EASY FILE EXPRESSの料金と制限 — 操作ログのクリップボードと封筒を黄色い紙飛行機が運ぶイラスト
サービス比較2026年8月30日

EASY FILE EXPRESSとは|料金とCloud1の制限

最終更新日: 2026年8月30日

EASY FILE EXPRESS(イージーファイルエクスプレス)は、トーテックアメニティ株式会社が自社開発した、企業間のファイル転送に特化した法人向けサービスです。2009年にサービスを開始し、公式サイトによれば約100,000ユーザーが利用しています。無料プランはなく、料金は初期費用なしの月額3,300円(税込)からです。

検討する前に押さえておくべき点を3つ先に書きます。1つめは、いちばん安いCloud1プランでは1ファイル500MBまでだということ。「大容量ファイル転送」を掲げていますが、最小構成の上限は500MBで、しかも契約したディスクサイズが実質の天井になります。2つめは、そのCloud1では「ファイル暗号化」機能が提供されないこと。公式の仕様比較表で「×」と明記されています。3つめは、それでも法人の運用機能はかなり厚いこと。操作ログを期間無制限で保存しCSV出力できる点は、当社を含む多くのサービスより上です。順に検証します。

この記事は、大容量ファイル転送サービス「ギガワタス」(giga-watasu.jp)の運営ブログです。競合にあたるサービスを扱っていますが、公式に書かれている内容と、公的な登録簿で照合できた事実だけを根拠に書きます。当社が負けている点も隠さず書きます。調査日はすべて2026年8月30日です。

EASY FILE EXPRESSとは|2009年から続く法人専用サービス

EASY FILE EXPRESSは、メールに添付できない大きさのファイルを、ブラウザまたはOutlookのアドインから送るための法人向けサービスです。提供元はトーテックアメニティ株式会社。ISMS認証取得組織の登録簿によれば本社所在地は愛知県名古屋市西区で、サービスサイトのフッターには東京都新宿区西新宿の連絡先が記載されています。

EASY FILE EXPRESSの公式トップページ — 法人向けの大容量ファイル転送サービス
EASY FILE EXPRESS の公式トップページ(2026年9月4日に当ブログで取得)。「初期費用なし、月額1,000円からご利用可能」と表示され、Outlookアドイン版も案内されている。

個人向けの無料ファイル転送サービスとは設計思想が根本的に違います。誰でもすぐ使えることではなく、企業が管理下に置けることを優先した作りです。会員登録という概念がなく、契約後に管理者がユーザーを登録して使い始めます。申し込みも、公式サイトのフォームから問い合わせて営業担当とやり取りする流れです。

公式が挙げている特徴のうち、公開情報で裏が取れたものを整理します。「選ばれる理由」ページには、データの保管場所が日本国内であること、年1回の脆弱性診断を実施していること、サービス基盤に富士通のクラウド「FUJITSU Hybrid IT Service FJcloud-O」を採用していることが書かれています。

基盤のISMAPについて、照合した結果

公式は基盤の富士通クラウドが「ISMAP(政府情報システムのためのセキュリティ評価制度)を取得している」と説明しています。これをISMAPクラウドサービスリストで照合したところ、リストに載っているサービス名は「FUJITSU Hybrid IT Service FJcloud」と「同 FJcloud-V」で、「FJcloud-O」という名称は一覧に直接は現れませんでした。ただし前者(登録番号C21-0002-2・富士通株式会社)の言明対象範囲PDFを開くと、対象サービスとして「FUJITSU Hybrid IT Service FJcloud-O」が明記されています。公式の説明は裏が取れました。ただし注意点があります。ISMAPを取得しているのは富士通であって、トーテックアメニティでもEASY FILE EXPRESSでもありません。基盤が評価制度を通っていることと、その上で動くサービスが評価されていることは別の話です。

EASY FILE EXPRESSの料金|Cloud1は月3,300円から、Outlook版は1人110円から

提供形態は、クラウドの共有タイプ(Cloud1)、クラウドの専有タイプ(Cloud2)、自社サーバーに入れるパッケージ版の3つ。これに加えて、Microsoft 365のOutlookに組み込むアドイン版が共有・専有の2タイプあります。公式サイトに金額が明示されているのは、Cloud1とfor Outlook共有タイプの2つだけです。他は「要お問い合わせ」となっています。

