最終更新日: 2026年8月22日
GigaCCは、日本ワムネット株式会社が2002年から提供している法人向けのファイル転送・共有サービスです。法人向けとして案内されており、公開料金ページには恒常的な無料プランの掲載を確認できませんでした。GigaCC ASPは申込書の提出と審査を経て契約が成立する仕組みで、累計1,000社以上の導入実績があります。
現在は用途別に3つのサービスがあります。オールインワンの「GigaCC ASP」は初期費用50,000円+10ID 月額12,000円から、送信特化の「OKURN(オクルン)」は10ID・5GBで月額24,500円から、共有特化の「SHARERN(シェアルン)」は100ID・3TBで月額85,000円から(いずれも税別)です。
「gigacc ログイン」で探している方へ——2026年8月22日時点で、GigaCC公式サイト上に全利用者共通のログイン入口は確認できませんでした。契約時や送信時に案内されたURLを確認し、分からないときは自社の情報システム部門(ファイルを受け取る側の方は送ってきた相手)に問い合わせるのが最短です。
この記事では、GigaCCの3つのサービスの違い、料金と容量の実際、ログインできないときの確認先、そしてセキュリティ認証を各認証制度の公開登録簿で照合した結果までを、公式資料をもとに整理します。契約前に知っておきたい「中途解約は原則できない」という約款の条件にも触れます。
この記事はギガワタス(giga-watasu.jp)の運営ブログです。当社は個人でも登録不要で使えるクラウド型のファイル転送サービスを提供しており、組織に導入して統制をかけるGigaCCとは立場が異なります。競合にあたるサービスですが、当社が及ばない点も含めて事実を並べます。本記事は2026年8月22日に、GigaCC公式サイトの各ページ、日本ワムネットの会社概要・セキュリティポリシー・サービス約款・サポート情報サイト、およびISMS認証登録簿・ISMSクラウドセキュリティ認証登録簿・プライバシーマーク付与事業者検索を直接確認して作成しました。根拠には本文中からリンクしています。
GigaCCとは?日本ワムネットが20年以上運用する法人向けサービス
GigaCCは、公式サイトで「企業間/拠点間/海外と、安全なファイルの送受信・共有が可能な法人向けクラウドストレージ」と説明されているサービスです。公式の選ばれる理由のページには、2002年から20年以上運用しており、累計1,000社以上の導入実績があると記載されています。
提供元は日本ワムネット株式会社(英文社名 WAMNET Japan K.K.)。1999年8月30日設立、資本金2億円、本社は東京都中央区新川です。公式の会社概要には株主として Kiteworks Pte.Ltd.(シンガポール法人)が記載されており、代表取締役社長もアシャー・ガッバイ氏です。提供元のコーポレートサイトのトップにも「日本ワムネットはKiteworksグループの一員になりました」と明記されています。公式サイトが使う「“国産”クラウドストレージ」という表現は、開発・運用・サポート・データ保管を国内で行うという説明です。一方で会社概要にはシンガポール法人が株主として記載されています。持株比率や親子会社関係まで同ページから判断することはできないため、資本関係が選定基準になる場合は提供元に確認してください。
GigaCCには3つのサービスがある
「GigaCC」で検索すると情報が混ざりやすいのですが、現在の公式サイトは用途別に3つのサービスを並べています。指名検索で最も多いのは「gigacc asp」で、これが従来からのオールインワン版です。
GigaCC 3サービスの違い(2026年8月22日時点の公式サイト記載)
| サービス |
位置づけ |
向いている使い方 |
| GigaCC ASP |
送信・共有の両方を備えたオールインワンサービス。GigaCCブランドは2002年から提供 |
取引先とのファイル授受を1つの仕組みに集約したい。承認や監査など統制も必要 |
| OKURN(オクルン) |
ファイル「送信」に特化。1ファイル100GBまで送れる |
無料のファイル転送サービスから乗り換えたい。公式は「送信通数に依存せず、定額運用が可能」と説明 |
| SHARERN(シェアルン) |
ファイル「共有」に特化。フォルダ構成と権限をそのまま持ち込める |
社内ファイルサーバーやNASをクラウドへ移行したい |
