最終更新日: 2026年8月29日
Cmosy(クモシィ)は、吉積情報株式会社が提供する Google Workspace の拡張サービスです。 Googleドライブの外部共有を全社一律で禁止したままでも、ドライブ上のファイルをパスワードや有効期限つきのダウンロードリンクに変えて社外に渡せます。相手にGoogleアカウントは要りません。逆に社外から自社ドライブの指定フォルダへ直接ファイルを回収する「集荷便」もあります。エディオン、TBSアクト(映画「わたしの幸せな結婚」の制作現場)、西菱電機などの導入事例が公開されています。
検討している方が先に知っておくべきことを2つ書きます。1つは、Cmosyは2027年12月31日で提供終了が予告されていることです。 後継は「Cmosy Pocket」です。ただし公式上の後継がPocketである一方、現行Cmosyのランディングページと無料トライアルの案内も2026年8月29日時点で公開されたままなので、いま申し込めるかどうかは営業担当への確認が要ります。もう1つは、この終了について公式サイト内で説明が食い違っていることです。 吉積情報のサービスページは「『Cmosy』は提供を終了し」と完了形で書いている一方、Cmosy Pocket側は「2027年12月31日をもって提供を終了いたします」と将来の予定として書き、吉積情報のランディングページは終了に一切触れず14日間の無料トライアルを案内しています(いずれも2026年8月29日に当社が確認)。本記事では読み替えずに、どのページが何と書いているかをそのまま並べます。
この記事はギガワタス(giga-watasu.jp) の運営ブログです。当社もファイル転送サービスを提供しているため、Cmosyは競合にあたります。そのうえで、本文で確認した範囲を踏まえて先に書いておくと、Cmosyが当社より明確に優れている点が4つあります。 ①Googleドライブ上のファイルを手元にダウンロードせずそのまま社外へ送れること、②社外メンバーを期限つき・権限可視化で招いて共同編集できること(当社は転送特化で共同編集機能を持ちません)、③送付ログを永年保持しCSVで書き出せること(当社 for Biz の監査ログはCSVで1年分です)、④提供元の吉積情報株式会社がISO/IEC 27001の認証登録範囲に明記されていること(当社が保有するのはプライバシーマークのみで、ISO/IEC 27001・27017・27701は未取得です)。いずれもGoogle Workspaceを契約している法人が前提の話で、④はサービス名「Cmosy」自体が登録範囲に書かれているわけではない点も併せて書いておきます。
Cmosyとは?Googleドライブの外部共有を止めたまま社外に渡す仕組み
Cmosyは単体のファイル転送サービスではありません。すでに使っているGoogleドライブに、社外とのやりとり用の機能を後付けする拡張サービス です。公式は「外部への共有を制限した Googleドライブ をより安全で便利にするために開発したファイル送信・受信・共有サービス」と説明しています。
Cmosy(クモシィ)の公式ページ(2026年9月4日に当ブログで取得)。「Googleドライブをより安全・セキュリティ高く外部とのやりとりを実現する拡張サービス」と位置づけられている。
多くの企業はセキュリティのためにGoogleドライブの外部共有を管理者設定で禁止します。すると社外にファイルを渡す手段が消え、結局ドライブから手元にダウンロードしてメールに添付する運用(PPAP)に戻ってしまう。この行き止まりを解くのがCmosyの役割です。公式は「直接共有することができないドライブのファイルでも、APIで特別な領域に一時的に保存することで社外に共有することができます」と、仕組みまで書いています。
Cmosy(クモシィ)の基本スペック(2026年8月29日時点の公式記載)
項目
内容
提供元
吉積情報株式会社(東京都千代田区大手町1-7-2 東京サンケイビル26階/代表取締役 秋田晴通/2005年9月6日設立)
サービス種別
Google Workspace 拡張サービス。単体では使えず、Google Workspace の契約が前提
主な機能
ファイル便(送信)/共有便(社外と期限つき共同編集)/集荷便(社外から自社ドライブへ回収)
無料プラン
