最終更新日: 2026年8月31日
Kiteworks(国内代理店の理経は「カイトワークス」と表記)は、米国カリフォルニア州サンマテオに本社を置くKiteworks社が提供する、法人向けのセキュアなファイル共有・ファイル転送・メール保護の統合基盤です。 旧社名はAccellionで、2021年10月に製品名だった「Kiteworks」を社名に改めました。2026年8月5日には、国産のファイル転送サービス「GigaCC」を運営する日本ワムネット株式会社を完全子会社化し、日本市場に本格参入すると発表しています。
先に結論を3つ書きます。1つめは、無料で試せる入口が公式サイト上に見当たらないこと。 確認した公式ページに無料プランや無料トライアルの案内はなく、オンラインで買える最小構成は5ユーザーから、価格はドル建てです。2つめは、公的な登録簿で照合できた第三者評価は、政府向けクラウド「Kiteworks Federal Cloud」のFedRAMP Moderate認証(2017年6月〜)であること。 ISO 27001などは公式の記載にとどまり、日本政府のISMAPについては同社自身が「2027年中の登録を目指す」と公表しています。3つめは、脆弱性の情報を自社のGitHubで公開していること。 2025年11月以降だけで20件を超える勧告が出ており、契約形態に応じて誰が修正版を適用するのかを確認しておく必要があります。旧Accellion時代の2021年に大規模な情報漏洩事件があった製品「FTA」との関係も含めて、順に見ていきます。
この記事は、大容量ファイル転送サービス「ギガワタス 」(giga-watasu.jp)の運営ブログです。競合にあたるサービスを扱っていますが、公式に書かれている内容と、公的な登録簿で照合できた事実だけを根拠に書きます。当社が負けている点も隠さず書きます。調査日はすべて2026年8月31日です。
Kiteworksとは|旧Accellionが提供する法人向けのセキュアデータ交換基盤
Kiteworksは、企業が社外とやり取りする機密データを「1つの管理基盤に集めて、誰が・いつ・何を送ったかを記録し、ポリシーで統制する」ための製品です。公式サイトは自らを「プライベートデータネットワーク」と呼び、セキュアメール、セキュアファイル共有、マネージドファイル転送(MFT)、SFTP、Webフォーム、APIといった複数の経路をまとめて扱います。個人がURLを発行してファイルを渡す、というタイプのサービスとは設計思想が違い、対象は情報システム部門やコンプライアンス部門を持つ企業・官公庁です。
Kiteworks の公式トップページ日本語版(2026年9月4日に当ブログで取得)。上部に「FedRAMP Highに対応し、約90%のコンプライアンス管理機能を標準サポートする唯一のプラットフォーム」と表示されている(同社の自己申告)。
提供元のKiteworks社 は、2021年10月12日の公式告知 で社名(ブランド名)をAccellionからKiteworksに変更しました。告知文には「20年以上にわたる顧客との関わりの上に立つ移行」と書かれており、Accellion時代から数えて20年以上の歴史を持つ会社です。日本での販売は、株式会社理経 が代理店として扱ってきたほか、後述のとおり2026年8月からは子会社となった日本ワムネットも提供・サポートを担います。理経の製品ページはメーカー名を「Kiteworks USA, LLC」と記載し、Kiteworksを「オンプレミス型のソリューション」と紹介しています。
利用規模について、公式サイトの会社紹介ページは「1,500社以上の企業や政府機関、1億人以上のエンドユーザー」、日本ワムネットのKiteworks紹介ページは「3,800社以上」と、ページによって数字が異なります。更新時期の差と考えられますが、どちらも公式資料なので両方をそのまま示しておきます。
Kiteworksの日本展開|2026年8月に日本ワムネット(GigaCC)を完全子会社化
2026年8月5日、Kiteworksは日本ワムネット株式会社の完全子会社化を発表 しました。日本ワムネットは1999年設立で、企業向けオンラインストレージ「GigaCC」を2002年から提供している会社です。発表文によれば、Kiteworksはこの子会社化で500社を超える顧客基盤と日本市場での25年の知見を得て、日本で初めての本格的な事業基盤を確立するとしています。