EASY FILE EXPRESS Cloud1(共有タイプ)の料金
ユーザー数/ディスク 基準月額 3ヵ月契約 1年契約
5人/0.5GB 3,300円 9,900円 36,300円
10人/1GB 6,050円 18,150円 66,550円
100人/10GB 公式に金額の記載なし(要問い合わせ)
300人/30GB 公式に金額の記載なし(要問い合わせ)
500人/50GB 公式に金額の記載なし(要問い合わせ)

公式サイトの表記は税抜(それぞれ3,000円・9,000円・33,000円・5,500円・16,500円・60,500円)です。当ブログでは全サービスを税込で統一しているため、消費税10%を加えた金額を上に記載しています。初期費用はかかりません。契約期間は3ヵ月か1年から選びます。データ確認日:2026年8月30日/出典:公式 料金プラン Cloud1

Outlookのアドイン版は、料金の考え方がまったく違います。初期費用0円で、1ユーザーあたり月110円(税込/税抜100円)。ただし申し込みは10ユーザー単位で、最低契約期間は1年です。ディスクサイズは10ユーザーあたり1GBが割り当てられます。公式が挙げている例をそのまま税込に直すと、10ユーザー/1GBで月1,100円、100ユーザー/10GBで月11,000円、250ユーザー/25GBで月27,500円です。

Outlook版を検討する前に確認すべき4つの制約

安さだけを見て選ぶと外します。公式が明記している制約は次のとおりです。①サポートするメール環境はExchange Online(Microsoft 365付帯)のみ。②Microsoft Office 2016・2019といった買い切り型製品のOutlookでは利用できません。③Intuneなどを使ってMicrosoft 365からのダウンロードを禁止している環境では、アドインが使えない場合があります。④ブラウザ版のようなWeb画面からのファイルアップロードはできません。そして送信サイズは「Exchange Onlineのメッセージサイズ制限に準拠」で、共有タイプは大容量転送そのものが目的の機能ではありません。専有タイプには大容量ファイル送信オプションがあり、公式FAQによれば20GBのファイル送信が可能とされています。

EASY FILE EXPRESSの容量|Cloud1は1ファイル500MB、実質の天井は契約ディスク

ここがこのサービスでいちばん誤解されやすい部分です。公式FAQは「送信可能ファイルサイズ」について、プランごとに違う答えを書いています。

EASY FILE EXPRESS プラン別の送信容量と保管期間
プラン 1回の送信容量 保管期間
Cloud1(クラウド共有) 1ファイル最大500MB(1GB・2GBへの拡張可) 公開から7日後に削除
Cloud2(クラウド専有) 契約ディスクサイズが上限 任意に設定可能
パッケージ(オンプレミス) 無制限 任意に設定可能
for Outlook 共有 Exchange Onlineのメッセージサイズ制限まで 任意に設定可能
for Outlook 専有 同上(大容量オプションで20GB) 任意に設定可能

送信ファイル数は全プラン共通で1度に5ファイルまで、宛先の数に制限はありません。データ確認日:2026年8月30日/出典:公式FAQおよび料金プランページ

注意すべきなのはCloud1の読み方です。公式FAQは「一度に最大500MB×5ファイル(=2.5GB)を送信可能」と書いていますが、直後に「ご契約ディスクサイズが上限となります」と続けています。最小構成の5人/0.5GBプランはディスクが0.5GB、つまり500MBです。500MBのファイルを1つ置いた時点で契約容量は満杯になります。2.5GBを送るには、それを収容できるディスクを契約している必要があります。公式は誠実にこの条件を書いていますが、「500MB×5ファイル」の部分だけを読むと実力を過大評価してしまいます。

保管期間も、プランによって性格が変わります。Cloud1はアップロード・公開から7日後に自動で公開終了・削除されます。公式FAQには「弊社へご連絡頂ければ7日未満での設定変更が可能」とあり、短くする方向の調整には応じるようです。7日より長くできるかどうかは、この記述からは読み取れませんでした。Cloud2以降は任意に設定できます。

