最終更新: 2026年8月27日
ギガファイル便で送れるファイルの最大容量は1ファイルあたり300GBです。「何ギガまで送れるのか」の答えは300GBです。ファイル数は公式にも「個数無制限」と明記されています。1日あたりの送信回数や合計転送量については、公式トップページと公式FAQを確認した範囲では上限の案内が見当たりませんでした(2026年8月27日確認)。
ただし「容量無制限」という表現は誤解されやすく、実は3つの意味があります。この記事では、ファイル転送サービス「ギガワタス」の運営者が、ギガファイル便の容量の仕組みと注意点を解説します。
ギガファイル便の容量は「1ファイル300GB」まで
ギガファイル便の容量ルールはシンプルです。
- 1ファイルの上限: 300GB
- アップロードできるファイル数: 無制限
- 合計アップロード量: 無制限
- 料金: 送信は無料(会員登録も不要)
公式のアップロード画面には「1ファイル300Gまで、個数無制限」と表示されます(公式の表記は「GB」ではなく「300G」・2026年8月27日確認)。過去には段階的に引き上げられ、現在の300GBになっています。無料サービスとしては圧倒的な容量です。
「容量無制限」の本当の意味|3つのポイント
ギガファイル便は「容量無制限」と紹介されることがあります。正確には以下の3つの意味です。
1. 1ファイルの上限は300GB
「無制限」ではありません。1ファイルあたり300GBが上限です。300GBを超える単一ファイルは送れません。ただし、一般的な用途で300GBを超えることはまずありません。
ギガワタスでも100GB以上のファイルを送るユーザーはほぼいません。大半は数GB〜数十GBの動画ファイルです。動画クリエイターやフォトグラファーの利用が多く、作品データの送信が主な用途です。
2. ファイル数に制限なし
1回のアップロードで複数ファイルをまとめて送れます。10個でも100個でも問題ありません。ただし「まとめてダウンロード」はZIP化されるため、受信側の環境によっては失敗することがあります。
特にスマホでのZIPダウンロードはトラブルが多いです。詳しくは「ギガファイル便でダウンロードできない原因と対処法」で解説しています。
3. 合計アップロード量は上限が案内されていない
公式が「無制限」と明言しているのはファイルの個数についてです。「1日あたりの容量制限」「月間の転送量制限」にあたる案内は、公式トップページにも公式FAQ(「制限」の検索結果18件)にも見当たりませんでした(2026年8月27日確認)。回数や合計転送量の上限が公表されていない点は、30日で10回・合計3GBまでと明示されているWeTransferの無料プランと比べると使い勝手の面で有利です。
「容量制限に引っかかった」の正体|上限以外の4つの壁
300GBの上限に届いていないのに送れない、というケースのほとんどは容量制限ではありません。運営者として問い合わせを受けるパターンを整理すると、原因は次の4つに分かれます。
ギガファイル便で「容量制限」と誤解されやすい4つの壁
| 起きること |
実際の原因 |
対処 |
| スマホで大きい動画が送れない |
端末のストレージ不足・モバイル回線の速度制限 |
Wi-Fiに切り替える/端末の空き容量を確保する |
| アップロードが途中で止まる |
通信が一瞬切れると最初からやり直しになる(レジューム非対応) |
有線・安定回線で送る/分割して送る |
| 受信側がまとめてダウンロードできない |
ZIP化されるため、受信側にZIPの保存+展開ぶんの空き容量が必要になる |
1個ずつダウンロードしてもらう |
| 会社のPCだけ開けない |
社内ネットワークやセキュリティ製品によるブロック |
情シスに確認する/許可された手段を使う |
いずれも容量の上限とは別の問題です。速度や途中で止まる症状は「ギガファイル便が遅い原因と対処法」、アップロード自体ができないときは「ギガファイル便でアップロードできない原因と対処法」、会社での利用可否は「ギガファイル便は会社で使える?法人利用の5つの論点」で解説しています。
他のファイル転送サービスと容量を比較
主要なファイル転送サービスの容量を一覧で比較します。

ファイル転送サービスの容量比較(無料プラン)
| サービス名 |
無料の最大容量 |
会員登録 |
保存期間 |
広告 |
| ギガファイル便 |
300GB |
不要 |
3〜100日 |
多い |
| ギガワタス |
333GB |
不要 |
3〜111日 |
少ない |
| firestorage |
2GiB(保存)/ 300GiB(おくる※) |
不要 |
3時間〜14日 |
あり |
| データ便 |
2GB(登録不要)/ 5GB(会員) |
不要(ライト) |
1時間〜7日 |
あり |
| WeTransfer |
3GB(30日で10回まで) |
必要 |
3日 |
なし |
| Send Anywhere |
50GB(1対1転送)/ 10GB(リンク共有) |
不要 |
10分〜48時間 |
あり |
※firestorageの「おくる」機能は受取側にメール通知が届く方式で、URLをコピーして自由に共有する方式とは異なります。
※各社の容量・保存期間・会員登録の要否は2026年8月27日時点の公開情報にもとづきます。WeTransferは無料プランでもアカウント登録が必要です。
登録不要・URLリンク共有方式で300GB以上送れるのは、ギガファイル便(300GB)とギガワタス(333GB)です。firestorageも「おくる」機能なら300GiBまで対応していますが、送信方式が異なります。