読み方は、公式サイトが「OKURN(オクルン)」「SHARERN(シェアルン)」と明記しています。一方でGigaCC自体の読み仮名は、公式サイト・提供元サイトのいずれにも記載を確認できませんでした(2026年8月22日時点)。社内で表記を統一したい場合は提供元へ確認するのが確実です。
GigaCCの料金|初期費用50,000円が全サービス共通で必要
料金は3サービスとも公式サイトに公開されています。掲載価格はすべて税別で、初期費用50,000円(税込55,000円)が共通で必要です。以下は税込を併記した一覧です。
GigaCC ASPの料金プラン(公式・税別/カッコ内は税込換算)
| プラン |
月額(10ID) |
月額(1,000ID) |
プランの説明 |
| STANDARD |
12,000円〜(13,200円〜) |
280,000円〜(308,000円〜) |
企業間のファイル受渡しに必要な基本機能 |
| ADVANCED |
+25,000円(+27,500円) |
+25,000円(+27,500円) |
オプション13種類から任意に3種類を選べる |
| PREMIUM |
+42,000円(+46,200円) |
+42,000円(+46,200円) |
高度なセキュリティ機能が充実したプラン |
初期費用50,000円(税込55,000円)が別途必要。ADVANCED・PREMIUMの月額はSTANDARDへの加算額。10IDと1,000IDの間は「要件に応じた見積り可」と記載(GigaCC ASP 料金プラン/2026年8月22日確認)
OKURN・SHARERNの料金プラン(公式・税別/カッコ内は税込換算)
| サービス |
プラン |
ID数 |
容量 |
月額 |
| OKURN |
PLAN1 |
10 ID |
5GB |
24,500円(26,950円) |
| OKURN |
PLAN2 |
50 ID |
25GB |
48,800円(53,680円) |
| OKURN |
PLAN3 |
100 ID |
50GB |
69,800円(76,780円) |
| SHARERN |
PLAN1 |
100 ID |
3TB |
85,000円(93,500円) |
| SHARERN |
PLAN2 |
150 ID |
5TB |
120,000円(132,000円) |
| SHARERN |
PLAN3 |
300 ID |
10TB |
170,000円(187,000円) |
OKURN・SHARERNとも初期費用50,000円(税込55,000円)が別途必要(OKURN 料金プラン/SHARERN 料金プラン/2026年8月22日確認)
契約前に読んでおきたいGigaCC ASPの約款条件
以下はGigaCC ASPサービス約款の内容です。OKURN・SHARERNに適用される契約条件は別途確認してください。第10条には、契約者は原則として利用契約を中途解約できないと定められています。やむを得ない事由があると認められた場合でも、解約日から利用期間満了日までの利用料金全額を一括で支払うことが条件です。また第9条により、申込は申込書の提出と審査を経て、通知書の日付で契約が成立します。日本国外に居住・所在する場合や連絡先が日本国内にない場合は、申込を拒否できるとも定められています。「まず1ヶ月だけ試して合わなければやめる」という使い方は約款上は想定されていないので、契約期間は申込前に固めておくのが安全です。
料金体系についてもう一点。公式の解決できる課題のページには、GigaCCはID課金と、利用容量に応じた利用量課金の掛け合わせで月額が決まると書かれています。同じページには「容量無制限サービスではないですが、必要な容量のみの運用を実現し、無駄なコストを抑えられます」「取り扱うファイルサイズが小さく、人数が多い組織だと大幅なコスト削減が期待できます」と説明されています(いずれも公式の説明で、当社が検証したものではありません)。
GigaCCの容量|「何GBまで」の答えはサービスごとに違う
「gigacc 容量」「容量制限」で調べている方が知りたいのは、おそらく次の2つでしょう。1回に送れるファイルの大きさと、契約で使える保存容量です。GigaCCはサービスによって答えが違います。
- OKURN:公式のサービス紹介に「1ファイルあたり100GBまでの大容量のファイル送信も可能」と明記。契約容量はPLAN1が5GB、PLAN2が25GB、PLAN3が50GB
- SHARERN:契約容量はPLAN1が3TB、PLAN2が5TB、PLAN3が10TB