EASY FILE EXPRESSの使い方とログイン|3ステップとダウンロードキーワード

公式サイトを調べた範囲では、誰でも入れる共通のログイン画面を確認できませんでした。契約時に案内されるURLへ、管理者が登録したIDとパスワードでログインする方式とみられます。検索で入口が出てこないからといって存在しないとは言い切れませんが、少なくとも公式サイトからはたどれませんでした。ログインできない場合は、自社の管理者、または提供元に発行URLとアカウントを確認するのが先になります。パスワードを連続して間違えると、初期設定では10回でアカウントが一時ロックされます。

送信の手順は公式が「最短3STEP」と説明しています。①データのアップロード、②メッセージの作成、③転送先の指定。送信前に確認画面が入るため、誤送信の防止に役立つと公式は説明しています。相手からファイルを受け取りたい場合は「ファイル受信機能」を使います。

「ダウンロードキーワード」は必須ではなく、運用で選ぶ

受信者がファイルを取得するときのパスワードにあたるものが「ダウンロードキーワード」です。ここは設計がよく考えられています。公式FAQによれば、まず使用する・使用しないを選べます。使う場合は任意設定か自動生成かを選び、受信者への伝え方を「システムから自動送信」「自身へ送信する」「システムからは送信しない」の3つから選びます。

公式は、この選択肢を使った運用例を2つ挙げています。ひとつはキーワードをシステムから送らず、送信者が電話など別ルートで伝える方法。もうひとつはキーワードを送信者自身に届かせ、そこから別ルートで伝える方法。いずれも、URLとキーワードの伝達経路を分ける運用です。ただし「別のメールで送る」だけでは、同じメールアカウントが侵害された場合に経路を分けたことにはなりません。電話など、メールとは異なる手段を社内ルールとして決めておく必要があります。ファイルの送り方とパスワードの渡し方については、当社でもID・パスワードを安全に共有する方法で整理しています。

ただし裏返せば、「使用しない」も選べる以上、パスワード保護は初期状態で保証されているものではありません。公式FAQも「案内メールの送信、ダウンロード時の認証の設定は、初期表示時は非表示になっています」と書いており、詳細設定を開かないと選択肢が出てきません。導入時に運用ルールを決めておく必要があります。

EASY FILE EXPRESSの安全性|認証を公的登録簿で4件照合した

公式サイトには「高セキュリティ」と書かれていますが、調査した主要ページ(トップ・選ばれる理由・機能紹介・料金・FAQ)では、ISO27001やプライバシーマークの取得を示す記載を確認できませんでした。そこで運営会社であるトーテックアメニティ株式会社について、公的な登録簿を4つ照合しました。

トーテックアメニティ株式会社の認証を公的登録簿で照合した結果
制度 照合結果 内容
ISMS(ISO/IEC 27001) あり(登録を確認) 登録番号JQA-IM0091/JIS Q 27001:2023(ISO/IEC 27001:2022)/初回登録2003年5月30日/有効期限2027年5月29日/認証機関は日本品質保証機構
プライバシーマーク あり(登録を確認) 登録番号19000053(枝番10)/有効期間2025年7月24日〜2027年7月23日
ISO/IEC 27017(クラウドセキュリティ) 確認できず ISMS-CLS登録簿に該当なし(対照として引いた別事業者はヒットしたため、検索手法は正常)
ISO/IEC 27701(PIMS) 確認できず ISMS-PIMS公表一覧(登録77件・公表72件)に該当なし

データ確認日:2026年8月30日/出典:ISMS認証取得組織検索、日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)プライバシーマーク付与事業者検索、ISMS-CLSおよびISMS-PIMS登録簿

ISO27001を2003年から、プライバシーマークを枝番10に至るまで継続して取得している点は、素直に評価すべきです。当社(グッドヒルシステムズ)はプライバシーマークを取得していますが、ISO27001は取得していません。この一点では、トーテックアメニティのほうが上です。