2026年8月29日時点の公式料金ページでは恒常的な無料プランを確認できず、14日間の無料トライアルのみ案内(申込は問い合わせ経由)
最低契約
20ユーザーから(Google Workspace の Frontline ユーザーは対象外)
受け取る側の要件
Googleアカウント不要。ブラウザでダウンロード・アップロードできる
セキュリティ機能
パスワード設定、ダウンロード回数制限、有効期限、上長承認、社外メンバーの期限つき権限管理
管理機能
利用履歴・ログの永年保管、CSVエクスポート。送受信履歴は管理者が全件閲覧できる
プラン別の制限
共有ドライブがない Business Starter プラン(30GB)ではファイル送付・受け取り機能のみ
提供終了
2027年12月31日をもって提供終了と後継サイトに記載。後継は Cmosy Pocket
出典:Cmosy公式サイト /料金プラン /吉積情報のサービスページ /Cmosyから変わったポイント (いずれも2026年8月29日に確認)
用途としては、メール添付をやめたい・取引先から大きな素材を受け取りたい・映像や音声の素材を社外スタッフと安全に回したい、といった場面が中心です。同じ「メール添付をやめる」という課題についてはPPAPとは|意味・語源・なぜ日本だけ広まったか で背景を整理しています。
Cmosyは2027年12月31日で提供終了|公式内で説明が食い違う
「cmosy」で検索して来た方にいちばん関係があるのがここです。結論から書くと、2026年8月29日時点でもCmosyの料金ページ・ログイン導線・利用規約と、無料トライアルを案内するランディングページはいずれも公開されていますが、2027年12月31日での提供終了が予告されています。 ページが公開されていることと、新規受付や既存契約者向けの提供が実際に続いていることは別なので、そこまでは当社では確認できていません。新規導入では公式上の後継である Cmosy Pocket が中心になると考えられますが、申込可否は営業担当にご確認ください。
ややこしいのは、公式サイト内で書き方が3通りに割れていることです。当社が確認した内容をそのまま並べます。
同じ会社の公式ページで、終了の書き方が3通りに割れている
pocket.cmosy.jp/Cmosyから変わったポイント :「これに伴い、現行のCmosyは2027年12月31日をもって提供を終了いたします」=期日つきの将来予定
yoshidumi.co.jp/提供サービス Cmosy :「『Cmosy』は提供を終了し 現在は『Cmosy Pocket』として、より使いやすく生まれ変わりました」=すでに終わったと読める完了形
yoshidumi.co.jp/lp/cmosy(ランディングページ) :終了に一切触れず、「14日間無料トライアルあり」「無料相談してみる」として現行サービスの案内のまま
どれが正しいかを当社が決めることはできないので、辻褄は合わせません。ただし実務上の判断材料としては、Cmosy側の料金ページ・ログイン導線・利用規約がいずれも公開されたままである こと、そして期日を明記しているのは後継サイトの「2027年12月31日」だけ であることの2点が手がかりになります(ページが見えること自体は、新規受付が続いていることの証明にはなりません)。すでに契約中で移行時期を判断したい方、これから申し込もうとしている方は、この日付を前提に営業担当へ確認するのが確実です。
なお、後継サイトは移行理由も書いています。「Cmosy Pocketは、今後もGoogle ドライブを拡張するツールとして安定したサービスを提供し続けるため、最新の技術基盤でゼロから再構築した新しいサービスです」。機能を絞ったのではなく、基盤を作り直したという説明です。
Cmosyの料金|「1ユーザー500円」の実際は最低20人+基本料金
Cmosyの料金ページは公式サイトのトップからは辿りにくく、/price を直接開いたときだけナビゲーションに「費用」が現れます。中身は3つの機能を別々に買う形式です。
Cmosyの料金(2026年8月29日時点・公式料金ページ/税込併記は公式の表記どおり)
項目
ファイル便(送信)
共有便(共同編集)
集荷便(受け取り)
月額料金
500円(税込550円)
1,000円(税込1,100円)
50,000円(税込55,000円)
課金単位
1ユーザー
1ユーザー
