最終更新日: 2026年4月22日
大きいファイルが送れない原因は、ほとんどの場合「メールの容量制限」です。Gmailは25MB、Outlookは20MBが上限。動画や大量の写真は、メール添付ではまず送れません。
この記事では、大きいファイルが送れないときの原因を3つに分類し、原因別に7つの解決策を紹介します。「圧縮しても縮まない」ケースの対処法も、ファイル種類別に解説します。
この記事の結論(30秒でわかる)
- テキスト・CSV: ZIP圧縮で大幅に縮む → メール添付できる場合あり
- 動画・写真: ZIP圧縮してもほぼ縮まない → ファイル転送サービスが最速
- 相手がITに詳しくない: ファイル転送サービス一択(URLを送るだけ)
- 今すぐ送りたい: ギガワタスなら登録不要・無料で300GBまで送れる
大きいファイルが送れない3つの原因
「送れない」原因は大きく3つに分かれます。原因によって対処法が異なるため、まず切り分けが重要です。
| 原因 | よくある症状 | 対処法 |
|---|---|---|
| メールの容量制限 | 「添付ファイルが大きすぎます」エラー | 圧縮 / 転送サービス / クラウド共有 |
| クラウドの容量不足 | Google Drive・OneDriveの空きが足りない | 不要ファイル整理 / 転送サービス |
| 回線・ブラウザの問題 | アップロード途中で止まる・タイムアウト | Wi-Fi確認 / ブラウザ変更 / 分割送信 |
最も多いのは「メールの容量制限」です。Gmailは25MB、Outlookデスクトップ版は20MBが上限です。
さらに、送信時のBase64エンコードでデータが約1.37倍に膨張します。実質的にはGmailで約18MB、Outlookで約14.5MBが限界です。
詳しい容量一覧は「メール添付ファイルの容量制限一覧」をご覧ください。
【原因別】7つの解決策
原因が分かったら、以下の解決策から自分の状況に合うものを選んでください。上から順に手軽な方法です。
解決策1: ファイル転送サービスを使う【最も確実】
大きいファイルが送れないとき、最も確実で手軽なのがファイル転送サービスです。
ファイル転送サービスとは、ファイルをアップロードしてダウンロードURLを相手に送る仕組みです。メールの容量制限に関係なく、数GB〜数百GBのファイルを送れます。
- 相手にアカウント登録を求めない(URLをクリックするだけ)
- メールサーバーに負荷をかけない
- パスワード保護・ダウンロード期限を設定できる
- スマホからでもPCからでも使える
ギガワタスの運営者として断言できるのは、「送れない」で困っているファイルは圧倒的に動画だということです。動画はどんなに短くてもすぐにメールやLINEの容量制限に引っかかります。数十秒の動画でも数十MB〜数百MBになるため、メール添付(25MB上限)ではまず無理です。
なお、ギガワタスの無料プランは広告が表示されます。広告なし・ウイルススキャン対応が必要な場合は、プレミアムプラン(月550円)をご検討ください。
主要なファイル転送サービスの比較は「無料大容量ファイル転送サービス15社比較」で詳しくまとめています。
解決策2: ファイルをZIP圧縮する
ファイルを右クリックして「圧縮」を選ぶだけの最も手軽な方法です。
ただし、圧縮が効くファイルと効かないファイルがあります。
- 圧縮が効く: テキストファイル(.txt/.csv)→ 大幅に縮む。古い形式の.doc/.xlsも効果あり
- 圧縮が効かない: 動画(MP4/MOV)、写真(JPEG/PNG)、PDF → ほぼ変わらない
動画や画像がZIPで縮まない理由は、すでに圧縮された形式だからです。なお、現在主流の.docx/.xlsxもZIPベースの形式のため、圧縮効果は限定的です。詳しくは後述の「ファイル種類別の注意点」で解説します。
また、パスワード付きZIPをメールで送る「PPAP」は避けてください。セキュリティ効果はほぼゼロで、相手企業のメールサーバーに受信拒否されるケースも増えています。
解決策3: クラウドストレージで共有する
Google DriveやOneDriveにアップロードし、共有リンクをメールで送る方法です。
| サービス | 無料容量 | 1ファイル上限 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| Google Drive | 15GB | 5TB | Gmail・Googleフォトと容量を共有 |
| OneDrive | 5GB | 250GB | Microsoft 365契約で1TBに拡大 |
| iCloud Drive | 5GB | 50GB | Apple製品ユーザー向け |
| Dropbox | 2GB | 2GB(無料) | 無料プランは容量が厳しい |
クラウドストレージは社内やすでに同じサービスを使っている相手には便利です。ただし注意点があります。
- 共有設定のミスで第三者に見られるリスクがある
- 受け取る側にGoogleアカウント等が必要な場合がある
- 無料容量が少ない(Google 15GB、OneDrive 5GB)ため、大容量ファイルで圧迫する
社外の相手、特にITに詳しくない方に送る場合は、ファイル転送サービスの方が確実です。相手はURLをクリックするだけでダウンロードでき、アカウント登録は不要です。
解決策4: メールの添付容量を確認する
そもそもファイルサイズがメールの上限を超えているか確認しましょう。
- Gmail: 25MB(実質約18MB)
- Outlook.com: 25MB(実質約18MB)
- Outlook デスクトップ版: 20MB(実質約14.5MB)
- Yahoo!メール: 25MB(実質約18MB)