ただし、ISMSの「登録範囲」まで読むと、書き方を変える必要が出てきます。登録簿に記載された範囲は、①本社における公共システム事業部・医療システム事業部・ICTバリューサービス事業部が提供する顧客要求仕様に基づくソフトウェアの設計・開発および保守・運用支援業務、②川崎事業所における医療施設向けネットワーク設計・施工監修・医療情報システム構築・保守管理業務、の2つです。EASY FILE EXPRESSというサービス名も、クラウドサービスの運用も、登録範囲には明記されていません。登録範囲をサービス名で検索しても該当はありませんでした。会社としてISO27001を取得していることは確かですが、この認証がEASY FILE EXPRESSの運用まで及んでいるかどうかは、公開されている登録簿からは特定できませんでした。取得していないという意味ではなく、確認できないという状態です。

Cloud1では保存時のファイル暗号化が使えない

機能面で最も注意すべき点がこれです。公式の仕様比較表には「ファイル暗号化」という項目があり、機能紹介ページでは「ファイルをアップロード時に暗号化し保持、ダウンロード時に復号します」と説明されています。ところがプラン別に見ると、Cloud1は「×」、Cloud2は「〇(オプション)」、パッケージ版は「×」です。

SSL/TLSによる通信経路の暗号化は全プランで提供されます。しかし通信経路の暗号化は、ネットワークを流れている間を守るもので、サーバー上に置かれている間のファイルを守るものではありません。公式の表記から言えるのは、Cloud1では「アップロード時に暗号化して保持し、ダウンロード時に復号する」というサービス機能が提供されない、ということまでです。基盤やストレージの層で保存時の暗号化が行われているかどうかは、公開情報からは確認できませんでした。対応していないという意味ではありません。当社はサービスの機能として保存時にAES-256でファイルを暗号化しており、この点は明示されている分だけ当社が上です。

ひとつ補足があります。公式FAQによれば、ウイルスチェックは「アップロード時」と「ファイルを預かっている期間の定期チェック」の2つのタイミングで行われますが、ファイルが暗号化されている場合はアップロード時のみとなります。暗号化とウイルスチェックにはこうしたトレードオフがあり、公式がそれを明示している点は誠実です。なおアーカイブファイルの中身については、2GB以上は対象外と明記されています。

EASY FILE EXPRESSのセキュリティ機能(プラン別)
機能 Cloud1 Cloud2 パッケージ
SSL/TLS通信経路暗号化 〇 対応 〇 対応 〇 対応
保存時のファイル暗号化 × 非対応 〇 オプション × 非対応
ウイルスチェック 〇 対応 〇 オプション 〇 別途製品が必要
ワンタイムパスワード/二要素認証 〇 対応 〇 対応 〇 対応
IPアドレス制限/送信先制限 〇 対応 〇 対応 〇 対応
操作ログ(保存期間無期限・CSV出力) 〇 対応 〇 対応 〇 対応
上長承認(ワークフロー) 〇 オプション 〇 オプション 〇 オプション
SSO/SAML・LDAP・Entra ID連携 × 非対応 〇 オプション △ 一部オプション

データ確認日:2026年8月30日/出典:公式 プラン別仕様比較表および機能紹介ページ。「△」はEntra ID連携が非対応で他は対応という内訳のため。

逆に、当社が明確に負けている機能もあります。操作ログの保存期間が無期限で、CSV出力できる点です。記録される項目は操作日時・IPアドレス・ユーザーID・ユーザー名・操作履歴(ファイル名を含む)。当社の「ギガワタス for Biz」の監査ログはCSV出力に対応していますが、保存期間は1年です。長期の監査証跡を求める会社にとっては、EASY FILE EXPRESSのほうが要件に合います。LDAP・SAML・Entra IDとの連携やAPI連携も、当社にはない機能です。法人でのファイル共有の考え方は、当社の法人向けファイル共有サービスの選び方でも整理しています。

EASY FILE EXPRESSのよくある質問

EASY FILE EXPRESSは無料で使えますか?

無料プランはありません。法人向けの有料サービスで、料金は初期費用なしの月額3,300円(税込/税抜3,000円)からです。ただし2週間の無料体験版が用意されています。公式サイトの申込みフォームから必要事項を送ると、担当者から翌営業日以内に連絡が来る流れで、体験にはトーテックアメニティ側の専用サーバーが使われます。クレジットカードの登録は求められませんが、営業担当とのやり取りが前提になります。

EASY FILE EXPRESSのログイン画面はどこにありますか?