- GigaCC ASP:公式サイト上で、全契約に共通する保存容量や1ファイル上限を確認できませんでした。前述のとおりID課金+利用量課金の設計で、ASP約款第6条も「申込の範囲内で利用可能な容量・機能・利用期間・条件等の制限がある」と定めています。自社要件での容量は見積もり時に確認が必要です
つまりASPについては、公開情報だけで「何GBまで」と断定することはできません。見積もり時に必ず確認すべき項目です。なおOKURNの「1ファイル100GB」は送信できるファイルサイズの上限、「5GB〜50GB」は料金表上の契約容量で、別の指標です。両者がどう消費し合うのかは契約前に確認してください。
GigaCCの使い方|アカウント利用とアクセスURLの2通り
GigaCCの使われ方は大きく2通りです。画面の操作手順は実機を確認していないため書きませんが、どちらの立場で使うことになるのかを押さえておくと迷いません。
契約した組織のユーザーはIDでログインして使う
契約企業の社員は、管理者が発行したIDでログインし、ファイルの送信・共有を行います。アカウントやディレクトリのアクセス権はCSVで一括設定できる仕組みで、部署異動や新入社員の追加も管理者側でまとめて処理する設計です。送信時にはひな形機能や予約送信、指定アドレスへの自動CC通知なども使えます。申込から利用開始までは、公式サイトに最短3営業日と記載されています。
取引先はアカウントなしでも受け取れる
受け取る側は必ずしもアカウントを必要としません。公式の利用者向け機能にある「アクセスURL機能」は、アカウントを持たない外部ユーザーにURLを通知してダウンロードさせるものです。逆に取引先からファイルを送ってもらいたいときは「返信URL機能」、請求書などを継続的に集めたいときは受取専用のポストを作る「収集用URL機能(クラウドポスト)」が用意されています。送信特化のOKURNも、公式サイトに「相手側にアカウントを発行する必要もありません」と明記されています。
ログインできないときに確認すること
指名検索では「gigacc ログイン」「ログインできない」「ログインID」「アカウントロック」といった語がまとまった数を占めます。ここは正直にお伝えします。
2026年8月22日時点で、GigaCC公式サイト上に全利用者共通のログイン入口は確認できませんでした。料金プランには「独自URL・画面カスタマイズ」というオプションも用意されているため、組織によってログインURLが異なる可能性もあります。いずれにせよ、契約時や送信時に案内されたURLを使うのが前提です。次の順で確認するのが最短になります。
- 自社が契約している場合:情報システム部門・システム管理者にログインURLとIDの発行状況を確認する。GigaCCはCSVによる一括登録やアクセス権設定を管理者が行う仕組みなので、権限の付け漏れも管理者側で確認できます
- 取引先からファイルが届いた場合:送ってきた相手に確認する。GigaCCには「アクセスURL機能」があり、アカウントを持たない外部ユーザーでもURLからダウンロードできる設計です。そもそもログインが不要なケースがあります
- 何度か失敗して入れなくなった場合:GigaCCは全プランで「不正アクセス自動ロック」が標準機能です。自動ロックが働いた可能性があるため、解除方法を自社の管理者か提供元に確認してください
- 全社的に繋がらない場合:日本ワムネットはサポート情報サイトで障害情報・メンテナンス情報を公開しています。2026年に入ってからも4月17日・6月4日・7月27日にアクセスやメール送信の障害情報(いずれも復旧済み)が掲載されており、まずここを見れば自分側の問題かどうかを切り分けられます
なお同サポートサイトには、2025年12月付で「パスワード暗号化方式の最新化」に関するセキュリティ情報も掲載されています。運用中のサービスとして情報開示が継続している点は、選定時の安心材料になります。
GigaCCのセキュリティ|3つの認証を公開登録簿で照合した
法人向けサービスの選定では、公式サイトの記載だけでなく各認証制度の公開登録簿で認証を確認できるかが重要になります。2026年8月22日に照合した結果は次のとおりです。いずれも実在を確認できました。
日本ワムネットの第三者認証(各認証制度の公開登録簿で照合・2026年8月22日)
| 認証 |
登録番号 |
初回登録/有効期限 |
照合先 |
| ISMS(ISO/IEC 27001) |
JATE-IS0068 |
