最終更新: 2026年6月5日
Gmailで大きいファイルを添付しようとしたら「容量オーバー」で送れない。動画やまとまった写真をそのまま添付できない。
結論から言うと、Gmailの添付は25MBが上限で、これを超えると自動的にGoogle ドライブのリンクに変換されます。確実に、そして安全に届けたいなら、選択肢は3つです。①Google ドライブで送る ②圧縮・分割して25MB以内に収める ③ファイル転送サービスを使う。
ファイル転送サービス「ギガワタス」の運営者として、それぞれの手順と「どの場面でどれを選ぶか」を、Gmailの公式仕様に基づいて解説します。
この記事のポイント
- Gmailの添付上限は25MB。超えると自動でGoogle ドライブのリンクになる
- 大容量を送る3つの方法を手順付きで比較(Drive/圧縮/転送サービス)
- Gmailだけでパスワードと有効期限を付ける「情報保護モード」も解説
- 「Couldn’t send message」など送れないエラーの原因と対処も網羅
Gmailで容量オーバーになると何が起きる?
まず仕組みを正確に押さえましょう。個人用のGmailアカウントの場合、1通あたりの添付ファイルは合計25MBまでです(Gmail公式ヘルプ)。複数ファイルを添付する場合も、合計が25MBを超えるとオーバーになります。
25MBを超えると、エラーで止まるのではなく、添付ファイルが自動的にGoogle ドライブにアップロードされ、メール本文にリンクとして挿入されます。受信者はそのリンクからファイルをダウンロードする流れです。
| 項目 | 仕様 | 補足 |
|---|---|---|
| 送信時の添付上限 | 合計25MB | 複数ファイルでも合計で判定 |
| 受信時の上限 | 公式ヘルプ上は個人用の明記なし | 仕事用・学校用は管理者設定で変わる |
| 25MB超の挙動 | Google ドライブのリンクに自動変換 | Driveの空き容量(無料15GB)を消費 |
| 仕事用・学校用 | 管理者が設定 | Google Workspaceの管理画面で上限変更可 |
※2026年6月時点。仕事用・学校用(Google Workspace)アカウントの上限は管理者設定により異なります。「メールは何MBまで送れるのか」という基礎は「メール添付の容量制限は何MB?技術上限と実務マナーの違い」で詳しく解説しています。
ポイントは、25MBを超えた時点でファイルは「メール添付」ではなく「Driveの共有リンク」になっていること。つまり大容量を送る=何らかの形でクラウド経由になる、ということです。以下、3つの方法を順に見ていきます。
【方法1】Google ドライブで送る
最も手軽なのが、Gmailに統合されているGoogle ドライブを使う方法です。25MBを超えると自動で行われますが、手動でも挿入できます。
- パソコンでGmailを開き、「作成」をクリック
- 下部のGoogle ドライブのアイコンをクリック(または25MB超のファイルを添付すると自動でDriveにアップロード)
- 送りたいファイルを選択して挿入
- 共有設定を確認(後述)してから送信
Driveで送る前に確認したい共有設定
Driveリンクを送るとき、ファイルの共有範囲が「リンクを知っている全員」になっていると、URLが転送されれば誰でも開けてしまいます。社外秘のファイルは、共有相手を特定のメールアドレスに限定するか、後述のファイル転送サービスを使うのが安全です。
Google ドライブの利点は、同時編集や相手もGoogleアカウントを持っていれば管理が楽な点です。一方で、(1)無料の15GBはGmail・Googleフォトと共有のため大容量を送ると枯渇しやすい、(2)共有相手の権限管理が手間、(3)相手がGoogleに不慣れだと戸惑う、といった弱点もあります。Driveそのものの大容量運用は「Google Driveで大容量共有|15GBの壁の越え方」で詳しく解説しています。
【方法2】圧縮・分割して25MB以内に収める
「どうしてもメール添付で完結させたい」「相手にクラウドを使わせたくない」場合は、ファイルを25MB以内に収める方法があります。
- ZIP圧縮する:文書・画像・ExcelなどはまとめてZIP化すると10〜30%程度小さくなります。ただし動画やJPEGはすでに圧縮済みのため効果は薄いです。
- 画像をリサイズする:写真は解像度を下げるだけで大幅に軽くなります。スマホ写真を数枚送る程度ならこれで25MB以内に収まることが多いです。
- 分割して複数メールで送る:どうしても収まらない場合は分割しますが、相手の手間が増えるため大容量では非現実的です。
注意:パスワード付きZIPの“PPAP”は避ける
「パスワード付きZIPを添付し、別メールでパスワードを送る」方式(いわゆるPPAP)は、同じ経路で送るためセキュリティ効果が薄く、官公庁や大手企業では廃止が進んでいます。詳しくは「PPAPの代替|脱パスワード付きZIPの安全なファイル送信」をご覧ください。
【方法3】ファイル転送サービスで送る
動画や大量の写真など、そもそも25MBにまったく収まらないファイルを確実かつ安全に送るなら、ファイル転送サービスが最も適しています。Driveリンクとの違いを整理します。
| 比較項目 | Google ドライブ共有 | ファイル転送サービス |
|---|---|---|
| 無料の容量 | 15GB(Gmail・フォトと共有) | サービス次第(ギガワタスは333GB) |
| 登録 | Googleアカウント必須 | 登録不要で送れるものが多い |
| パスワード保護 | 標準では付かない | 標準対応が多い |
| 保存期間 | 削除するまで残る | 期限後に自動削除 |
| 向いている用途 | 継続的な共有・同時編集 | 一回きりの大容量送信 |
「相手とずっと共同編集する」ならDrive、「一回送れば終わり」なら転送サービス、という使い分けが基本です。転送サービスはメール本文にダウンロードURLを貼るだけなので、Gmailの25MB制限とは無関係に大容量を送れます。
ギガワタスの場合、登録不要で最大333GBまで無料、ファイルはAES-256(銀行のオンラインバンキングと同じ暗号化方式)で保護され、パスワードとダウンロード回数制限も設定できます。プライバシーマークも取得しているため、社外への送信でも安心です。

Gmailの情報保護モードでパスワード付き送信
「Gmailだけで完結させたいが、機密ファイルなので保護したい」というときは、Gmailの情報保護モード(Confidential mode)が使えます。Gmail単体でパスワード(パスコード)と有効期限を付けられる公式機能です。
- Gmailで「作成」をクリック
- ウィンドウ右下の鍵マーク(情報保護モード)をオンにする
- 有効期限とパスコードの有無を設定(期限はメニューから選択)
- 必要に応じてSMSパスコード(受信者の携帯にコード送信)を選択
- 本文・添付を入力して送信
情報保護モードで送ると、受信者はメールの転送・コピー・印刷・ダウンロードができなくなり、有効期限が切れると閲覧できなくなります。ただし、スクリーンショットや写真撮影までは防げないため、機密度の高いファイルでは共有相手と送信経路を慎重に選んでください。
情報保護モードの限界
情報保護モードを使っても、添付容量の上限25MBは変わりません。あくまで「メール本文と添付の保護」であり、大容量を送る機能ではない点に注意してください。大容量かつ機密のファイルは、パスワード保護に対応した転送サービスと組み合わせるのが確実です。