1式(企業ドメイン単位・ユーザー数制限なし)
最低契約
20人〜
20人〜
ドメイン単位のため人数条件なし
基本料金(流量)
100GB 2,000円/月(税込2,200円)、500GB 10,000円/月(税込11,000円)、1,000GB 15,000円/月(税込16,500円)
なし
なし
超過時の従量課金
20円/GB(税込22円/GB)
なし
なし
出典:Cmosy 料金プラン (2026年8月29日に当社が確認)。このほか「ローカル添付オプション」が1ドメインあたり月40,000円(税込44,000円・1TBまで)で用意されています。基本料金の容量は「ファイル便からダウンロード出来る流量の合計値」と定義されています。Google Workspace の Frontline ユーザーは対象外です。
「月500円」という数字だけを見ると安く感じますが、実際に払う金額はもっと大きくなります。 ファイル便は1ユーザー単位で最低20人からなので、最小構成でも 20人 × 550円 = 11,000円(税込)。これに必須の基本料金が乗るため、いちばん小さい100GBの帯で 月13,200円(税込)が実質的な下限 です。
さらに、社外からファイルを受け取る「集荷便」は別契約で月55,000円(税込)です。送るだけでなく受け取りもしたい場合、最小構成で 月68,200円(税込) になります。ここが後継のCmosy Pocketで大きく変わった部分なので、次のセクションで比べます。
ひとつ、公式内で数字の読み方が割れている箇所があります
料金ページは、ファイル便と共有便の「単位」を1ユーザー と書き、最低契約アカウント数を20人〜としています。一方、後継サイトの移行比較表は同じ料金を「ファイル便(500円 / 契約ドメイン/月)」「共有便(1,000円/契約ドメイン/月)」とドメイン単位 で書いています。しかもその同じページの本文には「月額500円(1ユーザー/月)の標準ライセンス」という記述もあり、ページ内でも一致していません。最低契約20ユーザーという条件と整合するのはユーザー単位の読み方ですが、当社の側で断定はしません。見積もりの際に必ず課金単位を確認してください。
Cmosy PocketはCmosyと何が変わったのか
後継のCmosy Pocketは、機能の束ね方と課金の考え方がはっきり変わっています。公式が移行比較表を出しているので、それをもとに整理します。
CmosyとCmosy Pocketの機能の対応(公式の移行比較表より・2026年8月29日確認)
機能
Cmosy
Cmosy Pocket
ファイル送信
ファイル便
Chromeライセンスに標準搭載
ファイル受信
集荷便(別契約・月50,000円)
Chromeライセンスに標準搭載
ローカル添付
オプション(月40,000円)
Chromeライセンスに標準搭載
ファイル共有
共有便V2/仕事便/公開便/アップローダ
Shareライセンスとして提供
高速アップローダ
提供あり
なし
共有ドライブ管理
別プロダクト「共有ドライブマネージャー」として順次分離
別プロダクト「共有ドライブマネージャー」として提供
操作面では、これまでWebブラウザだけだったのに加えてChrome拡張機能 が用意され、業務ツールを開いたまま横から呼び出して送受信できるようになりました。認証もメールアドレス認証を標準 とする設計に統一され、「誰が誰に送ったか」の証跡が取りやすくなったと説明されています。UIも「ファイル送信」「ファイル受信」「ファイル共有」という目的ベースのメニューに整理されました。
CmosyとCmosy Pocketの料金比較(Pocket側は公式が税抜表示と明記/2026年8月29日確認)
項目
Cmosy
Cmosy Pocket
送受信の料金
ファイル便 500円+集荷便 50,000円+ローカル添付 40,000円
Chromeライセンス 500円/ユーザー/月に3機能とも標準搭載
共有の料金
共有便 1,000円
Shareライセンス 1,000円/ユーザー/月
最低ライセンス数
20
20
追加単位
1ユーザーから
10ユーザーから
基本料金(流量)
2,000円〜/100GB(必須)
100GB 0円/500GB 11,000円/1,000GB 21,000円。Shareライセンスは不要
超過時の従量課金
20円/GB
