ギガファイル便とWeTransferを比較|容量・日本語・料金
サービス比較2026年5月2日

ギガファイル便とWeTransferを比較|容量・日本語・料金

最終更新: 2026年8月22日

ギガファイル便とWeTransfer、どちらを使えばいいのか。

結論から言うと、日本語で大容量を無料で送るならギガファイル便です。海外の相手とやり取りするならWeTransferが適しています。ただしWeTransferは2024年の改定で無料プランが大幅に制限されました。

この記事では、ファイル転送サービス運営者の立場から5項目で採点し、両サービスの違いを比較します。

※ この記事は大容量ファイル転送サービス「ギガワタス」の運営ブログです。比較の公平性を保つため、評価基準を事前に公開し、自社サービスのデメリットも記載しています。

【評価基準】本記事の比較ポイント

当ブログでは、すべての比較記事で以下の5項目×20点=100点満点で評価しています。

比較記事の共通評価基準(5項目×20点)
評価項目 配点 評価の観点
セキュリティ /20点 暗号化方式、Pマーク、ウイルススキャン、IP制限、パスワード保護
無料プランの充実度 /20点 無料で使える最大容量、保存期間、機能制限の少なさ
使いやすさ /20点 UI設計、登録の手軽さ、送信ステップ数、モバイル対応
法人向け機能 /20点 管理画面、ログ、IP制限、カスタムURL、受取フォルダ、監査証跡
コストパフォーマンス /20点 機能あたりの価格、無料/有料の差

スコア結果

ギガファイル便 vs WeTransfer スコア比較
評価項目 ギガファイル便 WeTransfer(無料)
セキュリティ 8/20 8/20
無料プランの充実度 20/20 4/20
使いやすさ 14/20 12/20
法人向け機能 4/20 8/20
コストパフォーマンス 20/20 6/20
合計 66/100 38/100

※ 2026年8月22日にスコアを見直しました

セキュリティ20点は「暗号化方式・プライバシーマーク・ウイルススキャン・IP制限・パスワード保護」の5小項目×4点で採点しています。ギガファイル便はウイルススキャン4点+通信SSL/TLSのみで保存時暗号化の公式記載を確認できないため2点+パスワードは4桁固定で変更不可の2点=8点(Pマーク・IP制限は0点)。本記事だけ10/20としていたのを8/20に訂正しました(合計68→66)。

WeTransfer(無料)の8/20は暫定値です。この8点は2026年5月の採点値で、内訳を再現できません。いまの一次情報だけで同じ5小項目に付け直すと暗号化4点(TLS+保存時AES-256を公式明示)+パスワード保護2点(適用プランを確定できないため半点扱い)=6点(プライバシーマーク・ウイルススキャン・IP制限は0点)。5小項目の3つ目「ウイルススキャン」も、公式内で記載が割れているため0点のままにしています。なお現在の5小項目は認証枠が「プライバシーマーク」に限定されており、ISO/IEC 27001をこの枠で評価するには採点基準そのものの変更が必要です(変更して4点入れるなら10点になります)。基準が全比較記事で未確定のため、確定するまでは間を取って現状の8/20を据え置きます。2026年9月に全比較記事を一括で再採点します。

スコア差が大きいのは、WeTransferの2024年の改定が原因です。無料プランが30日で10回・3GBまでに制限され、保存期間も最大3日間に短縮されました。改定前なら差はもっと小さかったでしょう。

