データ便の使い方|送り方・受け取り方をわかりやすく解説
ファイル転送の基礎2026年4月12日

データ便の使い方|送り方・受け取り方をわかりやすく解説

最終更新: 2026年4月12日

データ便は、国内で広く使われている無料のファイル転送サービスです。会員登録なしで最大2GBまでファイルを送れます。

特徴的なのは「セキュリティ便」という機能。受信者がダウンロード申請をして、送信者が承認しないとダウンロードできない仕組みです。無料のファイル転送サービスでこの機能があるのは珍しい。

この記事では、データ便の送り方・受け取り方からセキュリティ便の使い方、トラブル対処法まで、2026年4月時点の最新情報で解説します。

この記事は大容量ファイル転送サービス「ギガワタス」の運営ブログです。ファイル転送サービスの運営者として、データ便の使い方を正確にお伝えしたうえで、セキュリティ面の評価や用途に応じた選択肢もご紹介します。

データ便とは?3つのプランの違い

データ便は株式会社ファルコが運営するファイル転送サービスです。プライバシーマークとISO27001を取得しており、セキュリティ面の信頼性が高いサービスです。

プランは3種類あります。どのプランを使うかで容量や機能が変わるため、先に違いを確認しましょう。

データ便の料金プラン比較(2026年4月時点)
項目 ライトプラン フリープラン ビジネスプラン
月額料金 無料 無料 330円 or 550円
会員登録 不要 必要 必要
最大容量 2GB 5GB 容量無制限
保存期間 1時間〜7日 1時間〜7日 最大30日
広告 あり あり なし
セキュリティ便 ✕ 非対応 ✓ 対応(500MB) ✓ 対応
パスワード自動生成 ✓ あり ✓ あり ✓ あり

出典: データ便 料金プラン(2026年4月確認)。料金は税込。

初めて使うなら「ライトプラン」が手軽です。会員登録不要で、サイトにアクセスすればすぐにファイルを送れます。ただし容量は2GBまで。5GBまで必要な場合は無料会員登録(フリープラン)が必要です。

セキュリティ便を使いたい場合もフリープラン以上の登録が必要です。

データ便でファイルを送る方法(ライトプラン)

登録不要のライトプランでファイルを送る手順は3ステップです。datadeliver.netにアクセスして始めます。

データ便のトップページ — ライトプラン送信画面とパスワード設定エリア

データ便のトップページ。ライトプランの送信画面が表示される(2026年3月撮影)

ステップ1: ファイルをアップロード

トップページの「ファイルを選択」ボタンからファイルを選ぶか、ドラッグ&ドロップでアップロードします。1ファイル最大2GBまでです。

複数ファイルを選択して同時にアップロードすることもできます。合計2GBを超えるとエラーになるので注意してください。

ステップ2: 保存期間とパスワードを設定

アップロード前に以下を設定します。

  • 有効期限: 1時間〜7日間(11段階から選択。初期値は3日)
  • パスワード: 自動生成(8字英数小文字 / 12字大小混合 / 12字記号付き)か手動入力

仕事で使う場合はパスワードを必ず設定しましょう。データ便のパスワード自動生成は3段階の強度から選べるのが便利です。パスワードはファイルのURLとは別の手段(チャット・電話など)で相手に伝えてください。

ステップ3: ダウンロードURLを共有

アップロードが完了すると、ダウンロード用のURLが発行されます。このURLをメールやチャットで相手に送れば完了です。

データ便にはメール通知機能もあります。アップロード完了画面で相手のメールアドレスを入力すると、データ便からダウンロードURLを通知してくれます。

データ便でファイルを受け取る方法

データ便で送られたファイルを受け取る手順です。受け取る側は会員登録不要です。

PCの場合

  1. 送られてきたURLをブラウザで開く
  2. パスワードが設定されている場合はパスワードを入力
  3. ファイルを選択して「ダウンロード」ボタンをクリック
  4. 保存先を選んでダウンロード完了

スマホ(iPhone/Android)の場合

  1. 送られてきたURLをタップしてブラウザで開く
  2. パスワードを入力(設定されている場合)
  3. 「ダウンロード」ボタンをタップ
  4. iPhoneの場合: 「ファイル」アプリの「ダウンロード」フォルダに保存される
  5. Androidの場合: 通知バーにダウンロード完了が表示される