4,000円/100GB(=40円/GB)
初期費用
公式料金ページでは記載を確認できず
0円と明記
出典:Cmosyから変わったポイント /Cmosy Pocket 料金プラン 。Pocket側の料金ページは「表示価格はすべて税抜価格となります」と明記しているため、上表もその表記のまま載せています。税込に直すと Chromeライセンスは550円、Shareライセンスは1,100円です。200名以上の規模は個別提案(Enterprise向け)と案内されています。
いちばん大きい変化は、集荷便とローカル添付が標準搭載になったことです。 範囲をそろえて並べます。送信+受信 で比べると、Cmosyは最小構成で月68,200円(税込)、Cmosy Pocket の Chromeライセンスは 20人 × 550円 = 月11,000円(税込) です。送信+受信+ローカル添付 まで含めると、Cmosyは13,200円+55,000円+44,000円で月112,200円(税込)になる一方、Pocketは3機能とも標準搭載なので月11,000円(税込)のままです。100GBの基本料金が0円になったぶんも効いて、小さく始める場合の負担は大きく下がります。
ただし安くなる一方ではありません。 基本料金は500GBの帯で10,000円→11,000円、1,000GBの帯で15,000円→21,000円と上がっており(いずれも税抜)、超過時の従量課金も20円/GBから40円/GB相当へ倍増しています。ただし逆転が起きるのは「ファイル送信だけを使う場合」に限られます。 同じ20ユーザーで税抜比較すると、送信のみ・500GBはCmosy 20,000円に対しPocket 21,000円、送信のみ・1,000GBはCmosy 25,000円に対しPocket 31,000円で、Pocketのほうが高くなります。一方、受信機能も必要ならCmosyには集荷便の税抜50,000円が加わるため、500GB(70,000円対21,000円)でも1,000GB(75,000円対31,000円)でもPocketのほうが大幅に安いままです。 また高速アップローダは移行先の一覧に載っていないため、大容量素材の投入速度を重視して使っていた場合は事前確認が必要です。
Cmosyの安全性|ISO27001の登録範囲と、公式に認証記載がないこと
法人でファイルの受け渡し基盤を選ぶ以上、第三者認証の有無は避けて通れません。ここは公式サイトの記載を見るだけで終わらせず、国内の公的登録簿で照合しました (2026年8月29日)。
先に結果の要点を書きます。Cmosyの公式ページ、吉積情報のサービスページ、会社概要、規約ページのいずれにも、ISO/IEC 27001やプライバシーマークといった認証の記載は1件もありませんでした。にもかかわらず、登録簿にはグループの認証が存在します。 公式が名乗っていないのに登録簿にはある、という順番です。
吉積情報株式会社に関する第三者認証の照合結果(2026年8月29日・当社実施)
登録簿
検索語
結果
ISMS(ISO/IEC 27001)
吉積情報/吉積/ヨシヅミ
「吉積情報」では0件。「吉積」でIS 719157 吉積ホールディングス株式会社 が1件
ISMS 登録範囲検索
吉積情報/Cmosy/クモシィ
「吉積情報」でIS 719157がヒット。「Cmosy」「クモシィ」はいずれも0件
ISMSクラウドセキュリティ(ISO/IEC 27017)
吉積/吉積情報/ヨシヅミ
0件(対照に用いた別社はヒットしたので検索手法は正常)
プライバシーマーク
吉積/クラウドエース
0件(対照の自社はヒットしたので検索手法は正常)
ISMS-PIMS(ISO/IEC 27701)
—
検索が403で拒否され、照合できませんでした (0件という意味ではありません)
ヒットしたISO/IEC 27001の中身を見ると、Cmosyの提供元にきちんと届いています。認証登録番号 IS 719157、認証基準は JIS Q 27001:2023(ISO/IEC 27001:2022)、登録範囲は「吉積ホールディングス株式会社、クラウドエース株式会社、吉積情報株式会社の以下の業務」として、「クラウドプラットフォーム及びWebシステムの開発、運用、コンサルティングサービス」などが挙げられています。 「他の事業所」の欄にも吉積情報株式会社が明記されています。初回登録日は2020年2月13日、有効期限は2029年2月12日、認証機関はBSIグループジャパン株式会社(認定番号ISR004)です。Cmosy Pocketの販売パートナーであるクラウドエース株式会社も同じ登録範囲に含まれています。