WeTransferの強みはUI設計とブランド力。弱みは無料プランの制限と日本語非対応。各項目を詳しく見ていきます。

【比較表】ギガファイル便 vs WeTransfer 全10項目

まず全体像を一覧で確認します。

ギガファイル便とWeTransferの比較表(2026年8月22日確認)
比較項目 ギガファイル便 WeTransfer(無料) WeTransfer(有料)
料金 無料(広告あり) 無料 Starter US$8/Ultimate US$23/Teams US$19(1ユーザー月額)
最大容量 300GB(1ファイル) 3GB(直近30日の合計) Starter 300GB(直近30日の合計)/Ultimate以上は1転送あたり最大1TB・転送数は無制限
送信回数(30日) 無制限 10回まで Starterも10回まで/Ultimate以上 無制限
保存期間 3日〜100日 最大3日間 Starterも最大3日/Ultimateは無期限に設定可
会員登録 不要 必要 必要
日本語対応 ○(完全対応) ×(日本語なし。英語など8言語) ×(日本語なし。英語など8言語)
暗号化 SSL/TLS(通信の暗号化。保存時は公式記載なし) TLS 1.2/1.3(転送時)+AES-256(保存時) 同左(E2E暗号化は公式に提供の明示なし)
パスワード保護 ○(対応)4桁固定・後から変更不可 △(適用プランを公開情報から確定できない) ○(公式ヘルプのプラン制限ページがUltimateの機能として明記)
ウイルススキャン ○(対応) △(公式料金ページはUltimate以上の機能として記載する一方、公式ブログは全転送を自動スキャンと説明) Ultimate・Teams・Enterprise:○(料金ページに明記)/Starterは記載が割れる
広告 多い あり(公式の広告主向けページ・利用規約に明記) 確認できず(有料プランで広告が消えるかは、料金ページがログイン後の表示のため未確認)

出典: ギガファイル便公式サイトWeTransfer公式サイトWeTransfer Help CenterWeTransfer公式ヘルプ(データとファイルの保護)(2026年8月22日に再照合)

料金は2026年5月28日に公式料金ページを実画面で確認した値です。2026年8月22日時点で公式料金ページは価格をログイン後にしか表示しないため、契約前に必ずログインして最新価格を確認してください。

太字の部分がWeTransfer無料プランの弱点です。改定前は「2GB・7日間保存・登録不要」でしたが、大幅に制限が厳しくなりました。

容量と保存期間の違い — 最大の差はここ

両サービスで最も差が大きいのは、無料で使える容量です。

ギガファイル便は1ファイル300GB。動画・設計データ・写真RAWデータなど、大容量ファイルをそのまま送れます。転送回数に制限もなく、何回でも送信可能です。

一方、WeTransferの無料プランは直近30日で合計3GB・10回まで。1回あたり3GBですが、30日のトータルも3GBまでという厳しい制限があります。10分の動画1本で使い切る容量です。なおこの枠は暦月でリセットされるのではなく、送信が30日の窓から外れた分だけ戻る方式です。

容量・保存期間の比較
項目 ギガファイル便 WeTransfer(無料)
1回の上限 300GB 3GB
30日あたりの容量 無制限 3GB
30日あたりの回数 無制限 10回
保存期間(最長) 100日 3日
保存期間(選択肢) 3日〜100日(7段階) 最大3日(送信時に指定)

保存期間もギガファイル便が圧倒的です。100日あれば「来月の打ち合わせ用に置いておく」という使い方もできます。WeTransferの3日間は週末を挟むと期限切れの恐れがあります。

WeTransferの無料プランはかつて「登録不要・2GB・7日間保存」でした。Bending Spoons社の買収後に改定され、2024年11月に送信時のアカウント作成が必須化、あわせて30日で10回・合計3GB保存は最大3日に制限されています。

日本語対応と使いやすさの違い

両サービスは「強みと弱みがちょうど逆」という関係です。

ギガファイル便 — 日本語完全対応だが広告が多い

ギガファイル便は日本語に完全対応しています。操作画面・エラーメッセージ・サポートすべてが日本語です。登録不要でファイルをドラッグ&ドロップするだけ。

弱点は広告の多さです。スマホではダウンロードボタンと広告バナーの区別がつきにくく、操作に迷うことがあります。実際に「広告が多くてダウンロードボタンがわからなかった」という声は少なくありません。

WeTransfer — UIは洗練されているが日本語がない

WeTransferのUIは洗練されていることで知られています。背景にアーティストの作品が表示される独自のデザインは、クリエイター層に支持されています。ただし、公式の広告主向けページと利用規約(11.2)には、第三者のパートナーがサービス上に広告を掲載しうると明記されています(2026年9月14日確認)。

最大の壁は日本語非対応。UI・ヘルプ・サポートに日本語はありません(英語など8言語)。「Upload files」「Add your email」「Add a message」という英語のフォームに抵抗がなければ問題ありませんが、ITに不慣れな相手にファイルを受け取ってもらう場面では混乱の原因になります。