公式サイトを調べた範囲では、誰でも入れる共通のログイン画面を確認できませんでした。契約時に案内されるURLへ、管理者が登録したIDとパスワードでログインする方式とみられます。検索で入口が出てこないことは存在しない証明にはなりませんが、公式サイトからはたどれませんでした。ログインできない場合は、まず自社の管理者、または提供元に発行URLとアカウント情報を確認してください。パスワードを連続して間違えると、初期設定では10回でアカウントが一時的にロックされます。パスワードポリシーは標準で「英大文字・英小文字・数字・記号のうち最低1種類以上を含む7文字以上」です。

EASY FILE EXPRESSは何GBまで送れますか?

プランによって違います。クラウド共有タイプのCloud1は1ファイル最大500MBで、オプションで1GBまたは2GBへ拡張できます。公式FAQは「一度に最大500MB×5ファイル(=2.5GB)を送信可能」としていますが、同時に「ご契約ディスクサイズが上限となります」とも明記しています。最小構成の5人/0.5GBプランはディスクが500MBなので、500MBのファイルを1つ置くと満杯です。クラウド専有タイプのCloud2は契約ディスクサイズが上限、オンプレミスのパッケージ版は無制限です。送信ファイル数は全プラン共通で1度に5ファイルまでです。

送ったファイルはいつまで残りますか?

Cloud1(共有タイプ)の場合、アップロード・公開してから7日後に公開終了・削除されます。公式FAQには「弊社へご連絡頂ければ7日未満での設定変更が可能」と書かれており、短くする方向の調整には応じるようです。7日より長くできるかどうかは公式の記述からは読み取れませんでした。Cloud2、パッケージ版、for Outlookの共有・専有タイプでは、保管期間を任意に設定できます。

EASY FILE EXPRESSにパスワードは必ずかかりますか?

必ずではありません。受信者向けのパスワードにあたる「ダウンロードキーワード」は、使用する・使用しないを選択できます。使う場合は任意設定か自動生成かを選び、受信者への伝え方も「システムから自動送信」「自身へ送信する」「システムからは送信しない」から選べます。公式はキーワードをメールで送らず電話など別ルートで伝える運用例を挙げており、URLとパスワードを同じ経路に流さない使い方ができます。ただしこれらの設定は初期表示では隠れており、「詳細設定を表示する」を開く必要があります。導入時に社内の運用ルールを決めておくことをおすすめします。

EASY FILE EXPRESSはISO27001やプライバシーマークを取得していますか?

運営会社のトーテックアメニティ株式会社は、両方とも公的な登録簿で確認できました。ISO27001は登録番号JQA-IM0091(有効期限2027年5月29日、認証機関は日本品質保証機構)、プライバシーマークは登録番号19000053(枝番10、有効期間2025年7月24日〜2027年7月23日)です。ただしISMSの登録範囲は受託ソフトウェアの設計・開発と医療システム関連の業務で、EASY FILE EXPRESSというサービス名もクラウドサービスの運用も明記されていません。会社として取得していることは確かですが、この認証がEASY FILE EXPRESSの運用まで及ぶかどうかは登録簿からは特定できませんでした。ISO/IEC 27017とISO/IEC 27701については、いずれの登録簿にも該当が見つかりませんでした。

Outlook版はどのメール環境でも使えますか?

使えません。公式が明記している通り、サポートされるメール環境はExchange Online(Microsoft 365に付帯するもの)のみです。Microsoft Office 2016・2019のような買い切り型製品のOutlookでは利用できません。またIntuneなどでMicrosoft 365からのダウンロードを制限している環境では、アドインが使えない場合があるとされています。Outlook版はブラウザ版のようなWeb画面からのアップロードにも対応していません。送信サイズもExchange Onlineのメッセージサイズ制限に準拠するため、共有タイプは大容量転送そのものを目的とした機能ではない点に注意してください。

送ったメールが相手に届かない、迷惑メール扱いされるのはなぜですか?

