最終更新日: 2026年7月8日
📘 ギガワタスの機能ガイドシリーズ #3|本記事はウイルススキャン機能の仕組みと制約を運営者が正直に解説する公式ガイドです。シリーズ全体は記事末尾を参照ください。
ギガワタスのウイルススキャンは、アップロードされたファイルを自動でチェックし、検知時はサーバー側で即削除する機能です。2026年7月のセキュリティ強化で、登録不要のゲスト送信を含む全ユーザーで標準で有効になりました。一方で、対象は「500MB以下・動画・音声以外」に限定されており、大容量動画やCADデータ中心の業種からは「うちのファイルは処理されるのか?」という質問が頻繁に寄せられます。
この記事では、ウイルススキャンの仕組み・設定方法・他社サービスとの違いと、500MB制限の理由・カバー外ファイルの代替策まで、運営者として正直に整理します。
この記事はギガワタス(giga-watasu.jp)の運営ブログです。自社サービスを含めて事実に基づいて解説しています。
先に結論:ギガワタスのウイルススキャンはこう動く
- 登録不要のゲスト送信を含む全ユーザーで標準ON(2026年7月にゲストへ拡大)
- アップロード時に自動スキャン → 検知時はサーバー側で自動削除
- 対象は500MB以下・動画・音声以外のファイル
- 500MB超・動画・音声ファイルは受信側のウイルス対策ソフトに依存する設計
主要4社中、無料でウイルスチェックを公式に明示しているのはギガワタス(登録不要のゲスト含む全ユーザー・500MB以下条件付き)とfirestorage(未登録・無料・有料の全プラン対象)の2社です。ギガファイル便は「アンチウイルス装備」の公式表記のみで詳細仕様は非公開、データ便はウイルスチェック機能の公式記載が確認できませんでした。
ギガワタスのウイルススキャンとは
ギガワタスのウイルススキャンは、アップロードされたファイルを自動でチェックし、ウイルスやマルウェアを検知した場合はサーバー側で即削除する機能です。送信者・受信者が個別に操作する必要はなく、登録不要のゲスト送信でも標準で動作します(会員ログインの有無を問わず有効)。
アップロード画面の上部に「最大333GB・AES-256・ウイルスチェック」の3バッジが並ぶ。ウイルスチェックは登録不要のゲストを含む全ユーザーで標準有効。
アップロード完了画面では、AES-256暗号化と並んで「ウイルスチェック:安全を確認」のバッジが表示されます。受信者がダウンロード画面を開いたときに「安全を確認済み」と見えることで、社外への送信時に追加の説明文を添える手間が減ります。
アップロード完了画面。AES-256「保護済み」とウイルスチェック「安全を確認」が並ぶ。受信者にも同じバッジが表示される。
スキャンエンジン名や定義ファイルの更新頻度は公式に非公開です。これは多くのファイル転送サービスで共通の方針で、攻撃側にエンジン仕様を渡さないためのセキュリティ運用上の判断です。本記事では事実として確認できる挙動(スキャンタイミング・対象範囲・検知時の挙動)を中心に解説します。
ウイルススキャンで防げる3つのリスク
ウイルススキャンは「あるかないか」より「どう使うか」で価値が変わる機能です。運営側で相談を受ける典型シナリオは次の3パターンです。
リスク1:フリーソフト風マルウェアの配布拡散
個人が便利ツールやフリー素材を不特定多数に配布する場面で、配布元の意図に関わらず素材ファイルにマルウェアが混入してしまうケースがあります。配布元が気付かないまま拡散すると、受信者から「配ったファイルにウイルスが入っていた」という連絡が入り、信頼を失います。アップロード時に自動スキャンが入れば、配布前にサーバー側でブロックできます。
リスク2:取引先・社外協力先からの不審ファイル受信
受取フォルダ機能(機能ガイド #1)を使って、社外から書類・素材を集める場面で、送信者の環境がマルウェア感染していた場合、受信側がそれを取得してしまうリスクがあります。受取フォルダにもウイルススキャンが適用されるため、受信側がダウンロードする前にサーバー側で1次チェックがかかります。社外協力先のセキュリティレベルがバラバラな場合の現実的な対策になります。
リスク3:自社内でのファイル中継時の汚染拡大
営業担当が外部取引先から預かったファイルを社内に転送する場面、業務委託先からの納品物を本部に集約する場面など、「自社が中継者になる」運用では、自社のセキュリティポリシーが守られているかが社内で問われます。ファイル転送サービス側でスキャンが入っていれば、「中継時に自動でチェックされる」という説明が社内コンプライアンス担当に対して通しやすくなります。
ウイルススキャンの設定方法
ギガワタスのウイルススキャンは登録不要のゲスト送信でも標準で動作する設計です。送信者側で個別にON/OFF切り替えるUIは現状用意されていません。以下の手順で使えます。
- ギガワタスのトップページを開く(登録・ログイン不要)
- アップロード画面でファイルをドラッグ&ドロップ(上部に「ウイルスチェック」バッジが表示される)
- アップロード完了後、「ウイルスチェック:安全を確認」バッジが表示されれば送信OK

以前はゲスト送信(未登録)ではウイルススキャンが適用されませんでしたが、2026年7月のセキュリティ強化で、登録不要のゲスト送信でも自動で適用されるようになりました。ウイルスチェックが有効かどうかは、アップロード画面上部の「ウイルスチェック」バッジ表示で確認できます(動画・音声・500MB超のファイルは対象外です)。
主要4社のウイルススキャン対応比較表
2026年5月時点で各社公式情報を確認した結果、主要4社のウイルスチェック対応状況は以下のとおりです。各社で「全プラン対象か」「対象ファイル制限の公式記載があるか」「検知時の挙動」に違いがあります。
| サービス | 対応プラン | 対象ファイル制限 | 備考 |
|---|---|---|---|
| ギガワタス | 全ユーザー(登録不要のゲスト含む) | 500MB以下・動画・音声以外 | アップロード時自動。検知時は自動削除。エンジン名は公式非公開 |
| ギガファイル便 | 全プラン | 公式記載なし | 公式サポートに「アンチウイルス装備」とのメタディスクリプション記載のみ。対象範囲・検知時挙動の詳細は公式に明記されていない |
| firestorage | 全プラン(未登録・無料・有料すべて対象) | 公式記載なし | 公式「アップロード時に自動ウィルスチェック+ダウンロード時の手動スキャンも可」と明記 |
| データ便 | 公式記載なし | — | 2026年5月時点で公式セキュリティ機能一覧・各プラン仕様にウイルスチェックの記載は確認できず。「セキュリティ便」は受信者申請→送信者許可の誤送信防止系機能 |
表のとおり、ギガワタスとfirestorageは、いずれも未登録ユーザー(ゲスト)を含めてウイルスチェックを公式に明示しています。ギガワタスは対象範囲(500MB以下・動画・音声以外)と検知時の挙動(自動削除)を公式に明示している点で透明性が高い構造です。ギガファイル便は装備の事実は公開していますが、対象範囲・挙動の詳細を非公開にしています。データ便はウイルスチェック機能の公式記載が確認できないため、ウイルススキャンが必須要件であれば本記事の選定対象からは外れます。
「無料でウイルスチェック付きで送りたい」「対象範囲を公式情報で確認した上で使いたい」場合、ギガワタス(登録不要で使える・500MB以下条件付き)またはfirestorage(未登録・無料・有料の全プラン対象)が現実的な選択肢になります。