さらに2024年11月以降、送信にはアカウント作成が必須になりました。受信者はアカウント不要ですが、送る側のハードルは上がっています。

使いやすさの比較
項目 ギガファイル便 WeTransfer
言語 日本語対応 日本語なし(英語など8言語)
登録 不要 必要(2024年11月〜)
広告 多い あり(公式の広告主向けページ・利用規約に明記)
UIデザイン 機能重視 洗練・おしゃれ
モバイル対応 ブラウザ対応 iOS/Androidアプリあり

日本国内で使うならギガファイル便、英語に抵抗がなく洗練されたUIを求めるならWeTransfer。用途と相手で使い分けるのが現実的です。

WeTransferの詳しい使い方は「WeTransferの使い方|無料プランの制限と日本語で使う方法」で解説しています。

セキュリティの違い — ビジネスで使うなら

セキュリティ面では、両サービスとも一長一短です。

ギガファイル便のセキュリティ

  • SSL/TLS通信暗号化: 転送中のデータは暗号化される
  • パスワード保護: ダウンロードキーを設定可能
  • ウイルススキャン: アップロード時にチェック
  • Pマーク: JIPDEC付与事業者検索で確認できず
  • IP制限: なし

WeTransferのセキュリティ

  • 暗号化: 転送時はTLS 1.2/1.3、保存時はAES-256と公式ヘルプに明記
  • ISO/IEC 27001: 情報セキュリティ管理を同規格に基づいて運用し、認証を維持していると公式ヘルプに明記(証明書・登録番号までは未照合)
  • ファイルの保管先: EUと米国の両方。EUのIPアドレスから(匿名プロキシを使わずに)アップロードした場合はEU、それ以外は米国。日本国内のIPから送る限り保管先は米国になる
  • GDPR: 運営はオランダ拠点で、GDPRを含む欧州のデータ保護法の下で運営していると公式ヘルプに記載
  • パスワード保護: 公式ヘルプの設定手順ページにはプランの記載がない一方、公式ヘルプのプラン制限ページはUltimateの機能として挙げている。無料プランに適用されるかを公開情報から確定できない
  • E2E暗号化: 公式に提供の明示なし
  • プライバシーマーク: JIPDECの認定事業者検索で登録を確認できず

ギガファイル便は無料でパスワード保護とウイルススキャンが使えます。ただしパスワードは半角英数4桁固定で、送信後に変更できません。WeTransferは転送時のTLSに加えて保存時もAES-256で暗号化し、ISO/IEC 27001認証の維持も公式に明示していますが、無料プランでパスワード保護が使えるかは公開情報から確定できません。

プライバシーマークはどちらもJIPDECの認定事業者検索で登録を確認できませんでした。IP制限とログ管理はギガファイル便にはなく、WeTransferのFree・Starterでも公開情報からは確認できません。ただしWeTransferはAccess Control(公式ヘルプのプラン制限ページがUltimateの機能として記載)でダウンロードの追跡と受信者の限定ができ、Enterpriseでは利用・セキュリティログとSSOが提供されます。無料のまま機密ファイルを送るなら、どちらも万全とは言えないのが正直なところです。

ビジネスで使うなら第三の選択肢も

取引先に業務ファイルを送る場合、無料サービスだけでは不安が残ります。

あるフォトグラファーのユーザーは「広告が少ないから」という理由でギガワタスに切り替えました。クライアントに作品データを送る際、広告だらけの画面や英語UIは避けたかったとのこと。送る側の心理として「見た目の信頼感」は意外と大きいようです。

当サイトを運営するギガワタスは、以下の点で両サービスと異なります。

  • AES-256暗号化: 広く使われている強力な暗号化方式
  • プライバシーマーク取得済み: 個人情報保護の第三者認証
  • IPアドレス制限: アクセス元を限定可能
  • 登録不要のゲストでも333GB・ウイルススキャン利用可: DL通知・DL履歴は無料会員で追加

正直にデメリットも3つあります。

  • 知名度が低い。ギガファイル便やWeTransferと比べて圧倒的に知られていません
  • ゲスト・無料会員には広告が表示されます
  • クラウドストレージのような永続保存はできない。最大111日の期限付きで、期限を過ぎるとファイルは自動削除されます