注意すべき点も書きます。登録範囲に書かれているのは会社名と業務分野までで、サービス名「Cmosy」そのものではありません。 登録範囲を「Cmosy」「クモシィ」で検索しても0件でした。したがって「Cmosyが認証を取得している」ではなく、「Cmosyを開発・運用している吉積情報株式会社が、クラウドプラットフォーム及びWebシステムの開発・運用という業務範囲でISO/IEC 27001の登録範囲に含まれている」 という書き方が正確です。監査でサービス単位の認証を求められる要件なら、登録範囲の写しを取り寄せて確認してください。
また、プライバシーマークが登録簿に無いことは、個人情報の扱いが弱いことを意味しません。ISO/IEC 27001という別系統の枠組みを持っているためです。ISO/IEC 27017(クラウドサービス固有の管理策)とISO/IEC 27701(プライバシー情報マネジメント)については、前者は0件、後者は照合そのものができませんでした。
機能面のセキュリティは、外部共有を止めたままにできることが軸になります。パスワードと有効期限つきのリンク、ダウンロード回数制限、上長承認、社外メンバーの期限つき権限、そして送信先を間違えた場合の後追いでのリンク無効化。共有については「Cmosy Pocketで作成した共有ドライブのみが外部共有の対象となり、既存の共有ドライブには影響しない」「共有ファイルが第三者へ共有された場合、自動で権限を削除する」と公式が説明しています。Googleドライブ側のリスクの全体像はGoogleドライブは安全?情報漏洩リスクと対策を検証 で整理しています。
Cmosyが向いている会社・向かない会社
ここまでの内容を、選ぶ・選ばないの判断に落とします。
Cmosy/Cmosy Pocket が向く場合と向かない場合
状況
判断
理由
Google Workspaceを全社導入していて、ドライブの外部共有を禁止している
向いている
禁止設定を維持したまま社外授受ができる。この用途に特化した設計
社外パートナーと素材を往復させ、共同編集も必要
向いている
共有便/Shareライセンスで期限つき・権限可視化の共同編集ができる
送付ログを長期に残し、CSVで監査に出したい
向いている
利用履歴・ログの永年保管とCSVエクスポートを明記している
利用者が20人に満たない、または一部の担当者だけが使う
向かない
最低20ユーザーからで、Pocketは追加も10ユーザー単位
Google Workspaceを使っていない
向かない
ドライブの拡張サービスなので単体では成立しない
単発で大きなファイルを渡すだけ
向かない
月額の下限が高く、都度の送信には過剰。転送サービスのほうが合う
最後の行にあたる方には、当社のギガワタスが選択肢になります。登録不要・無料で1ファイル333GBまで送れ 、AES-256の暗号化、パスワード保護、ダウンロード回数制限、ワンタイムダウンロードに対応し、ウイルススキャンは登録しない状態でも動きます(500MB以下が対象で、動画と音声は対象外です)。無料の会員登録をするとIPアドレス制限・受取フォルダ・ダウンロード通知・管理画面が使えます。法人向けのギガワタス for Bizは1人あたり月550円(税込)で1人から契約でき 、30日間はクレジットカード登録なしで試せます。組織管理、送信取り消し(10分以内)、上長承認、監査ログのCSV出力(1年分)を備えています。
正直に、当社が負けている点も書いておきます。Googleドライブ上のファイルを直接送る仕組みは当社にはありません。 社外との共同編集もできません。ログの保持期間も、Cmosyの「永年保管」に対して当社は1年分です。第三者認証も、当社が保有するのはプライバシーマーク(登録番号10800077-02)だけで、ISO/IEC 27001・27017・27701は取得していません。ドライブを軸に業務が回っている会社なら、当社よりCmosy Pocketのほうが噛み合います。取引先とのやりとり全体の設計は取引先とのファイル共有、安全で確実な方法5つ もあわせてご覧ください。