GigaCCを使っている企業にとって重要なのは、発表文の中で日本ワムネット社長が「契約内容、価格、サポート体制、そしてデータ管理の主導権を含め、すべてこれまで通り維持されます」と明言している点です。同時に、既存顧客には今後Kiteworksプラットフォームへの「アップグレードパス」が提案される予定とも書かれています。つまり、GigaCCがすぐに終了するわけではなく、Kiteworksへの移行は選択肢として用意される、という位置づけです。GigaCCそのものの料金や仕様については、GigaCCの解説記事 で別途まとめています。
日本での受け皿になる日本ワムネットの認証は、当ブログが公的登録簿で照合しました。ISMS(ISO/IEC 27001)はISMS認証登録簿 で登録番号JATE-IS0068・初回登録2010年6月1日、ISMSクラウドセキュリティ認証(ISO/IEC 27017)は登録番号JATE-IS0068-Cld・初回登録2017年9月15日、プライバシーマークはJIPDECの付与事業者検索 で登録番号10821129・枝番11・有効期間2026年4月4日〜2028年4月3日をそれぞれ確認できました(照合日2026年8月31日)。
Kiteworksの料金とプラン|Business版はストア表示で1ユーザー月25.5ドル、Enterprise版は見積り
Kiteworksには「Business」と「Enterprise」の2パッケージがあります。公式日本語サイトのパッケージ比較表 と、公式のオンラインストア に書かれている数字をまとめます。
Kiteworksの料金・容量・導入形態(公式パッケージ表とオンラインストアの記載)
項目
Business
Enterprise
価格
ストア表示は1ユーザー月25.5ドル(「年払いで40%割引」の注記あり。割引適用前後の別や税の扱いは表示から読み取れない)
問い合わせ(見積り)
ユーザー数
パッケージ表は5〜500、ストアは5〜100(101以上は営業へ)
無制限
最大ファイルサイズ
2GB
16TB
保存容量・帯域
1TB・月50GB(ストア記載)
記載なし(構成による)
導入形態
Kiteworksがホストするクラウド
オンプレミス/プライベートクラウド/シングルテナントクラウド/ハイブリッド/FedRAMP環境
データ確認日:2026年8月31日/出典:Kiteworks公式パッケージ比較表 ・公式オンラインストア
いくつか補足します。まず、無料プランや無料トライアルの案内は、公式日本語サイト・パッケージ表・ストアのいずれにも見当たりませんでした (2026年8月31日確認)。確認したページの導線は「デモを申し込む」と「今すぐ購入」の2つでした。次に、公式ストアで選べる最小単位は5ユーザーで、1ユーザーでの契約ができるかどうかは販売窓口への確認が必要です。Business版のストア価格はドル建てで、日本円の価格表は公式サイト上に見当たりませんでした。日本の代理店経由で購入する場合の円建て価格は、代理店の見積りによります。
もう1つ、ストアで選べるホスティング地域は「Americas-West/Americas-East/Europe-Ireland/Europe-Germany/Asia Pacific」の5つで、日本という選択肢はありません 。データを国内に置く必要がある組織は、オンプレミスやプライベートクラウドを選べるEnterprise版か、日本ワムネット経由の構成を確認することになります。日本ワムネットの発表文には、同社の既存顧客のデータは「引き続き日本国内で保管されます」とあります。なお、ユーザー数の上限がパッケージ表(500)とストア(100)で食い違っていますが、これは公式サイト内の記載差なので両方をそのまま載せました。
Kiteworksの使い方|Web・Outlook・モバイルから送り、受信者はメール認証してダウンロード
Kiteworksは契約した組織ごとに専用の環境(シングルテナント)が用意される製品なので、ギガファイル便のように誰でも開ける共通の送信ページはありません。「kiteworks ログイン」と検索する人が一定数いますが、ログイン画面は契約組織ごとに用意されるもので、公式サイト上で見つかるログイン導線は顧客向けサポートポータルのものだけでした (2026年8月31日確認)。取引先からKiteworks経由でファイルを受け取る立場の人は、届いたメール内のリンクから、その会社の環境にアクセスすることになります。
送る側の入口は公式パッケージ表によると3つあり、ブラウザのWebアプリ、Microsoft OutlookとOfficeのプラグイン、モバイルアプリです。Outlookプラグインを使うと、普段のメール作成画面から添付ファイルをKiteworks経由の安全なリンクに置き換えて送れます。逆に相手からファイルを集めたいときは「ファイル要求」機能で、社外の相手にアップロード先を渡せます。
