最終更新: 2026年5月1日
ギガファイル便とWeTransfer、どちらを使えばいいのか。
結論から言うと、日本語で大容量を無料で送るならギガファイル便です。海外の相手とやり取りするならWeTransferが適しています。ただしWeTransferは2024年12月の改定で無料プランが大幅に制限されました。
この記事では、ファイル転送サービス運営者の立場から5項目で採点し、両サービスの違いを比較します。
※ この記事は大容量ファイル転送サービス「ギガワタス」の運営ブログです。比較の公平性を保つため、評価基準を事前に公開し、自社サービスのデメリットも記載しています。
【評価基準】本記事の比較ポイント
当ブログでは、すべての比較記事で以下の5項目×20点=100点満点で評価しています。
| 評価項目 | 配点 | 評価の観点 |
|---|---|---|
| セキュリティ | /20点 | 暗号化方式、Pマーク、ウイルススキャン、IP制限、パスワード保護 |
| 無料プランの充実度 | /20点 | 無料で使える最大容量、保存期間、機能制限の少なさ |
| 使いやすさ | /20点 | UI設計、登録の手軽さ、送信ステップ数、モバイル対応 |
| 法人向け機能 | /20点 | 管理画面、ログ、IP制限、カスタムURL、受取フォルダ、監査証跡 |
| コストパフォーマンス | /20点 | 機能あたりの価格、無料/有料の差 |
スコア結果
| 評価項目 | ギガファイル便 | WeTransfer(無料) |
|---|---|---|
| セキュリティ | 10/20 | 8/20 |
| 無料プランの充実度 | 20/20 | 4/20 |
| 使いやすさ | 14/20 | 12/20 |
| 法人向け機能 | 4/20 | 8/20 |
| コストパフォーマンス | 20/20 | 6/20 |
| 合計 | 68/100 | 38/100 |
スコア差が大きいのは、WeTransferの2024年12月改定が原因です。無料プランが月10回・3GBまでに制限され、保存期間も最大3日間に短縮されました。改定前なら差はもっと小さかったでしょう。
WeTransferの強みはUI設計とブランド力。弱みは無料プランの制限と日本語非対応。各項目を詳しく見ていきます。
【比較表】ギガファイル便 vs WeTransfer 全10項目
まず全体像を一覧で確認します。
| 比較項目 | ギガファイル便 | WeTransfer(無料) | WeTransfer(有料) |
|---|---|---|---|
| 料金 | 完全無料 | 無料 | 月額$6.99〜$25 |
| 最大容量 | 300GB(1ファイル) | 3GB(月合計) | 300GB〜無制限 |
| 月間転送回数 | 無制限 | 月10回まで | 無制限 |
| 保存期間 | 3日〜100日 | 最大3日間 | 7日〜無期限 |
| 会員登録 | 不要 | 必要 | 必要 |
| 日本語対応 | ○(完全対応) | ×(英語のみ) | ×(英語のみ) |
| 暗号化 | SSL/TLS | TLS(転送時+保存時) | TLS + E2E暗号化 |
| パスワード保護 | ○(対応) | ×(非対応) | ○(対応) |
| ウイルススキャン | ○(対応) | ×(非対応) | ×(非対応) |
| 広告 | 多い | なし | なし |
出典: ギガファイル便公式サイト、WeTransfer公式サイト、WeTransfer Help Center(2026年5月確認)
赤字の部分がWeTransfer無料プランの弱点です。2024年12月の改定前は「2GB・7日間保存・登録不要」でしたが、大幅に制限が厳しくなりました。
容量と保存期間の違い — 最大の差はここ
両サービスで最も差が大きいのは、無料で使える容量です。
ギガファイル便は1ファイル300GB。動画・設計データ・写真RAWデータなど、大容量ファイルをそのまま送れます。転送回数に制限もなく、何回でも送信可能です。
一方、WeTransferの無料プランは月合計3GB・月10回まで。1回あたり3GBですが、月のトータルも3GBまでという厳しい制限があります。10分の動画1本で使い切る容量です。
