最終更新日: 2026年4月26日
WeTransfer(ウィートランスファー)は、海外発の大容量ファイル転送サービスです。2024年12月の改定で、無料プランは「月10回・合計3GB・保存3日まで」に制限され、送信にはアカウント作成も必要になりました。この記事では最新の仕様に基づいて使い方を解説します。
海外の取引先からWeTransferでファイルが届いた人、これから使おうとしている人、制限が厳しくなって代わりを探している人、それぞれに合った情報をまとめました。
この記事の結論(30秒でわかる)
- 無料プランの制限: 月10回・合計3GBまで。保存期間は最大3日間
- 最大の注意点: 日本語非対応。UIもサポートも英語のみ
- パスワード保護: 無料プランでも設定可能になった(2024年12月〜)
- 日本語で大容量を送りたいなら: ギガワタスなら登録不要・無料で300GBまで送れる
WeTransferとは?2024年12月の改定で何が変わった
WeTransferは2009年にオランダで生まれたファイル転送サービスです。洗練されたデザインと登録不要の手軽さで、世界中のクリエイターに支持されてきました。
しかし2024年にBending Spoons社に買収された後、無料プランが大幅に制限されました。日本語の解説サイトの多くは改定前の情報のままなので注意してください。
| 項目 | 改定前(〜2024年11月) | 改定後(2024年12月〜) |
|---|---|---|
| 1回の上限 | 2GB | 3GB |
| 月間回数 | 無制限 | 月10回まで |
| 月間容量 | 無制限 | 合計3GBまで |
| 保存期間 | 7日間 | 最大3日間 |
| パスワード保護 | 有料のみ | 無料でも可能 |
| アカウント登録 | 不要 | 必要(無料アカウント) |
1回あたりの上限は2GBから3GBに増えましたが、月10回・合計3GBの制限が追加されたのが最大の変更点です。動画ファイルを1本送るだけで月の上限に達するケースもあります。
WeTransferの使い方【ファイルの送り方】
WeTransferでファイルを送る手順はシンプルです。2024年12月以降、送信には無料アカウントの作成が必要になりました(受信側は不要)。
PCから送る場合
- wetransfer.com にアクセスし、「Create account」から無料アカウントを作成する(メールアドレスとパスワード)
- ログイン後、画面左の「Upload files」をクリックし、送りたいファイルを選択する
- 「Email to」に相手のメールアドレスを入力する
- 「Your email」に自分のメールアドレスを入力する
- 「Message」にメッセージを入力する(任意)
- 「Transfer」ボタンをクリックする
- アップロードが開始される
「Transfer」の代わりに「Get a link」を選ぶと、メールアドレス不要でダウンロードリンクを取得できます。LINEやSlackで共有したい場合はこちらが便利です。
スマホ(iPhone・Android)から送る場合
- App StoreまたはGoogle Playから「WeTransfer」アプリをインストールする
- アプリを開き、アカウントでログインする(未作成なら「Create account」で作成)
- 「+」ボタンでファイルを選択する
- 「Email」または「Link」を選ぶ
- 宛先とメッセージを入力して「Transfer」をタップする
アプリ版は写真・動画のアクセス権限が必要です。ブラウザ版でも同じ操作が可能なので、アプリを入れたくない場合はSafariやChromeから wetransfer.com にアクセスしてください。
WeTransferの使い方【ファイルの受け取り方・ダウンロード】
WeTransferでファイルを受け取る方法は2つあります。送信者がどの方法で送ったかによって変わります。
メールで受け取った場合
- WeTransferから届いたメールを開く(件名: 「○○ sent you files via WeTransfer」)
- メール内の「Download」ボタンをクリックする
- ブラウザでWeTransferのダウンロードページが開く
- 「Download」ボタンをクリックしてファイルを保存する
注意: WeTransferのメールが迷惑メールフォルダに振り分けられることがあります。届かない場合は迷惑メールフォルダを確認してください。送信者名は「WeTransfer」ではなく送信者の名前で届きます。
リンクで受け取った場合
- 送信者から届いたダウンロードリンク(wetransfer.com/downloads/…)をブラウザで開く
- 「Download」ボタンをクリックする
- パスワードが設定されている場合は入力する
複数ファイルが送られた場合は、ZIPファイルとしてまとめてダウンロードされます。iPhoneの場合、ZIPファイルは「ファイル」アプリで解凍できます。
ダウンロードできない時の対処法
- 「This transfer has expired」と表示される → 保存期間(最大3日間)を過ぎています。送信者に再送を依頼してください
- ダウンロードが途中で止まる → ブラウザを変えてみてください。ChromeまたはEdgeが推奨です
- スマホでダウンロードできない → アプリ内ブラウザ(LINEやメールアプリ)ではなく、SafariやChromeで開き直してください
WeTransferの料金プラン比較【Free・Starter・Ultimate】