受け取る側の手順は、理経の製品ページが「ファイルダウンロードは、メールアドレスによるアカウント認証後に可能」と説明しています。届いたURLを開くだけでは済まず、受信者は自分のメールアドレスで本人確認をしてからダウンロードする流れです。さらに「メール受信者のみ」にアクセスを制限すれば、URLが転送されても宛先以外は開けません。パスワード付きZIPを別送する、いわゆるPPAPの置き換え先として理経が案内しているのはこのためです。PPAPが問題視される理由はPPAPとは何かを解説した記事 にまとめています。画面の言語は、理経の製品ページによれば日本語のほか英語・中国語・スペイン語・ドイツ語・フランス語・イタリア語・韓国語・ポルトガル語・ロシア語の計10言語に対応しています。
Kiteworksの安全性|FedRAMPを登録簿で照合、脆弱性は自社GitHubで公開、旧FTA事件との関係
安全面は「公式に書かれていること」「当ブログが公的な登録簿で照合できたこと」「使う側が知っておくべきリスク」の3つに分けて書きます。
まず公式の記載です。通信はTLS 1.3、保存中のデータはAES-256で暗号化し、S/MIMEやOpenPGPにも対応すると公式のセキュアメールのページに書かれています。ファイルはアンチウイルスに加え、連携したDLP(情報漏洩防止)・ATP(高度な脅威対策)・CDR(無害化)でスキャンされ、すべての操作が監査ログに残ります。Enterprise版ではLDAP/Active Directory連携、SSO、多要素認証、暗号鍵を自社で持ち込むBYOKも選べます。認証・準拠については、公式サイトと日本ワムネットの発表文にFedRAMP Moderate認証、SOC 2 Type II、ISO 27001/27017/27018、FIPS 140-3、IRAP、BSI C5、Cyber Essentials Plus が挙げられています(公式サイトの一部ページには旧規格のFIPS 140-2の表記も残っています)。
FedRAMPを登録簿で照合した結果
米国政府のクラウドセキュリティ認証制度FedRAMPの公式マーケットプレイス で、Kiteworks USA, LLCの「Kiteworks Federal Cloud」(パッケージID F1511167634)が2017年6月1日から「FedRAMP Certified」、影響度はModerate、政府機関からの認可(ATO/ATU)が16件と登録されていることを確認できました。認証の対象はこの政府向けクラウド環境で、オンプレミスや一般のホスト型クラウドなど他の構成が同じ認証範囲に含まれるとは限りません。公式サイトはこれに加えて、より厳しいHigh水準の審査が2025年2月20日から進行中(High In Process)としています。一方、ISO 27001/27017については、国内のISMS認証登録簿でKiteworksを社名・登録範囲の両方で検索しましたが0件でした。これは海外の認定機関で取得した認証が国内登録簿には載らないためで、未取得を意味しません。ただ、当ブログとして照合できたのはFedRAMPだけです。
次に、日本の制度との関係です。政府情報システムのためのセキュリティ評価制度ISMAPのクラウドサービスリスト を当ブログが確認した時点(2026年8月31日・掲載118件)では、KiteworksもGigaCCも掲載されていませんでした。 日本ワムネットの発表文とKiteworks紹介ページも「2027年中のISMAP登録を目指す」と自ら書いており、両者は整合しています。官公庁や、調達要件にISMAPを含める企業は、この時期を織り込む必要があります。
そして、使う側が知っておくべきリスクが脆弱性の扱いです。KiteworksはGitHub上の専用リポジトリ で自社製品の脆弱性勧告を公開しています。当ブログが確認した時点で2025年11月28日から2026年5月27日までに20件を超える勧告があり、対象はMFT、Core(基盤)、メール保護ゲートウェイ、セキュアデータフォームの各コンポーネントで、それぞれ9.1.0/9.2.0/9.2.1/9.3.0で修正済みとされています。例えばCVE-2026-28269は、9.2.0より前のCoreで、認証済みの高い権限を持つユーザーがコマンド出力先を任意のファイルに向けられる問題で、深刻度は中程度(CVSS 5.9)、外部のバグバウンティプログラム経由で報告されたと勧告に書かれています。欠陥の一覧と修正版が公開されていること自体は、利用者が自分で確認して判断できるという意味で材料になります。 裏を返せば、勧告ごとに影響バージョンと対策を確認する作業が発生し、更新を誰が行うかは契約形態で変わります。オンプレミスなら自組織が更新し、Kiteworksがホストするクラウドなら提供側の適用状況を確認することになります。