| 項目 | ギガファイル便 | WeTransfer(無料) |
|---|---|---|
| 1回の上限 | 300GB | 3GB |
| 月間容量 | 無制限 | 3GB |
| 月間回数 | 無制限 | 10回 |
| 保存期間(最長) | 100日 | 3日 |
| 保存期間(選択肢) | 3日〜100日(7段階) | 3日固定 |
保存期間もギガファイル便が圧倒的です。100日あれば「来月の打ち合わせ用に置いておく」という使い方もできます。WeTransferの3日間は週末を挟むと期限切れの恐れがあります。
WeTransferの無料プランはかつて「登録不要・2GB・7日間保存」でした。2024年12月にBending Spoons社の買収後に改定され、アカウント作成必須・月10回・3日間保存に制限されています。
日本語対応と使いやすさの違い
両サービスは「強みと弱みがちょうど逆」という関係です。
ギガファイル便 — 日本語完全対応だが広告が多い
ギガファイル便は日本語に完全対応しています。操作画面・エラーメッセージ・サポートすべてが日本語です。登録不要でファイルをドラッグ&ドロップするだけ。
弱点は広告の多さです。スマホではダウンロードボタンと広告バナーの区別がつきにくく、操作に迷うことがあります。実際に「広告が多くてダウンロードボタンがわからなかった」という声は少なくありません。
WeTransfer — UIは洗練されているが英語のみ
WeTransferのUIは世界で最も洗練されたファイル転送サービスの一つです。背景にアーティストの作品が表示される独自のデザインは、クリエイター層に支持されています。広告もありません。
最大の壁は日本語非対応。UI・ヘルプ・サポートすべてが英語です。「Upload files」「Add your email」「Add a message」という英語のフォームに抵抗がなければ問題ありませんが、ITに不慣れな相手にファイルを受け取ってもらう場面では混乱の原因になります。
さらに2024年12月以降、送信にはアカウント作成が必須になりました。受信者はアカウント不要ですが、送る側のハードルは上がっています。
| 項目 | ギガファイル便 | WeTransfer |
|---|---|---|
| 言語 | 日本語対応 | 英語のみ |
| 登録 | 不要 | 必要(2024年12月〜) |
| 広告 | 多い | なし |
| UIデザイン | 機能重視 | 洗練・おしゃれ |
| モバイル対応 | ブラウザ対応 | iOS/Androidアプリあり |
日本国内で使うならギガファイル便、英語に抵抗がなく広告のないUIを求めるならWeTransfer。用途と相手で使い分けるのが現実的です。
WeTransferの詳しい使い方は「WeTransferの使い方|無料プランの制限と日本語で使う方法」で解説しています。
セキュリティの違い — ビジネスで使うなら
セキュリティ面では、両サービスとも一長一短です。
ギガファイル便のセキュリティ
- SSL/TLS通信暗号化: 転送中のデータは暗号化される
- パスワード保護: ダウンロードキーを設定可能
- ウイルススキャン: アップロード時にチェック
- Pマーク: 未取得
- IP制限: なし
WeTransferのセキュリティ
- TLS暗号化: 転送時と保存時の両方で暗号化
- GDPR準拠: EU一般データ保護規則に対応(サーバーはEU圏内)
- パスワード保護: 無料プランでは設定不可。有料(Starter $6.99/月〜)で対応
- E2E暗号化: 有料プランのみ
- Pマーク: 取得なし(海外サービスのため対象外)
ギガファイル便は無料でパスワード保護とウイルススキャンが使えます。WeTransferは暗号化の範囲が広い(保存時も暗号化)ものの、パスワード保護は有料プランが必要です。
どちらもPマーク未取得で、IP制限やログ管理といった法人向け機能はありません。機密ファイルを送るなら、どちらも万全とは言えないのが正直なところです。
ビジネスで使うなら第三の選択肢も
取引先に業務ファイルを送る場合、無料サービスだけでは不安が残ります。