初回登録 2010年6月1日 |
ISMS認証取得組織検索 |
| ISMSクラウドセキュリティ認証(ISO/IEC 27017) |
JATE-IS0068-Cld |
初回登録 2017年9月15日 |
ISMSクラウドセキュリティ認証検索 |
| プライバシーマーク |
第10821129号(11) |
2026年4月4日〜2028年4月3日 |
JIPDEC 付与事業者検索 |
ISMS認証は組織(日本ワムネット株式会社)に対する登録で、個別サービスごとの認証範囲までは登録簿から判断できません。3サービスそれぞれの適用範囲が要件になる場合は提供元への確認が必要です。また、政府情報システムの調達基準であるISMAPについては、GigaCCおよび日本ワムネットの公式サイト上で記載を確認できませんでした(ISMAP公式のクラウドサービスリスト自体は今回照合できていないため、登録の有無を断定するものではありません)。ISMAP登録が入札要件になる案件では、事前に提供元へ確認してください。
全プラン標準の機能と、標準範囲外の機能を分けて見る
GigaCC ASPで見落とされやすいのが、よく名前の挙がる機能ほどSTANDARDの標準範囲に入っていないという点です。公式の料金プラン表から整理すると次のようになります(2026年8月22日確認)。
全プラン標準(STANDARD含む)
- ファイル共有/ファイル送信/iOS専用アプリ
- ウィルスチェック機能
- ID・パスワード認証/2要素認証・2段階認証/パスワードルール・強制変更設定
- IPアドレス制限/不正アクセス自動ロック
- SSL/TLS暗号化通信/サーバ内暗号化
- 履歴ログ管理/アカウント期限設定/管理権限設定/ディレクトリ権限設定
13種類のオプション(ADVANCEDは月額25,000円の加算でこの中から3種類を選択)
- 独自URL・画面カスタマイズ(料金表に「※SSO/SAML認証連携」の注記あり)
- 一斉振り分け送信/ZIP強制暗号化/宛先制限/送信・共有各種設定
- 上長承認(ワークフロー機能)/自動削除/認証パスワード必須化
- 履歴ログ自動出力/メール雛形の変更/SCIM連携
- プレビュー電子透かし機能/アクセスURLパスワード自動生成
さらに別枠のオプション
- 独自ドメイン/グローバルゲートウェイ/全件バックアップ
- コマンドラインツール/WebAPI機能/SSO認証先の複数設定
- ダウンロード依頼通知/複数ライトグループ機能/コールサポート
ZIP強制暗号化も、内部統制で求められる上長承認ワークフローも、Microsoft Entra IDとのSCIM連携も、STANDARDの標準範囲には含まれません。ADVANCEDでは月額25,000円(税込27,500円)の加算で13種類から3種類を選べます。WebAPI機能やコールサポート(電話サポート)はさらに別のオプションとされており、個別のオプション料金は公式サイトに掲載がなく「お問い合わせください」と案内されています。必要な機能を先に列挙してから見積もりを取らないと、総額が読めない構造です。
逆に、STANDARDの標準範囲にも管理・認証・監査に関する機能が広く含まれています。特に管理者向け機能のページに記載された200項目以上で検索・出力できる履歴ログは、監査対応が必要な組織には強い武器になります。利用者向け機能では、Microsoft Office for the webと連携したOfficeファイルの同時編集が追加費用なしで使える点もGigaCC ASPの特徴の一つです(公式には「ブラウザ上からのログインに限ります」との注記があります)。
正直に書く|GigaCCの弱点と、当社が代わりにならない領域
当社は競合にあたるので、都合のいいことだけ書くつもりはありません。まずGigaCCの弱点として、検討時に効いてくるのは次の点です。
- 小さく始めにくい。最小構成でも10ID単位で、初期費用50,000円(税込55,000円)が別途かかります。数人の部署で試すには重い
- GigaCC ASPは中途解約が原則できない。約款上、やむを得ない場合でも残期間分の全額一括払いが条件です
- 企業によって必要になる統制・連携機能の一部がSTANDARDの標準範囲外。上長承認やSCIM連携などはADVANCEDで13種類から3種類を月額25,000円の加算で選べますが、WebAPI・コールサポートなどの別枠オプションは個別料金が公開されていません
