「保存容量の節約」画質も無料15GBの容量にカウントされます。
Googleドライブ / Dropbox / OneDrive
フォルダを共有リンクで送る方法は、仕事でもよく使われます。
- Googleドライブ — 無料15GB。写真を大量に送ると他のデータ(Gmail等)に影響
- Dropbox — 無料2GB。写真用途には少なすぎる
- OneDrive — 無料5GB。Microsoftアカウントが必要
クラウドストレージは「共有」には便利ですが、一方的に大量の写真を「送る」用途には容量が足りないことが多いです。有料プランを使っている場合は別ですが、無料で大量の写真を送りたいなら、ファイル転送サービスの方が適しています。
ギガファイル便以外の選択肢を知りたい方はギガファイル便の代替サービス7選もご覧ください。
ファイル転送サービス — 大量の写真を高画質のまま劣化なしで送る
ファイル転送サービスは、ファイルをアップロードしてダウンロードリンクを相手に送る方式です。大量の写真を高画質のまま送るには、最も適した方法です。
なぜファイル転送サービスが写真に向いているか
- 画質劣化なし — 原データをそのまま送れる。JPEG、RAW、TIFF、PSDなど形式を問わない
- 大容量対応 — 一眼のRAW写真数百枚(数十GB)も一度に送れる
- 相手の環境を問わない — iPhone、Android、Windows、Macのどこからでもダウンロード可能
- メールやLINEに貼れる — ダウンロードリンクを共有するだけ
当社(ギガワタス)の運営者として実感しているのは、写真データの送信に使うユーザーが非常に多いことです。フォトグラファーがクライアントへの作品納品に使ったり、イベント撮影の写真を一括で共有したりするケースが目立ちます。
あるフォトグラファーのユーザーは、「クライアントに作品データを送るとき、広告だらけのサービスだと見た目の印象が悪い」という理由でギガワタスに切り替えました。他社サービスでは不適切な動画広告が表示されたり、広告のせいでダウンロードボタンがわからないという問い合わせが来るケースもあります。ギガワタスは同じ広告が1〜2件あるだけなので、受け取る側も安心してダウンロードできます。
また、大容量の写真と動画を同時にアップロードしてもエラーが極めて少ないのもポイントです。撮影データの一括納品では、数十GBのRAWファイルを一度にアップロードすることも珍しくありませんが、途中で止まるストレスがありません。
主要サービスの比較
| サービス | 最大容量 | パスワード保護 | 広告 |
|---|---|---|---|
| ギガワタス | 333GB | ○(対応) | 少ない |
| ギガファイル便 | 300GB | ○(対応) | 多い |
| データ便 | 2GB(登録不要)/5GB(無料会員) | ○(対応) | あり |
| firestorage | 送信300GiB/保存2GiB | ○(対応) | あり |
※ 2026年4月時点の情報です。firestorageの「おくる」機能は300GiBまで対応しますが、ストレージ機能は2GiBが上限です。
各サービスの詳しい比較は、無料ファイル転送サービスの比較をご覧ください。
動画の送信方法については動画を送る方法7選|大容量でも画質を落とさず送れるで解説しています。