2021年のAccellion情報漏洩事件で悪用されたのは旧製品「FTA」
「Accellion 情報漏洩」で知られる事件は、2020年12月中旬から2021年1月にかけて、Accellionの旧製品「File Transfer Appliance(FTA)」のゼロデイ脆弱性(CVE-2021-27101〜27104)が悪用されたものです。米国CISAなど5か国の当局が共同勧告AA21-055A を出し、政府機関や医療・法律・金融・通信・エネルギー分野の組織が被害を受け、盗まれたデータを材料にした恐喝も確認されたと記載されています。勧告が対象としているのはFTAのみで、FTAは2021年4月30日をもってサポート終了(EOL)にするとAccellionが告知していました。Accellionは2021年5月18日の発表 で、影響を受けたFTA顧客の約75%が後継のKiteworksに移行したとしています。同社が社名をKiteworksに改めたのは、その5か月後の2021年10月です。当局の勧告が対象としたのはサポート終了済みのFTAで、Accellion自身も「レガシー製品からKiteworksへの移行」と説明しています。ただし、現行のKiteworksプラットフォームとFTAの技術的な共通性の有無までは本記事では確認していません。同じ会社の製品であることも含めて、両方を頭に置いておくのが公平だと考えます。
最後に、サポートの所在です。Kiteworks本体のサポート窓口は24時間365日と公式ページにありますが、掲載されている電話番号は北米・国際・オーストラリア・ドイツ・イスラエル・ニュージーランド・シンガポール・英国で、日本の番号はありません 。日本語での窓口は、子会社となった日本ワムネットや、理経など国内代理店になります。対応言語や対応時間は契約前に確認してください。日本ワムネットの紹介ページも「国内のお客様に向けてKiteworksソリューションとサポートを提供します」としています。
Kiteworksのよくある質問
Kiteworksは無料で使えますか?
無料プランや無料トライアルの案内は、公式日本語サイト・パッケージ比較表・オンラインストアのいずれにも見当たりませんでした(2026年8月31日確認)。導線は「デモを申し込む」と「今すぐ購入」の2つで、購入できる最小構成はBusiness版の5ユーザーからです。1ユーザーでの契約ができるかどうかは、販売窓口への確認が必要です。
Kiteworksの料金はいくらですか?
公式オンラインストアのBusiness版は1ユーザーあたり月25.5ドルと表示され、「年払いで40%割引」と注記されています(5〜100ユーザー、最大ファイル2GB、保存1TB、月50GBの帯域)。この額が割引適用前か後か、税や追加費用の扱いは、ストアの表示だけでは読み取れませんでした。Enterprise版は見積りです。日本円の価格表は公式サイト上に見当たらず、国内代理店経由の価格は代理店の見積りによります。
Kiteworksは日本語で使えますか?サポートは日本語ですか?
国内代理店の理経の製品ページによれば、画面は日本語を含む10言語に対応しています。公式サイトにも日本語版があります。ただしKiteworks本体のサポートページに日本の電話番号はなく、日本語での窓口は、2026年8月に子会社となった日本ワムネット(国内向けにサポートを提供すると明記)や、理経など国内代理店になります。
KiteworksとGigaCCはどういう関係ですか?
GigaCCを運営する日本ワムネット株式会社が、2026年8月5日にKiteworksの完全子会社になりました。発表文では、既存顧客の契約内容・価格・サポート体制・データ管理の主導権はこれまで通り維持され、今後Kiteworksプラットフォームへのアップグレードパスが提案される予定とされています。GigaCCがすぐに終了するという発表ではありません。
Kiteworksは安全ですか?脆弱性はありませんか?
米国政府のFedRAMP登録簿で、政府向けクラウド「Kiteworks Federal Cloud」の2017年6月からのModerate認証を照合できました(他の構成が同じ認証範囲とは限りません)。通信はTLS 1.3、保存時はAES-256で暗号化し、監査ログや多要素認証を備えます。一方で脆弱性がゼロではなく、Kiteworksは自社のGitHubで2025年11月以降だけでも20件を超える勧告を公開し、修正版を出しています。安全性は「修正版を確実に適用する運用」とセットで成り立つ製品で、更新を誰が行うかは契約形態(オンプレミスかホスト型か)で変わります。
Accellionの情報漏洩事件とKiteworksは関係がありますか?