各サービスの詳しい違いは「無料ファイル転送サービス14選|運営者比較」で解説しています。300GB超の大容量を送るなら「大容量ファイル転送7選|100GB超対応の比較【2026年版】」も参考に。
300GBを超えるファイルを送りたいとき
300GBを超えるファイルを送る必要があるケースはほぼありません。ただし、万が一の場合は以下の方法で対処できます。
方法1: ファイルを分割する
7-Zip(無料)の「分割ボリューム」機能で、ファイルを任意のサイズに分割してアップロードできます。受信側も7-Zipで結合する必要があるため、相手がITに慣れている場合向けです。
方法2: 複数回に分けて送る
複数ファイルの合計が300GBを超える場合は、何回かに分けてアップロードすれば問題ありません。1回あたり300GB以内に収まればOKです。
容量は十分でも注意すべき3つのポイント
ギガファイル便の300GBという容量は、ほぼ全ての用途で十分です。問題は容量ではなく、以下の3点です。
1. 保存期間のデフォルトは「7日」
ギガファイル便のデフォルト保存期間は7日です。以前は5日でしたが、2026年8月27日に公式トップページのアップロード画面を確認したところ、初期値は7日になっていました。変更を忘れると7日で消えます。3日・5日・7日・14日・30日・60日・100日の7種類から選べますが、アップロード時に手動で変更する必要があります。
詳しくは「ギガファイル便の保存期間は何日?延長・期限切れの対処法」を参照してください。
2. セキュリティは最低限
ギガファイル便はSSL通信での暗号化とウイルスチェック機能があります。パスワード設定も可能です。ただし、AES-256などファイル自体(保存時)の暗号化については、公式に明示されているのはSSL通信のみで記載が見当たりません。「非対応」と断定はできませんが、法人で使う際の説明根拠にはなりません。プライバシーマークも未取得です。
またURLを知っている人は誰でもダウンロードできます。ダウンロード回数の制限やIPアドレスによるアクセス制限はできません。送信後に「誰がいつダウンロードしたか」のログも残りません。
プライバシーマーク取得企業としての立場から言うと、容量が大きいファイルほどセキュリティは重要です。数十GBの動画データが流出した場合、取り返しがつきません。仕事で使うなら、保存時の暗号化方式やアクセス制限が公式に明示されているサービスを検討してください。
詳しくは「ギガファイル便の安全性は?セキュリティとウイルス対策」で解説しています。
3. 広告が多い
ギガファイル便は無料の代わりに広告が多く表示されます。特にスマホ画面では広告とダウンロードボタンの区別がつきにくく、誤タップのリスクがあります。
取引先やクライアントにファイルを送る場合、受け取り側が広告だらけの画面を操作することになります。フォトグラファーのユーザーからは「クライアントに作品データを送る際、広告だらけの画面を避けたかった」という声もあります。
なお2026年1月から、広告を非表示にできる有料プラン(スタンダード 月198円/プレミアム 月999円・いずれも税込)が用意されています。ただし受信者側の広告まで消えるのはプレミアムのみで、暗号化やアクセス制限といったセキュリティ機能が追加されるわけではありません。
よくある質問
Q. ギガファイル便は何GBまで送れる?
1ファイルあたり300GBまで送れます。ファイル数や合計容量に制限はありません。
Q. スマホからでも大容量ファイルを送れる?
送れます。ただし端末のストレージ空き容量が必要です。また、モバイル回線で大容量ファイルをアップロードすると通信量が大きくなるため、Wi-Fi環境を推奨します。
Q. アップロードが途中で止まるときは?
通信環境が不安定な場合に起こります。Wi-Fiに切り替える、ブラウザを変える(Chrome推奨)、ファイルを分割して小さくする、の3つを試してください。
Q. 容量が大きいとダウンロードに時間がかかる?
はい。ダウンロード時間はファイルサイズと通信速度に比例します。目安として、100Mbpsの回線で10GBのファイルをダウンロードするのに約13分かかります。
Q. 1日あたりの容量制限や回数制限はある?
公式に明示されている制限は「1ファイル300GBまで」です。1日あたりの送信回数や合計転送量の上限は、公式トップページ・公式FAQのいずれにも記載が見当たりませんでした(2026年8月27日確認)。公表されていないだけで内部的な制御がない、とまでは言い切れません。
Q. フォルダごとアップロードできる?
できます。公式のアップロード画面にも「フォルダごとドラッグすることが可能です」と表示されます。ただし受信側が「まとめてダウンロード」を使うとZIP化されるため、ZIPの保存に加えて展開後のファイルを置く空き容量も必要です。圧縮率によりますが、展開まで行うなら元データ相当を上乗せして見ておくと安全です。
まとめ
ギガファイル便の容量は1ファイル300GBまで。ファイル数・合計容量は無制限です。一般的な用途で容量が不足することはまずありません。
ギガファイル便と他14社を一覧で比較したい方はファイル転送サービスとは|選び方とおすすめ15選を参照。
ただし、容量だけでサービスを選ぶのはおすすめしません。保存期間(初期値は7日)・セキュリティ・広告の3点も確認してください。特に仕事で使う場合は、暗号化やアクセス制限に対応したサービスを選ぶことをおすすめします。
この記事はファイル転送サービス「ギガワタス」(giga-watasu.jp)の運営ブログです。