どちらを選ぶべき?用途別おすすめ

「結局どれを使えばいいの?」という方へ、用途別にまとめました。

用途別おすすめファイル転送サービス
こんな人 おすすめ 理由
日本語で大容量を無料で送りたい ギガファイル便 登録不要・300GB・100日保存。日本語完全対応
海外の取引先にファイルを送る WeTransfer 海外での知名度が高く、英語UIに違和感がない
第三者の広告が出ない画面で受け取ってほしい ギガワタス 第三者の広告ネットワークは非掲載(自社・グループの告知は表示)。WeTransferは公式に広告の掲載を明記
セキュリティ重視で仕事に使いたい ギガワタス AES-256暗号化・Pマーク・IP制限。無料会員で全機能利用可

他のサービスも検討したい方は「無料ファイル転送サービス15社を徹底比較」をご覧ください。ギガファイル便以外の選択肢は「ギガファイル便の代わり!代替サービス7選」で紹介しています。

よくある質問

Q. WeTransferは日本語で使えますか?

使えません。公式ヘルプの言語切替は英語・オランダ語・フランス語など8言語で、日本語はありません(2026年8月22日確認)。日本語のファイル名は送受信できますが、操作画面に日本語はありません。日本語で使えるサービスをお探しならギガファイル便ギガワタスをおすすめします。

Q. WeTransferの無料プランはいつ制限されましたか?

アカウント作成の必須化は2024年11月です。Bending Spoons社による買収後に改定され、直近30日で10回/合計3GB・保存3日間になりました。改定前は登録不要・2GB・7日間保存でした。

Q. WeTransferの代わりになる無料サービスは?

日本語対応で大容量ならギガファイル便(300GB・登録不要)。セキュリティ重視ならギガワタス(333GB・AES-256暗号化・無料会員で全機能利用可)。海外向けならFilemail(5GB・日本語対応)もおすすめです。

Q. WeTransferで受け取るだけならアカウントは必要?

受け取るだけならアカウント不要です。送られてきたリンクをクリックすればダウンロードできます。アカウントが必要なのは送信側だけです。

Q. ギガファイル便とWeTransferは併用できますか?

はい、できます。国内の友人にはギガファイル便、海外の取引先にはWeTransferと使い分ける方は多いです。

まとめ

ギガファイル便とWeTransferの違いを整理します。

ギガファイル便以外の選択肢を網羅的に見たい方はファイル転送サービス15選の総合比較もご覧ください。

  • ギガファイル便: 無料・300GB・100日保存・日本語対応。国内で大容量ファイルを送るならこれ
  • WeTransfer: UIが洗練・海外での知名度。ただし無料プランは30日で3GB・3日間のみ
  • ギガワタス: AES-256暗号化・Pマーク・IP制限・333GB。セキュリティ重視なら無料会員で全機能利用可

WeTransferは2024年の改定で無料プランが大幅に制限されました。日本語で使えないことも含め、日本国内での利用なら他のサービスを検討する方が現実的です。

セキュリティも含めて比較したい方は「ギガファイル便 vs firestorage比較」や「ギガファイル便 vs データ便比較」も参考にしてください。

この記事の情報は2026年5月時点のものです。各サービスの料金・機能は変更される場合があります。最新情報は各公式サイトをご確認ください。

使った人の声

4.895件の評価
★★★★★

スピード・容量・期間に余裕が一番ありました。

2026-09-10

★★★★★

ギガファイル便より早くて簡単だったし広告もない!すばらしいです。

2026-09-08

★★★★★

視覚的に分かりやすくて良かった

2026-09-07

この記事を書いた人

吉岡 崇

吉岡 崇

株式会社グッドヒルシステムズ 代表取締役/ギガワタス 運営責任者

2011年より経営に携わり、Web制作・システム開発・デザインを本業として手がける。2016年4月に株式会社グッドヒルシステムズを設立。ギガワタスは、自社の映像納品業務のために自分たちで設計・開発したシステムを一般公開したものです。

ダビングコピー革命オモイデPLUS+ギガワタスシステム開発革命等のサービスを提供しています。

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