同じ会社です。2020年12月から2021年1月にかけて悪用されたのは、Accellionの旧製品「FTA」のゼロデイ脆弱性で、米国CISAなどの共同勧告が対象としているのもFTAのみです。FTAは2021年4月30日をもってサポート終了(EOL)とAccellionが告知し、同社は同年10月に社名をKiteworksへ変更しました。Accellionは影響を受けたFTA顧客の約75%が後継のKiteworksへ移行したと発表していますが、現行のKiteworksプラットフォームとFTAの技術的な共通性の有無までは本記事では確認していません。
KiteworksはISMAPに登録されていますか?
当ブログがISMAPのクラウドサービスリストを確認した2026年8月31日時点(掲載118件)では、KiteworksもGigaCCも掲載されていませんでした。日本ワムネットの2026年8月5日の発表文と、同社のKiteworks紹介ページも「2027年中のISMAP登録を目指す」と明記しています。ISMAPを調達要件にしている官公庁や企業は、この時期を前提に検討する必要があります。
まとめ|Kiteworksとギガワタスの使い分け
Kiteworksは、「社外とのデータのやり取りを会社として統制したい、その証跡を監査に出したい」という組織のための製品です。 FedRAMPの照合結果、オンプレミスやBYOKまで選べる導入形態、脆弱性の公開履歴は、いずれも一次資料で確認できます。反面、無料で試せる入口は公式上に見当たらず、購入は5ユーザーから、価格はドル建て、FedRAMPの照合対象は政府向けクラウドに限られ、ISMAPは同社が2027年中の登録を目指すと公表している段階、Business版のホスト地域に日本はない、というのが2026年8月時点の姿です。
Kiteworksとギガワタスの使い分け
こんな人
おすすめ
理由
大企業・官公庁で、監査ログ・オンプレミス・MFTやSFTPの統合が必須
Kiteworks
複数経路を1つの基盤で統制できる。政府向けクラウドはFedRAMP Moderateを登録簿で照合できる。日本ワムネット経由で国内サポートを受けられる
取引先や家族に、数GB〜数百GBのファイルを今すぐ登録なしで送りたい
ギガワタス
無料・登録不要で1ファイル333GBまで。Kiteworksは組織での契約が前提で、1ファイルの上限はBusiness版2GB・Enterprise版16TB。単発の受け渡しに使える無料の入口は公式上に見当たらない
中小企業で、送信履歴の管理や上長承認は欲しいが、導入に何か月もかけられない
ギガワタス for Biz
1人月550円(税込)・1人から契約でき、30日間はクレジットカードなしで試せる
すでにGigaCCを使っている
まず日本ワムネットに確認
契約・価格・サポートは維持と公表されており、Kiteworksへの移行はアップグレードパスとして提案される予定
当社が負けている点を、はっきり書いておきます。ひとつは統制機能の幅です。 Kiteworksはメール・共有フォルダ・MFT・SFTP・Webフォームを1つのポリシーと監査ログで束ねられます。ギガワタスはブラウザからのファイル転送に絞った作りで、この規模の統合はできません。もうひとつはデータの置き場所を選べることです。 Kiteworksのオンプレミス版やBYOKは、暗号鍵とサーバーを自社の手元に置きたい組織の要求に応えます。当社はクラウドのみの提供で、鍵の管理も当社側です。Enterprise版の1ファイル16TBという上限も、当社の333GBを大きく上回ります。
そのうえで当社が優位なのは、手軽さと無料で使える範囲です。ギガワタスは登録不要で1ファイル333GBまで送れ、通信だけでなく保存時もAES-256で暗号化しています。パスワード保護・ダウンロード回数制限・ワンタイムダウンロード・ウイルススキャン(500MB以下・動画と音声を除く)も登録なしで使え、保存期間は3〜111日から選べます。法人向けの「ギガワタス for Biz」は1人月550円(税込)から契約でき、30日間はクレジットカードなしで試せます。法人でのファイル共有サービスの選び方は法人向けファイル共有の選び方の記事 に、セキュリティ重視のサービスの比べ方はセキュアなファイル転送サービスの記事 にまとめています。