最終更新日: 2026年5月1日
Send Anywhereは、6桁のキーを入力するだけでデバイス間のファイル転送ができるサービスです。会員登録なしで使えますが、6桁キーの有効期限は10分、リンク共有は48時間と保存期間が短いのが特徴です。
この記事では、プライバシーマーク取得企業としてファイル転送サービス「ギガワタス」を運営する立場から、Send Anywhereの使い方を送り方・受け取り方に分けてわかりやすく解説します。無料プランの制限や注意点もまとめました。
この記事はギガワタス(giga-watasu.jp)の運営ブログです。競合サービスについても事実に基づいて解説しています。
Send Anywhereとは?特徴と基本情報
Send Anywhereは、楽天グループ傘下のRakuten Symphony Korea, Inc.が運営するファイル転送サービスです。PC・スマホ・タブレット間で、OSを問わずファイルを送れます。
最大の特徴は6桁のキーを使ったリアルタイム転送です。送信側が表示された6桁の数字を受信側に伝えるだけで、サーバーを経由せず直接ファイルが届きます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | Rakuten Symphony Korea, Inc.(楽天グループ傘下) |
| 料金 | 無料(有料プランあり) |
| 会員登録 | 6桁キー転送は不要。リンク共有は要登録 |
| 最大容量 | 6桁キー: Webブラウザ4GB / アプリ無制限、リンク共有: 10GB |
| 保存期間 | 6桁キー: 10分、リンク共有: 48時間 |
| 暗号化 | 転送経路の暗号化あり(暗号化方式は非公開) |
| 対応OS | Windows / Mac / iOS / Android / Linux |
| 日本語対応 | あり(ja.send-anywhere.com) |
※ 2026年5月1日時点の情報です。最新の仕様はSend Anywhere公式サイトでご確認ください。
Send Anywhereには2つの送り方があります。用途に応じて使い分けてください。
| 比較項目 | 6桁キー転送 | リンク共有 |
|---|---|---|
| 仕組み | デバイス間の直接転送(P2P) | サーバーにアップロード → URLで共有 |
| 有効期限 | 10分 | 48時間 |
| 最大容量 | Webブラウザ: 4GB / アプリ: 無制限 | 10GB |
| 会員登録 | 不要 | 必要(無料) |
| おすすめの場面 | 目の前の相手にすぐ送りたいとき | 離れた相手にURLで送りたいとき |
Send Anywhereの使い方【送り方】
方法①: 6桁キーで送る(会員登録不要)
6桁キー転送は、Send Anywhereの最も基本的な送り方です。送信者と受信者が同時にオンラインである必要があります。
- Send Anywhere公式サイトにアクセス
- 画面左上の「+」ボタンをクリック、または送りたいファイルをドラッグ&ドロップ
- ファイルを選択して「送信」ボタンをクリック
- 画面に6桁の数字とQRコードが表示される
- この6桁の数字を受信者に伝える(口頭・チャット・電話など)
- 受信者がキーを入力すると、直接転送が始まる
注意: 6桁キーの有効期限は10分です。10分以内に受信者がキーを入力しないと無効になります。その場合は再度送信操作が必要です。
方法②: リンク共有で送る(会員登録が必要)
リンク共有は、ギガファイル便やデータ便と同じ「URLを送る」方式です。受信者がその場にいなくても送れます。
- Send Anywhereに無料会員登録してログイン
- 「+」ボタンでファイルを追加
- 送信方式を「リンク」に切り替え
- 「アップロード」をクリック → サーバーにファイルが保存される
- 生成された共有リンク(URL)をメールやチャットで相手に送る
注意: リンク共有の有効期限は48時間です。また、無料会員のリンク共有は1回あたり10GBまでの制限があります(詳細は公式サイトをご確認ください)。
Send Anywhereの使い方【受け取り方】
6桁キーで受け取る場合
- Send Anywhere公式サイトにアクセス
- 画面の「受信」エリアに、送信者から伝えられた6桁の数字を入力
- 「受信」ボタンをクリック
- ファイルのダウンロードが自動で始まる
スマホアプリの場合は、アプリを開いて「受信」タブ →「キーまたはリンクを入力」→ 6桁のキーを入力します。QRコードの読み取りでも受信できます。
リンクで受け取る場合
- 送信者から届いたURLをブラウザで開く
- ファイル一覧が表示される
- 「ダウンロード」ボタンをクリック
リンク共有の場合、受信者の会員登録は不要です。URLを開くだけでダウンロードできます。
スマホアプリでの送り方・受け取り方
Send Anywhereはスマホアプリ(iOS / Android)でも利用できます。アプリ版はWebブラウザ版よりも送信容量が大きいのが特徴です。
iPhone(iOS)の場合
- App Storeで「Send Anywhere」を検索してインストール
- アプリを開き、「送信」タブをタップ
- 写真・動画・ファイルの中から送りたいデータを選択
- 「送信」をタップすると6桁のキーとQRコードが表示される
- 受信者にキーを伝えるか、QRコードを見せる
受け取る場合は「受信」タブをタップし、6桁のキーを入力するかQRコードをスキャンします。
Android の場合
- Google Playで「Send Anywhere」を検索してインストール
- アプリを開き、「送信」タブをタップ
- 送りたいファイルを選択(写真・動画・音楽・アプリなど)
- 「送信」をタップして6桁のキーを取得
- 受信者にキーを伝える
Androidでは写真や動画だけでなく、インストール済みアプリのAPKファイルも送信できます。機種変更時のデータ移行に便利な機能です。
スマホ → PC、PC → スマホの転送
Send Anywhereの強みは、異なるOS間でもシームレスにファイルを送れることです。