WeTransferには3つのプランがあります。2024年12月の改定で新たに「Starter」プランが追加されました。
| 項目 | Free | Starter | Ultimate |
|---|---|---|---|
| 月額料金 | 0円 | 約1,100円($6.99/月) | 約3,900円($25/月) |
| 1回の上限 | 3GB | 300GB | 無制限 |
| 月間回数 | 10回 | 10回 | 無制限 |
| 月間容量 | 3GB | 300GB | 無制限 |
| 保存期間 | 最大3日間 | 最大3日間 | 無期限 |
| パスワード保護 | ○ 対応 | ○ 対応 | ○ 対応 |
| E2E暗号化 | × 非対応 | × 非対応 | ○ 対応 |
| 日本語対応 | × 英語のみ | × 英語のみ | × 英語のみ |
Free → Starterへのアップグレードで1回の上限が300GBに拡大します(ただし保存期間は最大3日間のまま)。ただし月間回数は10回のままです。回数制限を外すにはUltimate(月約3,900円)が必要です。
料金はドル建てなので、為替レートによって日本円の負担額が変わります(最新の料金はWeTransfer公式サイトを確認してください)。
WeTransferの注意点・デメリット5つ
WeTransferを使う前に知っておくべき注意点をまとめました。
1. 日本語に非対応
WeTransferのUI、ヘルプページ、カスタマーサポートはすべて英語です。エラーメッセージも英語で表示されるため、トラブル時の対処が難しくなります。
たとえば「This transfer has expired」は「保存期間が過ぎた」という意味ですが、英語に慣れていないと何が起きたのかわかりません。取引先や社内でITに詳しくない人がファイルを受け取る場合、混乱の原因になります。
2. 無料プランは月10回・3GBまで
2024年12月の改定で、無料プランに厳しい制限がかかりました。月10回・合計3GBは、動画を扱う人にとっては厳しい数字です。
4K動画は1分で約400MB。10分の動画を1本送るだけで月の上限を超えます。写真でも、RAWデータ(1枚30〜50MB)を数十枚送ると3GBに達します。
3. 保存期間が最大3日間しかない
無料プランの保存期間は最大3日間です(WeTransfer公式ヘルプ)。改定前は7日間でしたが、2024年12月に大幅に短縮されました。
受信者が3日以内にダウンロードしないとファイルは自動削除されます。週末を挟むと間に合わないケースも出てきます。
4. エンドツーエンド暗号化は有料のみ
WeTransferは通信経路のTLS暗号化には対応していますが、エンドツーエンド暗号化(E2E)はUltimateプラン(月約3,900円)限定です。
FreeやStarterプランでは、WeTransferのサーバー上でファイルが復号された状態で保存されます。機密ファイルを送る場合は注意が必要です。
5. サーバーが海外(EU)にある
WeTransferのデータセンターはEU(ヨーロッパ)にあります。GDPR(EU一般データ保護規則)には準拠していますが、日本のプライバシーマークやISMSとは基準が異なります。
法人で利用する場合、社内のセキュリティポリシーで「国内サーバー限定」と定められているケースがあります。その場合、WeTransferは選択肢から外れます。
WeTransferが合わない人におすすめの代替サービス
WeTransferの制限が気になる場合、日本語対応の国内サービスに乗り換えるのが現実的です。
| こんな人 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| 大容量を無料で送りたい | ギガワタス | 登録不要・無料で300GBまで。回数制限なし。日本語対応 |
| 完全無料で使いたい | ギガファイル便 | 完全無料で300GBまで。広告が多いが回数制限なし |
| セキュリティ重視 | ギガワタス プレミアム | AES-256暗号化・ウイルススキャン・IP制限。月550円 |
| セキュリティ便が必要 | データ便 | 受取申請制で誤送信防止。プライバシーマーク取得 |
ファイル転送サービスの運営者として率直に言うと、日本国内でファイルをやり取りするなら海外サービスを使う理由はほとんどありません。WeTransferのUIの美しさは魅力的ですが、日本語非対応・月3GB制限・サーバー海外という3つのハードルがあります。
海外の取引先とやり取りする場合は、WeTransferは相手が使い慣れているメリットがあります。ただし自分から送る側なら、ギガワタスのダウンロードリンクを共有する方が容量制限を気にせず使えます。
詳しい比較は「無料大容量ファイル転送サービス15社比較」を参照してください。
よくある質問
まとめ
WeTransferは洗練されたデザインで海外では人気のサービスですが、2024年12月の改定で無料プランの実用性が大きく下がりました。
- 無料プランは月10回・合計3GB・保存最大3日間。アカウント作成も必要
- 日本語非対応。UIもサポートも英語のみ
- エンドツーエンド暗号化は月約3,900円のUltimateプラン限定
- サーバーはEU。国内サーバー限定の社内ルールには合わない
海外の取引先からWeTransferでファイルが届いた場合は、この記事の受け取り方を参考にしてください。自分から送る側なら、日本語対応・大容量無料・暗号化対応の国内サービスを検討する価値があります。