よくある質問
Q. Cmosyは終了したのですか?
2026年8月29日時点でも、Cmosyの料金ページ・ログイン導線・利用規約と、14日間の無料トライアルを案内するランディングページはいずれも公開されています。ただしページが公開されていることと、新規受付や既存契約者向けの提供が続いていることは別で、そこまでは当社では確認できていません。後継サイトの移行説明ページには「現行のCmosyは2027年12月31日をもって提供を終了いたします」と期日つきで書かれています。一方、吉積情報のサービスページは「『Cmosy』は提供を終了し 現在は『Cmosy Pocket』として、より使いやすく生まれ変わりました」と完了形で書いており、同社のランディングページは終了に触れず14日間の無料トライアルを案内しています。公式内で書き方が割れているため、契約時期の判断は営業担当への確認をおすすめします。
Q. Cmosyの料金はいくらですか?
公式料金ページでは、ファイル便が1ユーザー月500円(税込550円)、共有便が1ユーザー月1,000円(税込1,100円)、集荷便が1式で月50,000円(税込55,000円)です。ファイル便には基本料金が必須で、100GBが月2,000円(税込2,200円)、500GBが月10,000円(税込11,000円)、1,000GBが月15,000円(税込16,500円)。超過分は20円/GB(税込22円/GB)の従量課金です。最低契約は20ユーザーからなので、ファイル便だけの最小構成でも月13,200円(税込)が実質的な下限になります。受け取り(集荷便)も使う場合は月68,200円(税込)です。
Q. Cmosy Pocketになって何が変わりましたか?
大きくは3つです。第一に、別契約だった集荷便(月50,000円)とローカル添付オプション(月40,000円)が、Chromeライセンス(500円/ユーザー/月・税抜)に標準搭載されました。100GBまでの基本料金も0円になっています。第二に、Chromeブラウザだけでなく拡張機能が加わり、認証方式がメールアドレス認証を標準とする設計に統一されました。第三に、UIが「ファイル送信」「ファイル受信」「ファイル共有」という目的ベースのメニューに整理されました。ただし基本料金は500GBの帯で10,000円→11,000円、1,000GBの帯で15,000円→21,000円と上がり、超過時の従量課金も20円/GBから4,000円/100GB(=40円/GB相当)へ倍増しています。これでPocketが高くなるのはファイル送信だけを使う場合で、受信機能も必要なら現行Cmosyには集荷便の料金が加わるため、Pocketのほうが安いままです。高速アップローダは移行先の一覧に載っていません。
Q. CmosyはISO27001やプライバシーマークを取得していますか?
2026年8月29日に当社が国内の公的登録簿を照合しました。ISMS(ISO/IEC 27001)では「吉積情報」で0件でしたが、「吉積」で認証登録番号 IS 719157 の吉積ホールディングス株式会社がヒットし、その登録範囲に「吉積ホールディングス株式会社、クラウドエース株式会社、吉積情報株式会社の以下の業務」として「クラウドプラットフォーム及びWebシステムの開発、運用、コンサルティングサービス」などが明記されています。認証基準は JIS Q 27001:2023、有効期限は2029年2月12日、認証機関はBSIグループジャパン株式会社です。ただし登録範囲を「Cmosy」「クモシィ」で検索すると0件で、サービス名そのものは書かれていません。ISO/IEC 27017とプライバシーマークは0件(対照はヒットしたので検索手法は正常)、ISO/IEC 27701は検索が403で拒否され照合できませんでした。なおCmosyおよび吉積情報の公式ページには、これらの認証に関する記載が1件も見当たりませんでした。