- iPhone → Windows PC: iPhoneアプリで送信 → PCのブラウザで6桁キーを入力
- Android → Mac: Androidアプリで送信 → Macのブラウザで6桁キーを入力
- PC → スマホ: PCのブラウザで送信 → スマホアプリで6桁キーを入力
どの組み合わせでも手順は同じです。6桁キーかQRコードで受け取れます。AirDropが使えないiPhone ↔ Windows間の転送には特に重宝します。
Send Anywhereの注意点・デメリット3つ
①: 保存期間が非常に短い
Send Anywhereの最大の弱点は保存期間の短さです。6桁キーは10分、リンク共有でも48時間。「後で受け取ろう」が通用しません。
ギガファイル便なら最大100日、ギガワタスなら最大111日保存できます。相手がすぐにダウンロードできるか分からない場合は、保存期間の長いサービスの方が確実です。
②: 無料プランにパスワード保護がない
Send Anywhereの無料プランでは、ファイルにパスワードを設定できません。リンク共有の場合、URLが漏れれば誰でもダウンロードできます。
6桁キー方式は「キーを知っている人だけ」が受け取れるため安全性は高めですが、10分の制限がネックです。業務で機密ファイルを送る場合は、パスワード保護があるサービスを選びましょう。
③: 暗号化方式が明示されていない
Send Anywhereは転送経路を暗号化していますが、具体的な暗号化方式(AES-256等)は公式サイトで明示されていません。セキュリティを重視する業務利用では、暗号化方式が明記されているサービスを選ぶ方が安心です。
たとえばギガワタスはAES-256(銀行のオンラインバンキングと同じ方式)でファイル自体を暗号化しており、方式を公開しています。
Send Anywhereの有料プランは必要?
Send Anywhereには3つの有料プランがあります。無料プランとの違いを確認しましょう。
| 項目 | 無料 | Lite($5.99/月) | Standard($9.99/月) |
|---|---|---|---|
| リンク共有の容量 | 10GB | 200GB | 500GB |
| 保存期間 | 48時間 | 7日間 | 30日間 |
| 広告 | あり | なし | なし |
| パスワード保護 | ✕ | ○ | ○ |
※ 料金は米ドル建てです。為替レートにより日本円での請求額は変動します。
有料プランの最大のメリットは保存期間の延長とパスワード保護です。無料プランの48時間では不安な場合や、業務で使いたい場合は検討の価値があります。
ただし、月額$5.99〜$9.99を払うなら、ギガワタスの無料会員(AES-256暗号化・パスワード保護・111日保存・333GBまで)の方がコストパフォーマンスは高いです。Send Anywhereに課金するかどうかは、6桁キーのリアルタイム転送をどれだけ使うかで判断しましょう。
Send Anywhereと他サービスの比較
Send Anywhereは「目の前の人に今すぐ送る」には最適ですが、ビジネスでの利用や大容量ファイルの送信には制限があります。用途に合ったサービスを選んでください。
| 比較項目 | Send Anywhere | ギガファイル便 | ギガワタス |
|---|---|---|---|
| 料金 | 無料 | 無料 | 無料(会員登録で全機能) |
| 最大容量 | 10GB(リンク共有) | 300GB | 333GB |
| 保存期間 | 最大48時間 | 最大100日 | 最大111日 |
| 暗号化 | 転送経路の暗号化(方式非公開) | SSL/TLS(通信のみ) | AES-256 + SSL/TLS |
| パスワード保護 | ✕ なし(無料) | ○ あり | ○ あり |
| おすすめの場面 | 目の前の相手にすぐ送りたい | 大容量ファイルを無料で送りたい | セキュリティ重視で大容量を送りたい |
※ 2026年5月1日時点の情報です。最新の機能・料金は各公式サイトでご確認ください。
Send Anywhereは「スマホからPCに写真を移したい」「隣の人にファイルを渡したい」といったデバイス間転送には最適です。一方、取引先にファイルを送る、大容量の動画を送るといった用途には向いていません。
Send Anywhereが向いている人
- iPhone ↔ Windows PCなど、異なるOS間でファイルを移したい人
- 会議中やイベントで、目の前の相手にすぐファイルを渡したい人
- AirDropが使えない環境で、アプリ間の直接転送がしたい人
- メールアドレスを知らない相手に、その場でファイルを共有したい人
Send Anywhereが向いていない人
- 大容量の動画(数十GB〜)を送りたい → ギガワタスやギガファイル便が適切
- 相手がすぐにダウンロードできるか分からない → 48時間では短い。保存期間の長いサービスを選ぶべき
- 業務で機密ファイルを送る → パスワード保護・AES-256暗号化があるサービスを推奨
- 取引先に見た目の信頼感を求める → URLにブランド名がないサービスは不安を与える可能性がある
よくある質問
他のファイル転送サービスの使い方も解説しています。
- ギガファイル便の使い方 — 300GB無料、登録不要
- firestorageの使い方 — 老舗サービス、未登録でも300GBまで
- データ便の使い方 — セキュリティ便が特徴
- WeTransferの使い方 — 海外で人気のサービス
まとめ
Send Anywhereは「6桁のキーを伝えるだけ」という手軽さが最大の魅力です。スマホからPCへの写真転送や、目の前の人へのファイル受け渡しには最適なサービスです。
一方で、保存期間の短さ(最大48時間)、パスワード保護なし、ファイル暗号化なしという制限があります。仕事で取引先にファイルを送る用途には向いていません。
用途に合ったサービスを選びましょう。大容量ファイルをセキュリティ付きで送りたい場合は、以下からお試しください。