「実質」が表示上限より小さいのは、メール送信時にBase64エンコードでデータが約1.37倍に膨張するためです。詳しくは「メール添付ファイルの容量制限一覧」をご覧ください。
解決策5: 動画・写真の解像度を下げる
画質を落としてもいい場合は、解像度やビットレートを下げることでサイズを小さくできます。
- 動画: 4K → 1080pに下げると1/4程度になる
- 写真: iPhone標準のHEIC形式ならJPEGより40%程度小さい
ただし、仕事で使う映像データや納品用の写真は、画質を落とすべきではありません。画質を保ったまま送る方法は「動画を送る方法7選」で解説しています。
解決策6: ファイルを分割して送る
7-Zipなどの圧縮ソフトで「分割圧縮」し、複数回に分けて送る方法です。
受け取る側が分割ファイルを結合する必要があるため、ITに詳しくない相手や社外の取引先には不向きです。社内のエンジニア同士なら選択肢になります。
解決策7: ファイル形式を変換する
ファイル形式を変えることで大幅にサイズが減る場合があります。
- BMP → JPEG: 画像サイズが1/10以下になることも
- WAV → MP3: 音声ファイルが1/10程度に
- AVI → MP4: 動画の圧縮効率が大幅に改善
- TIFF → JPEG: 印刷用でなければJPEGで十分
変換で画質や音質が劣化する場合があります。元データは必ず手元に残しておきましょう。
圧縮しても送れない?ファイル種類別の注意点
「ZIPにしたのにほとんど縮まない」という経験はありませんか。それは正常な挙動です。
動画・画像・PDFは、もともと圧縮された形式です。ZIP化しても二重に圧縮はできないため、ファイルサイズはほぼ変わりません。現在主流の.docx/.xlsxも内部がZIP形式のため、圧縮効果は限定的です。
| ファイル形式 | 元サイズ例 | ZIP後の目安 | 元の何%になるか |
|---|---|---|---|
| テキスト(.txt/.csv) | 20MB | 2〜4MB | 10〜20% — 大幅に縮む |
| Word(.docx) | 5MB | 4.5〜5MB | 90〜95% — ほぼ変わらない |
| Excel(.xlsx) | 10MB | 9〜10MB | 90〜95% — ほぼ変わらない |
| 動画(.mp4/.mov) | 500MB | 495MB | 99% — ほぼ変わらない |
| 写真(.jpg/.png) | 30MB | 29MB | 97% — ほぼ変わらない |
| 50MB | 48MB | 96% — ほぼ変わらない |
圧縮率はファイルの内容により変動します。.docx/.xlsxは内部がZIP形式(Open XML)のため、再圧縮の効果は限定的です。画像を多く含むOffice文書は若干縮む場合があります。
ギガワタスの利用データを見ると、送られるファイルの大半は動画です。動画は数GB〜数十GBになるため、圧縮では解決しません。ファイル転送サービスでそのまま送るのが最も合理的です。
弊社の利用ログでは、100GB以上のファイルを送るケースはごくわずかです。大半のユーザーは数GB〜数十GBの範囲で利用しています。
結局どの方法がベスト?用途別おすすめ
状況に合った方法を選ぶのが一番です。迷ったら下の表を参考にしてください。
| こんなとき | おすすめの方法 | 理由 |
|---|---|---|
| 動画・大量の写真を送る | ファイル転送サービス | 圧縮不可。数GB〜数十GBに対応 |
| 社外の取引先に送る | ファイル転送サービス | 相手にアカウント不要。URLだけで完結 |
| テキスト・CSVを圧縮したい | ZIP圧縮 | テキスト系は大幅に縮む |
| 社内の同僚に共有する | クラウドストレージ | 同じサービスを使っていれば最速 |
| セキュリティが最優先 | 暗号化対応の転送サービス | AES-256暗号化+パスワード保護 |
よくある質問
Q. ZIPにしても全然サイズが変わらないのはなぜ?
動画(MP4/MOV)や画像(JPEG/PNG)は、もともと圧縮された形式です。二重に圧縮しても効果はありません。動画や大量の画像は、圧縮せずにファイル転送サービスでそのまま送るのが正解です。
Q. LINEで大容量ファイルを送れる?
LINEのトーク送信は動画5分・写真は自動圧縮という制限があります。高画質で送りたい場合は「オリジナル画質」を選ぶか、ファイル転送サービスのURLを送る方が確実です。
Q. スマホから大きいファイルを送るには?
ファイル転送サービスはスマホのブラウザからも使えます。ギガワタスはスマホ対応で、アプリ不要・登録不要で利用可能です。詳しくは「ギガファイル便をスマホで使う方法」も参考になります。
Q. 無料のファイル転送サービスは安全?
サービスによります。暗号化の有無、プライバシーマーク取得、パスワード保護の有無を確認してください。「ギガファイル便は危険?セキュリティの実態」で無料サービスのリスクを詳しく解説しています。
Q. 会社のメールで大容量ファイルを安全に送るには?
暗号化・アクセス制限・ログ管理に対応したファイル転送サービスの利用をおすすめします。「法人向けファイル転送サービスの選び方」で詳しく解説しています。
まとめ
大きいファイルが送れないときの対処法をまとめます。
- 原因の多くはメールの容量制限(Gmail 25MB / Outlook 20MB)
- テキスト・CSVならZIP圧縮で大幅に縮む(.docx/.xlsxは効果が小さい)
- 動画・写真・PDFは圧縮しても縮まない。ファイル転送サービスが最速
- 社外の相手にはファイル転送サービスが最も確実(URLを送るだけ)
ギガワタスなら登録不要・無料で300GBまで送れます。AES-256暗号化・パスワード保護にも対応しているので、仕事のファイルも送れます。