Q. Cmosyは無料で使えますか?
2026年8月29日時点の公式料金ページでは、恒常的な無料プランを確認できませんでした。案内されているのは14日間の無料トライアルで、申込は問い合わせ経由です。Cmosy Pocketも同じく14日間のトライアルで、公式は「すべての機能を制限なくお試しいただけます」と案内しています。また、そもそもGoogle Workspaceの契約が前提のサービスなので、単体では利用できません。共有ドライブがないBusiness Starterプラン(30GB)では、ファイル送付と受け取りの機能のみとなり、共有ドライブに付帯する機能は使えません。
Q. 受け取る相手にGoogleアカウントは必要ですか?
必要ありません。公式は「Googleアカウントを持たない宛先にも、パスワードや有効期限を設定してファイルを安全に送受信できます」と説明しています。相手からファイルを送ってもらうための回収用URLも作れるため、取引先側のPPAPも止められます。Googleアカウントがないビジター共有にも対応しており、設定次第では共同編集も可能とされています。
Q. Cmosyとギガワタスはどちらを選ぶべきですか?
Google Workspaceを全社導入していてドライブの外部共有を禁止しているならCmosy(新規はCmosy Pocket)、Google Workspaceを使っていないか単発で大きなファイルを渡したいだけなら当社です。Cmosyはドライブ上のファイルを手元にダウンロードせずそのまま社外へ送れ、社外メンバーとの期限つき共同編集ができ、送付ログを永年保管してCSVで出せます。当社はこの3つをいずれも持っていません。一方で当社は登録不要・無料で1ファイル333GBまで送れ、最低契約人数もありません。ギガワタス for Bizは1人あたり月550円(税込)で1人から契約でき、30日間はクレジットカード登録なしで試せます。第三者認証は、提供元の吉積情報株式会社がISO/IEC 27001の登録範囲に含まれるのに対し、当社が保有するのはプライバシーマーク(10800077-02)のみです。
まとめ
Cmosyは、Googleドライブの外部共有を禁止したままでも社外とファイルを授受できるようにする、Google Workspace向けの拡張サービスです。ただし2027年12月31日での提供終了が予告されており、新規に検討するなら公式上の後継であるCmosy Pocketが中心になります。 この終了について公式サイト内で「すでに終了した」「2027年12月31日に終了する」「終了に触れずトライアルを案内」の3通りに書き方が割れているため、契約時期は営業担当に確認するのが確実です。
料金は「1ユーザー500円」の見出しよりも実際の下限が高く、最低20ユーザーと必須の基本料金を足すと月13,200円(税込)から。受け取り機能まで含めると月68,200円(税込)、ローカル添付も足すと月112,200円(税込)でした。Cmosy Pocketではこの3機能が標準搭載になり、月11,000円(税込)から使えます。ただし流量が増える帯では基本料金と従量課金が上がっているため、ファイル送信だけを使う場合に限っては 500GB・1,000GBの帯でPocketのほうが高くなります。受信も使うなら、その帯でもPocketのほうが安いままです。
安全性については、提供元の吉積情報株式会社がISO/IEC 27001(IS 719157)の登録範囲に会社名と業務分野の単位で明記されていることを、公的登録簿で確認できました。サービス名「Cmosy」自体は登録範囲に書かれていないため、サービス単位の認証を求められる要件なら、登録範囲の写しを取り寄せて確認してください。当社が確認した公式ページには認証との関係が書かれていないため、この点は問い合わせで確認する必要があります。
当ブログを運営しているギガワタスは、登録不要・無料で1ファイル333GBまで送れる ファイル転送サービスです。Google Workspaceの契約も、最低20ユーザーという条件もありません。Cmosyのようなドライブ連携や共同編集は持っていませんが、「大きいファイルをいますぐ安全に渡したい」だけなら、まず無料で試してみてください。