- ASPは全契約に共通する容量の数値を公開情報から確認できない。見積もりを取るまで総額が読めません
- 公開情報で分からないことが多い。オプション料金・無料トライアルの条件・ASPの容量は、いずれも問い合わせが前提です
- 公開料金ページに恒常的な無料プランの掲載を確認できない。公式サイトには「無料トライアルをはじめる」の案内がありますが、期間や条件は公開ページで確認できませんでした
そのうえで、当社(ギガワタス)が原理的に代わりにならない領域もはっきりしています。
- ISMS(ISO/IEC 27001)とISMSクラウドセキュリティ認証。日本ワムネットは両方を登録簿で確認できますが、当社が取得しているのはプライバシーマークだけです。ISO27001が取引条件になる案件では当社は選定に乗りません
- SSO/SCIMによるID基盤連携。当社に相当機能はありません
- Officeファイルの同時編集と、ファイルサーバー移行。当社は「送る」ことに特化しており、継続的な共同編集や社内ファイルサーバーの置き換えには向きません
- 200項目以上の履歴ログと、別途オプションの全件バックアップ。当社の監査ログCSVは保存期間1年で、GigaCCの「200項目以上」に相当する項目数は公表していません
逆に当社が向くのは、「取引先に安全にファイルを送りたいが、まず費用をかけずに始めたい」ケースです。当社は登録不要のゲストでも最大333GBまで送信でき、AES-256による保存時暗号化・パスワード保護・ダウンロード回数制限・ワンタイムダウンロード・ウイルススキャンが標準で使えます(ウイルススキャンの対象は500MB以下のファイルで、動画・音声は対象外です)。無料会員登録(メールアドレスのみ)を行えば、IPアドレス制限・受取フォルダ・ダウンロード通知・送受信の管理画面まで無料で開放されます。法人向けの「ギガワタス for Biz」も1人 月額550円(税込)・1人から契約可能・初期費用0円・最低契約期間なしで、30日間の無料トライアルはカード登録も不要です。組織の統制まで作り込むならGigaCC、まず現場の送信手段を安全にするなら当社、という住み分けになります。
法人向けサービスを横断で検討している方は「法人ファイル共有サービスの選び方」も参考にしてください。GigaCCを含む13社を共通の基準で採点しています。PPAP対策そのものを整理したい場合は「PPAPとは何か」、暗号化の仕組みから理解したい場合は「ファイル転送の暗号化」もあわせてどうぞ。
GigaCCの評判をどう見るか
「gigacc 評判」で調べている方へ。今回の調査では、出所や件数を確認できる第三者レビューを対象に含めていないため、当ブログとして「評判が良い・悪い」と断定はしません。公開情報から確認できる判断材料は、20年以上の運用と累計1,000社以上の導入実績、公開登録簿で照合できる3つの認証、障害情報が継続して公開されていること、そして本記事で整理した料金・契約条件・オプション構成です。これらを自社の要件に当てて判断するのが、口コミを探すより確実です。
よくある質問
Q. GigaCCは個人でも使えますか?
GigaCCは法人向けサービスとして案内されています。公開料金の最小構成は10IDで、初期費用50,000円(税込55,000円)が別途必要です。GigaCC ASPは申込書の提出と審査を経て契約する仕組みで、個人がその場で使い始められるプランは公式料金ページ上で確認できませんでした。個人事業主などの契約可否は提供元への確認が必要です。個人で大容量ファイルを送りたいだけなら、登録不要で使えるサービスの方が現実的です。
Q. GigaCCのログイン画面はどこにありますか?
2026年8月22日時点で、GigaCC公式サイト上に全利用者共通のログイン入口は確認できませんでした。料金プランには「独自URL・画面カスタマイズ」というオプションもあるため、組織によってURLが異なる可能性があります。契約時や送信時に案内されたURLを確認し、分からない場合は自社の管理者または送信者に問い合わせてください。アクセスURL機能で送られている場合は、そもそもログイン不要でダウンロードできます。
Q. 1回に何GBまで送れますか?
送信特化のOKURNは、公式サイトに1ファイルあたり100GBまで送信可能と明記されています。契約容量はPLAN1が5GB、PLAN2が25GB、PLAN3が50GBです。GigaCC ASPについては公式サイトに一律の容量表記がなく、約款第6条により申込の範囲内で決まるため、見積もり時の確認事項になります。
