最終更新日: 2026年6月6日
結論から言うと、Chatworkは1ファイル最大5GBまで送れます。SlackやTeamsの添付よりも1ファイルの上限は大きく、単発の大容量ファイルなら問題なく送れます。大容量で詰まる本当の原因は、ファイルサイズの上限ではありません。「無料は組織全体で合計10GBの共有制」「送ったファイルが自動で消えず容量を圧迫し続ける」「上限に達すると組織の全員が送れなくなる」の3つです。
この記事の結論(30秒でわかる)
- 1ファイルの上限: 最大5GB(同時に20ファイルまで)。単発なら大きいファイルも送れる
- 無料(フリープラン): ストレージは組織全体で合計10GB。動画を数本送ると枯渇する
- 落とし穴: 送信したファイルは自動削除されず蓄積し、上限に達すると組織の全員が新規送信できなくなる
- 併用候補: ギガワタス(333GB・登録不要のURL共有・AES-256暗号化・無料)でChatworkの容量を汚さず送る
この記事では、ファイル転送サービスの運営者として、Chatworkのファイル容量の仕組みをChatwork公式情報をもとに整理します。大容量で容量切れを起こさない具体的な方法も解説します。
この記事はギガワタス(giga-watasu.jp)の運営ブログです。Chatworkについても公式情報に基づいて解説しています。
【結論表】Chatworkのファイル容量制限(無料・有料)
まず、Chatworkのファイル容量を正確に整理します。「1ファイルの上限」と「合計ストレージ」は別物なので、混同しないことが重要です。数値はChatwork公式ヘルプ(ファイルを送信する)と公式の料金プランをもとにまとめました(料金は税抜・2024年11月時点の公式情報)。
| 項目 | フリー | ビジネス | エンタープライズ |
|---|---|---|---|
| 1ファイルの上限 | 5GB | 5GB | 5GB |
| ストレージ容量 | 10GB/組織 | 10GB/1ユーザー | 10GB/1ユーザー |
| メッセージ閲覧 | 直近40日 | 無制限 | 無制限 |
| 広告 | あり | なし | なし |
| IP制限・SSO | × | × | ○ |
| 料金(1ユーザー/月) | ¥0 | ¥700(年間契約) | ¥1,200(年間契約) |
ポイントは、1ファイルは5GBまで送れるのに、無料のフリープランは組織全体で合計10GBしか使えないことです。しかもこの10GBは、利用開始から送信したすべてのファイルが蓄積されていく保管容量です(Chatwork公式ヘルプ)。月額はビジネスが税抜700円(年間契約/月間契約は840円)、エンタープライズが税抜1,200円(年間契約/月間契約は1,440円)です。
1ファイル5GBまで送れるのに大容量で詰まる3つの理由
Chatworkは1ファイル5GBと、ビジネスチャットの中では大きめの上限を持っています。逆に言えば、5GBを超えるファイルはそもそもアップロードできません。実際に編集部で5GBを超える6.8GBのファイルを送ろうとすると、次のように上限エラーが表示され、送信できませんでした。
実際にChatworkで6.8GBのファイルを送ろうとすると「ファイルサイズが5GBより大きいファイルはアップロードできません」と表示される
ただし、5GB以内で送れたとしても「容量がいっぱいで送れない」とつまずくことがあります。その原因は、次の3点です。
理由①: 無料は組織全体で10GBを共有するプール制
フリープランのストレージは1組織につき10GBです(Chatwork公式ヘルプ)。これは1人あたりではなく、組織全体で共有する合計容量です。たとえば5GBの動画を2本送れば、それだけで上限に達します。1ファイルの上限が5GBあっても、それを置く場所が10GBしかないため、大容量ファイルを日常的にやり取りするとすぐに足りなくなります。
なお、容量を消費するのはファイルを送信した側だけで、受信した側の容量は減りません(公式ヘルプ)。つまり、自分が大容量ファイルを送るたびに、自社の組織容量が削られていく仕組みです。
理由②: 送ったファイルは自動で消えず、容量を圧迫し続ける
Chatworkのストレージは「利用開始から現在までに送信した全データの保管容量」です(Chatwork公式ヘルプ)。一定期間で自動的にファイルが削除される仕組みではないため、過去に送ったファイルがそのまま容量を占有し続けます。
これは「いつでも遡って見られる」という利点でもありますが、容量の観点では弱点になります。半年前に送った大容量の動画や図面も、自分で削除しない限り10GBを圧迫し続けます。気づかないうちに容量が埋まっていく、というのがChatworkで容量切れになる典型パターンです。
理由③: 上限に達すると組織の全員が送れなくなる
ストレージ使用率が90%を超えると、画面上部のファイル管理アイコンに警告マークが表示され、上限に達すると新たなアップロードができなくなります(Chatwork公式ヘルプ)。フリープランは組織共有なので、誰か1人が大容量ファイルを送って上限に達すると、組織の全員が新しいファイルを送れなくなります。
さらにフリープランは、メッセージの閲覧が直近40日以内に制限されます(公式料金プラン)。過去に送ったファイルが40日より前のメッセージにあると、たどり着くのが難しくなります。「あのファイルどこだっけ」を防ぐためにも、大容量のやり取りはChatworkに溜め込まない運用が安全です。
Chatworkで大容量を送る・容量を空ける3つの方法
Chatworkで大容量ファイルを扱うときの対処法を、用途別に整理しました。
| 方法 | 社内メンバーとの共有 | 社外への単発・大容量 |
|---|---|---|
| A. 不要ファイルを削除して容量確保 | ○ こまめな整理が前提 | △ 根本解決にならない |
| B. 有料プランにアップグレード | ○ 容量が1ユーザー10GBに | △ 社外単発には割高 |
| C. 外部転送サービスを併用 | △ 継続共有には不向き | ○ URLで即送信・容量を汚さない |
A. 不要ファイルを削除して容量を確保する
もっとも手軽なのは、ファイル管理画面から過去の不要なファイルを削除して容量を空ける方法です。Chatworkはファイルが自動削除されないため、送り終えた大容量ファイルを放置すると容量を圧迫し続けます。受け渡しが終わった動画や図面は、定期的に削除する運用にしておくと容量切れを防げます。ただし削除すると相手もダウンロードできなくなるため、相手が受け取り終えたかの確認は必要です。
B. 有料プランにアップグレードする
容量を根本的に増やすなら、ビジネスプラン(税抜700円/ユーザー・月、年間契約)以上へのアップグレードが選択肢です。有料プランはストレージが1ユーザーにつき10GBになり、しかも使用量のカウントは組織全体でまとめられます。たとえば10人契約なら合計100GBのプールを共有し、1人が多く使うことも可能です(Chatwork公式ヘルプ)。日常的に社内で大容量ファイルを共有するなら有効です。ただし、社外の取引先に「1回だけ」大容量を送りたいケースのために有料化するのは割高になりがちです。
C. 外部転送サービスを併用する
取引先やクライアントに大容量ファイルを1回送るだけなら、URLで送れるファイル転送サービスを併用するのが効率的です。Chatworkのメッセージに転送サービスのダウンロードURLを貼り付ければ、相手はそのリンクから受け取れます。この方法ならChatworkのストレージを一切消費しません。組織の10GBを大容量ファイルで埋めずに済み、パスワードや保存期限、ダウンロード回数制限もかけられます。社内コラボはChatwork、社外への大容量受け渡しは転送サービス、と役割を分けるのが現実的です。