注意: 無料プランのダウンロード画面には広告が表示されます。広告バナーとダウンロードボタンを間違えないよう気をつけてください。実際に、データ便の無料プランは広告が多く操作エリアとの区別がつきにくいという声はギガワタスにも届いています。

ZIPファイルの場合、Androidでは解凍アプリが必要なことがあります。送る側がフォルダをZIPにまとめず、個別ファイルでアップロードすればスマホでも受け取りやすくなります。

セキュリティ便の使い方(ダウンロード申請制)

データ便の「セキュリティ便」は、受信者がダウンロード申請→送信者が承認→ダウンロード可能になる仕組みです。URLを知っているだけではダウンロードできません。

誤送信しても、承認前ならファイルが相手に渡ることはありません。機密性の高いファイルを送るときに有効です。

セキュリティ便を利用するにはフリープラン(無料会員登録)以上が必要です。ライトプランでは使えません。

1
送信者: セキュリティ便でファイルをアップロード
2
受信者: URLを開いて「ダウンロード申請」ボタンをクリック
3
送信者: メールで通知を受け取り、申請を「承認」or「却下」
4
受信者: 承認後、ダウンロードが可能になる

送信者側の操作

  1. データ便にログイン(フリープラン以上)
  2. 送信方法で「セキュリティ便」を選択
  3. ファイルをアップロード(フリープランは500MBまで)
  4. 受信者のメールアドレスを入力して送信
  5. 受信者からダウンロード申請が届いたら、メール内のリンクから承認

受信者側の操作

  1. データ便からの通知メールを開く
  2. URLにアクセスして「ダウンロード申請」をクリック
  3. 送信者が承認するまで待つ
  4. 承認完了メールが届いたら、ダウンロードページでファイルを取得

通常の送信と比べてひと手間かかりますが、誤送信対策としては非常に有効です。送信先を間違えても、承認しなければファイルは渡りません。

ただしセキュリティ便でも、暗号化はSSL通信のみです。ファイル自体の暗号化(AES-256など)は行われません。セキュリティ便は「誰にダウンロードさせるか」を制御する機能であり、通信経路の暗号化とは別の話です。

ギガワタス — 登録不要・無料で最大300GBまでファイルを送れる

データ便でよくあるトラブルと対処法

データ便を使っていてトラブルが起きたときの対処法をまとめました。

データ便のよくあるトラブルと対処法
症状 原因 対処法
ダウンロードできない 有効期限切れ 送信者に再アップロードを依頼する
パスワードが通らない 大文字/小文字の間違い、全角入力 半角英数字で再入力する。コピペ推奨
メールが届かない 迷惑メールフィルタ 迷惑メールフォルダを確認する。datadeliver.net ドメインを受信許可に設定
アップロードが遅い 混雑時間帯 月曜9〜11時、金曜15〜18時を避ける
ZIPが開けない(Android) 端末の解凍機能の制限 解凍アプリを使うか、PCでダウンロードする
チェックボックスが選択できない ブラウザの互換性 Chrome / Edge / Safari の最新版で再試行する

有効期限切れが最も多いトラブルです。データ便のライトプランでも最長7日間保存できますが、初期値は3日です。URLを受け取ったら早めにダウンロードしましょう。

データ便のセキュリティは大丈夫?

結論から言うと、データ便はセキュリティ面の取り組みがしっかりしているサービスです。

データ便のセキュリティ対策

  • プライバシーマーク取得: 個人情報保護の第三者認証
  • ISO27001準拠: 情報セキュリティ管理の国際規格
  • 国内データセンター: 24時間365日の監視体制
  • セキュリティ便: ダウンロード申請制で誤送信を防止
  • パスワード自動生成: 3段階の強度から選択可能

知っておくべき注意点

一方で、ファイル転送サービスの運営者として指摘しておきたい点もあります。

  • 暗号化はSSL通信のみ: ファイル自体をAES-256で暗号化する方式ではない。通信経路は暗号化されるが、サーバー上のファイルは暗号化されていない可能性がある
  • ウイルススキャン非対応: アップロードファイルのウイルスチェック機能がない
  • 無料プランの容量が小さい: ライト2GB、フリー5GB。大容量ファイルにはビジネスプランが必要

プライバシーマークを取得している立場から言うと、データ便のセキュリティ認証(Pマーク + ISO27001)は評価できます。個人的な写真や書類を送る程度なら問題ありません。ただし機密性の高いビジネス文書を送る場合は、ファイル自体を暗号化するサービスの利用も検討してください。暗号化方式の違いについては「ファイル転送の情報漏洩を防ぐ方法」で詳しく解説しています。

データ便の容量が足りないときは?