Q. GigaCCとOKURN・SHARERNはどう違いますか?
GigaCC ASPは送信と共有の両方を備えたオールインワンサービスです(GigaCCブランドは2002年から提供されています)。OKURN(オクルン)はファイル送信に特化したサービスで、公式は「送信通数に依存せず、定額運用が可能」と説明しています。ただし公開料金では10IDの月額がASPのSTANDARD(12,000円)より高い24,500円なので、「安いプラン」という意味ではありません。SHARERN(シェアルン)はファイル共有に特化し、社内ファイルサーバーと同様のフォルダ構成とアクセス権限を引き継げるため、NASやオンプレミスからのクラウド移行に向いています。
Q. GigaCC ASPは途中で解約できますか?
GigaCC ASPサービス約款の第10条では、契約者は原則として中途解約できないと定められています。やむを得ない事由があると提供元が認めた場合に限り、解約日から利用期間満了日までの利用料金全額を一括で支払うことで中途解約できるという条件です。これはGigaCC ASPの約款であり、OKURN・SHARERNの契約条件は別途確認してください。
Q. セキュリティ認証は取得していますか?
日本ワムネット株式会社として、ISMS(ISO/IEC 27001/登録番号JATE-IS0068・初回登録2010年6月1日)、ISMSクラウドセキュリティ認証(ISO/IEC 27017/JATE-IS0068-Cld・初回登録2017年9月15日)、プライバシーマーク(第10821129号(11)・2026年4月4日〜2028年4月3日)を取得しています。いずれも2026年8月22日に各認証制度の公開登録簿で照合しました。なおISMAPについては公式サイト上で記載を確認できませんでしたが、ISMAP公式のクラウドサービスリスト自体は今回照合できていないため、登録の有無を断定するものではありません。
Q. 障害が起きているか確認する方法はありますか?
日本ワムネットのサポート情報サイトに、GigaCC ASP・OKURN・SHARERNそれぞれの障害情報・メンテナンス情報・アップデート情報が公開されています。2026年も4月17日・6月4日・7月27日にアクセスやメール送信に関する障害情報(いずれも復旧済み)が掲載されました。全社的に繋がらないときは、まずここを確認すると切り分けが早くなります。
Q. 上長承認やSSOはSTANDARDに含まれますか?
いいえ、STANDARDの標準範囲には含まれません。公式の料金プラン表では、上長承認(ワークフロー機能)・独自URL・画面カスタマイズ(SSO/SAML認証連携の注記あり)・SCIM連携・ZIP強制暗号化などは13種類のオプション群に置かれており、ADVANCEDプランで選べるのはこのうち3種類までです。WebAPI機能やコールサポートはさらに別のオプション扱いです。個別のオプション料金は公式サイトに掲載がないため、必要な機能を列挙したうえで見積もりを取る必要があります。
まとめ
GigaCCは、日本ワムネットが2002年から20年以上運用している法人向けのファイル転送・共有サービスです。要点を整理します。
- 用途別に3サービス。オールインワンのGigaCC ASP、送信特化のOKURN(1ファイル100GBまで)、共有特化のSHARERN
- 料金は初期費用50,000円(税込55,000円)+ASPは10ID 月額12,000円(税込13,200円)から。いずれも税別表記
- ISMS・ISMSクラウドセキュリティ認証・プライバシーマークの3つを各認証制度の公開登録簿で照合できた。ISMAPは公式サイト上で記載を確認できず
- 公式サイト上に共通のログイン入口は確認できず。分からないときは自社の管理者か送信者に確認する
- 上長承認・SSO・SCIM・WebAPI・電話サポートはオプション。約款上、中途解約は原則できない
統制と監査まで作り込む法人にはよくできたサービスですが、小さく試すには重い構成です。「まず現場のファイル送信を安全にしたい」「費用をかけずに始めたい」という段階なら、登録不要で333GBまで送れて保存時のAES-256暗号化が標準で付く当社のようなサービスから始め、必要になった時点で統制型へ移行するという順番も現実的です(当社のウイルススキャンは500MB以下のファイルが対象で、動画・音声は対象外です)。