あるフォトグラファーのユーザーは「広告が少ないから」という理由でギガワタスに切り替えました。クライアントに作品データを送る際、広告だらけの画面や英語UIは避けたかったとのこと。送る側の心理として「見た目の信頼感」は意外と大きいようです。
当サイトを運営するギガワタスは、以下の点で両サービスと異なります。
- AES-256暗号化: 銀行のオンラインバンキングと同じ暗号化方式
- プライバシーマーク取得済み: 個人情報保護の第三者認証
- IPアドレス制限: アクセス元を限定可能
- 無料会員で333GB・全機能利用可: ウイルススキャン・DL通知・DL履歴を含む
正直にデメリットも3つあります。
- 知名度が低い。ギガファイル便やWeTransferと比べて圧倒的に知られていません
- ゲスト・無料会員には広告が表示されます
- クラウドストレージのような永続保存はできない。最大111日の期限付きで、期限を過ぎるとファイルは自動削除されます
どちらを選ぶべき?用途別おすすめ
「結局どれを使えばいいの?」という方へ、用途別にまとめました。
| こんな人 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| 日本語で大容量を無料で送りたい | ギガファイル便 | 登録不要・300GB・100日保存。日本語完全対応 |
| 海外の取引先にファイルを送る | WeTransfer | 海外での知名度が高く、英語UIに違和感がない |
| 広告のない画面でファイルを受け取ってほしい | WeTransfer or ギガワタス | WeTransferは広告なし。ギガワタスもDL画面はシンプル |
| セキュリティ重視で仕事に使いたい | ギガワタス | AES-256暗号化・Pマーク・IP制限。無料会員で全機能利用可 |
他のサービスも検討したい方は「無料ファイル転送サービス15社を徹底比較」をご覧ください。ギガファイル便以外の選択肢は「ギガファイル便の代わり!代替サービス7選」で紹介しています。
よくある質問
Q. WeTransferは日本語で使えますか?
使えません。UI・ヘルプ・サポートすべてが英語です。日本語のファイル名は送受信できますが、操作画面は英語のみです。日本語で使えるサービスをお探しならギガファイル便かギガワタスをおすすめします。
Q. WeTransferの無料プランはいつ制限されましたか?
2024年12月です。Bending Spoons社による買収後に改定され、アカウント作成必須・月10回/合計3GB・保存3日間になりました。改定前は登録不要・2GB・7日間保存でした。
Q. WeTransferの代わりになる無料サービスは?
日本語対応で大容量ならギガファイル便(300GB・登録不要)。セキュリティ重視ならギガワタス(333GB・AES-256暗号化・無料会員で全機能利用可)。海外向けならFilemail(5GB・日本語対応)もおすすめです。
Q. WeTransferで受け取るだけならアカウントは必要?
受け取るだけならアカウント不要です。送られてきたリンクをクリックすればダウンロードできます。アカウントが必要なのは送信側だけです。
Q. ギガファイル便とWeTransferは併用できますか?
はい、できます。国内の友人にはギガファイル便、海外の取引先にはWeTransferと使い分ける方は多いです。
まとめ
ギガファイル便とWeTransferの違いを整理します。
- ギガファイル便: 完全無料・300GB・100日保存・日本語対応。国内で大容量ファイルを送るならこれ
- WeTransfer: UIが洗練・広告なし・海外での知名度。ただし無料プランは月3GB・3日間のみ
- ギガワタス: AES-256暗号化・Pマーク・IP制限・333GB。セキュリティ重視なら無料会員で全機能利用可
WeTransferは2024年12月の改定で無料プランが大幅に制限されました。日本語で使えないことも含め、日本国内での利用なら他のサービスを検討する方が現実的です。
セキュリティも含めて比較したい方は「ギガファイル便 vs firestorage比較」や「ギガファイル便 vs データ便比較」も参考にしてください。
この記事の情報は2026年5月時点のものです。各サービスの料金・機能は変更される場合があります。最新情報は各公式サイトをご確認ください。