データ便の最大の弱点は無料プランの容量制限です。動画ファイルやRAWデータ(写真の高画質データ)は数GB〜数十GBになることが珍しくありません。2GBや5GBでは足りない場面は多い。

実際に、動画を送るクリエイターの方から「データ便では容量が足りない」という理由でギガワタスに乗り換えていただいたケースがあります。動画ファイルは1本で数GB〜数十GBになるため、データ便の無料プラン(最大5GB)では1ファイルすら送れないことがある。

大容量ファイルに対応したサービスを比較します。

大容量対応ファイル転送サービスの比較
サービス 無料の最大容量 暗号化 特徴
ギガワタス 300GB AES-256 + SSL 登録不要、パスワード保護、月550円でウイルススキャン
ギガファイル便 300GB SSL 完全無料、知名度高い、広告多い
firestorage 300GiB SSL + 独自暗号化 老舗、保存期間最長14日
データ便 5GB SSL セキュリティ便、Pマーク取得

2026年4月時点の情報。各サービス公式サイトで最新情報をご確認ください。

データ便のセキュリティ便(ダウンロード申請制)は他サービスにない優れた機能ですが、容量が必要な場合はデータ便だけでは対応しきれないのが実情です。

ギガワタスなら登録不要・無料で300GBまで送れます。AES-256暗号化(銀行のオンラインバンキングと同じ暗号化方式)でファイル自体を暗号化するため、セキュリティ面でもデータ便のSSL通信のみの方式を上回ります。

動画ファイルの送り方全般については「動画を送る方法7選|大容量でも画質を落とさず送れる」も参考にしてください。

よくある質問

Q. データ便は会員登録しなくても使える?

ライトプランなら登録不要です。datadeliver.netにアクセスすれば、すぐにファイルを送れます。ただし容量は2GBまで、保存期間は最長7日です。5GBまで使いたい場合やセキュリティ便を利用するには無料会員登録(フリープラン)が必要です。

Q. データ便でフォルダごと送れる?

データ便ではフォルダを直接アップロードすることはできません。事前にフォルダをZIPファイルに圧縮してからアップロードしてください。Windowsなら右クリック→「ZIPファイルに圧縮」、Macなら右クリック→「圧縮」で作成できます。

Q. データ便はスマホで使える?

スマホのブラウザから利用できます。専用アプリはありませんが、Safari(iPhone)やChrome(Android)でPC版と同じ操作が可能です。ファイルのアップロード・ダウンロードともにスマホで完結します。

Q. 有効期限が切れたファイルは復元できる?

復元できません。有効期限が過ぎるとファイルはサーバーから完全に削除されます。送信者に再アップロードを依頼してください。

Q. データ便とギガファイル便、どっちがいい?

用途によります。セキュリティ便(ダウンロード申請制)を使いたいならデータ便大容量ファイルを手軽に送りたいならギガファイル便です。どちらも暗号化はSSL通信のみのため、セキュリティ重視ならAES-256暗号化対応のサービスも検討してください。

詳しくは「ギガファイル便とデータ便を徹底比較」をご覧ください。

まとめ

データ便は、セキュリティ便(ダウンロード申請制)という独自の機能を持つ信頼性の高いファイル転送サービスです。プライバシーマークとISO27001を取得しており、セキュリティへの取り組みは手堅い。同じくプライバシーマークを取得している事業者として、その姿勢は評価できます。

一方で、無料プランの容量は最大5GB(登録不要だと2GB)。動画を送るクリエイターや大容量データを扱う業務には正直物足りません。暗号化もSSL通信のみで、ファイル自体の暗号化はありません。

大容量かつセキュリティ重視でファイルを送りたい場合は、AES-256暗号化対応で無料300GBまで使えるギガワタスも試してみてください。登録不要で、パスワード保護やダウンロード回数制限も無料で使えます。

ギガワタス — 登録不要・無料で最大300GBまでファイルを送れる
吉岡 崇

吉岡 崇

株式会社グッドヒルシステムズ 代表取締役

ダビングコピー革命、オモイデ+PLUS、ギガワタス、システム開発革命等のサービスを提供しています。

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