公式FAQが原因と対処を明記しています。Cloud1やOutlook共有タイプ、あるいはCloud2・Outlook専有タイプでトーテックアメニティ側のメールサーバーを使っている場合、同社のサーバーから利用者のメールアドレスを送信元としてメールが送られます。このためなりすましメールと判定されることがあります。対処は、自社ドメインを管理しているDNSサーバーのSPFレコードに「include:easyfile-exp.jp」を追加することです。Gmail宛に届かない場合も同じ対処になります。このほか、ダウンロードURLがメール本文で改行されて途切れているとアクセスできない、というトラブルも公式が挙げています。

まとめ|EASY FILE EXPRESSが向いている会社・向かない会社

EASY FILE EXPRESSの性格は、「容量を売る」より「ファイルの受け渡しを会社の管理下に置く」ほうに寄っています。ただし容量そのものが小さいわけではありません。1ファイル500MBはあくまでCloud1標準構成の上限で、Cloud2は契約ディスクサイズまで、パッケージ版は無制限、Outlook専有タイプには20GBの大容量オプションがあります。500MBを超えるファイルを日常的に扱うなら、Cloud1では不足する可能性が高く、上位構成の見積もりが必要になります。一方で、操作ログを無期限に残しCSVで出せること、上長承認や送信先制限を掛けられることは全プランで使え、Cloud2ではSAML・LDAP・Entra IDとの連携をオプションで追加できます(パッケージ版はSAML・LDAPには対応しますが、Entra ID連携は非対応です)。監査に答える必要がある企業にとって、これは代えがたい価値です。

EASY FILE EXPRESSとギガワタスの使い分け
こんな会社・人 おすすめ 理由
長期の監査証跡が要る/既存のIDとSSO連携したい EASY FILE EXPRESS 操作ログは全プランで保存期間無期限・CSV出力可。SAML・LDAP・Entra ID連携はCloud2のオプション
Microsoft 365中心で、Outlookから離れたくない EASY FILE EXPRESS for Outlook 1ユーザー月110円(税込)。ただし10ユーザー単位・最低1年契約のため実質は月1,100円・年13,200円から。Exchange Online限定で送信サイズはM365の制限に準拠
低コストのまま数GB以上を送りたい ギガワタス Cloud1標準は1ファイル500MBが上限。上位のCloud2・パッケージ版なら大きく扱えるが金額は要問い合わせ。ギガワタスは1ファイル333GBまで無料
まず費用をかけずに試したい/少人数で使いたい ギガワタス EASY FILE EXPRESSは無料プランがなく最小構成でも月3,300円(税込)。ギガワタスは登録不要で無料

最後に、当社が負けている点をもう一度はっきり書いておきます。ひとつは認証です。トーテックアメニティはISO27001を2003年から継続取得しており、当社はプライバシーマークのみでISO27001を取得していません。もうひとつは操作ログの保存期間です。EASY FILE EXPRESSは無期限、当社の「ギガワタス for Biz」は1年です。長期保存が要件なら、当社では条件を満たせません。加えてLDAP・SAML・Entra ID連携やAPI連携も当社にはない機能です。2009年から提供が続いていること、ITreview Grid Award 2026 Summerのファイル転送部門で「Leader」に選ばれていることも、正当に評価されるべき実績です。

そのうえで当社が優位なのは、容量と、始めるまでの手軽さです。ギガワタスは登録不要で1ファイル333GBまで送れ、通信だけでなく保存時もAES-256で暗号化しています。パスワード保護、ダウンロード回数制限、ワンタイムダウンロード、ウイルススキャン(500MB以下・動画と音声を除く)は登録なしでも使えます。法人向けの「ギガワタス for Biz」は1人月550円(税込)から1人単位で契約でき、30日間はクレジットカードなしで試せます。営業担当とのやり取りを挟まずに、その日のうちに送り始められます。セキュアなファイル転送サービスの選び方もあわせてご覧ください。

使った人の声

4.777件の評価
★★★★★

超簡単で初めてでもできました。

2026-09-04

★★★★★

広告が少ない。見やすい。ウイルスチェックもありとても安心して使用できます。送り先からも高評価です。

2026-09-01

★★★★★

手順がシンプルです

2026-08-31

吉岡 崇

吉岡 崇

株式会社グッドヒルシステムズ 代表取締役

ダビングコピー革命オモイデ+PLUSギガワタスシステム開発革命等のサービスを提供しています。

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