データ便とギガファイル便どっちがいい?容量と料金で比較
サービス比較2026年3月31日

データ便とギガファイル便どっちがいい?容量と料金で比較

最終更新: 2026年8月14日

ギガファイル便とデータ便、どちらを使えばいいのか。

結論から言うと、無料で大容量を送るならギガファイル便(300GB・最長100日)、受取承認(セキュリティ便)が必要ならデータ便(無料でも使えますが容量は2〜5GB・保存7日)、広告非表示や2要素認証まで必要ならデータ便のビジネスプランです。同じ「無料で使えるファイル転送」でも、送れる容量は60倍以上、保存期間は14倍の差があります。2つのサービスを5項目100点満点で比較しました。

この記事では、ファイル転送サービス運営者の立場から、両サービスの違いを定量的に比較します。

※ この記事は大容量ファイル転送サービス「ギガワタス」の運営ブログです。比較の公平性を保つため、評価基準を事前に公開し、自社サービスのデメリットも記載しています。

データ便単体の送り方・受け取り方・セキュリティ便の使い方は「データ便の使い方」で詳しく解説しています。

【評価基準】本記事の比較ポイント

当ブログでは、すべての比較記事で以下の5項目×20点=100点満点で評価しています。

比較記事の共通評価基準(5項目×20点)
評価項目 配点 評価の観点
セキュリティ /20点 暗号化方式、Pマーク、ウイルススキャン、IP制限、パスワード保護
無料プランの充実度 /20点 無料で使える最大容量、保存期間、機能制限の少なさ
使いやすさ /20点 UI設計、登録の手軽さ、送信ステップ数、モバイル対応
法人向け機能 /20点 管理画面、ログ、IP制限、カスタムURL、受取フォルダ、監査証跡
コストパフォーマンス /20点 機能あたりの価格、無料/有料の差

スコア結果

ギガファイル便 vs データ便 スコア比較
評価項目 ギガファイル便 データ便(無料) データ便(有料)
セキュリティ 8/20 10/20 16/20
無料プランの充実度 20/20 6/20
使いやすさ 14/20 12/20 14/20
法人向け機能 4/20 6/20 14/20
コストパフォーマンス 20/20 10/20 14/20
合計 66/100 44/100 58/80

ギガファイル便は「無料・大容量」で明確に優位、データ便は有料プランの機能が強みです。なおデータ便(有料)だけは「無料プランの充実度」が評価対象外になるため、4項目80点満点で58点です(無料プラン同士の比較はギガファイル便66点・データ便44点)。各項目を詳しく見ていきましょう。

【比較表】ギガファイル便 vs データ便 全10項目

まず全体像を一覧で確認します。

ギガファイル便とデータ便の比較表(2026年8月時点)
比較項目 ギガファイル便 データ便(無料) データ便(有料)
料金 無料(広告非表示の有料プランあり) 無料 月額330円〜550円(税込)
最大容量 300GB(1ファイル) ライト: 2GB(登録不要)
フリー: 5GB(会員登録要)
1回の転送容量は無制限(保存30日)
保存期間 3日〜100日 1時間〜7日 30日間
会員登録 不要 ライトは不要
フリーは必要
必要
暗号化 SSL/TLS(通信暗号化のみ) SSL暗号化通信(共有サーバ) SSL暗号化通信(専用サーバ)
パスワード保護 ○(対応) ○(対応) ○(自動生成機能付き)
セキュリティ便 ×(非対応) ○(無料でも利用可) ○(受取申請制)
ウイルススキャン ○(対応) △(公式に記載なし) △(公式に記載なし)
プライバシーマーク △(取得の公表なし) ○(取得済み)※データセンターはISO27001取得
広告 多い(有料198円/月〜で非表示) あり なし(送受信双方)

出典: ギガファイル便公式サイト(2026年8月11日確認)、データ便公式サイトデータ便料金プラン(2026年8月14日確認)

一目で分かるのは「容量のギガファイル便 vs セキュリティのデータ便」という構図です。特に差が大きい項目を詳しく見ていきます。

最大の違いは「容量」——60倍の差

無料プランの容量差は圧倒的です。

ギガファイル便は1ファイル300GBまで送れます。登録不要で、何回でも使えます。動画や写真のRAWデータなど、大容量ファイルをそのまま送れるのが強みです。

一方、データ便の無料プランは登録不要のライトプランで2GB。会員登録するフリープランでも5GBまでです。ギガファイル便と比較すると60分の1〜150分の1。動画ファイルを送るには厳しい容量です。

データ便のトップページ — アップロード容量2GBまで、広告が複数表示されている
データ便のトップページ(ライトプラン)。アップロード容量は2GBまで。スポンサーリンクなどの広告が目立つ

保存期間にも大きな差があります。

ギガファイル便とデータ便の容量・保存期間比較
項目 ギガファイル便 データ便(無料)
最大容量 300GB 2GB〜5GB
最長保存 100日 7日
最短保存 3日 1時間

ギガファイル便は最長100日。データ便は最長7日です。「相手がすぐダウンロードしてくれるか不安」という場合、ギガファイル便の方が安心です。

ただしデータ便のビジネスプラン(月330円〜550円・税込)にすると、1回の転送容量が無制限・保存30日に拡大します。料金を払えば容量の弱点は解消できます。

安全面の差は3つ|認証・受取承認・パスワード

安全面だけで比べると、データ便の方が上です。差が出るのは次の3点です。

1. プライバシーマーク + ISO27001

データ便の運営元・株式会社ファルコはプライバシーマークを取得しています。さらに、データ便のサーバが設置されている国内データセンターはISO27001(情報セキュリティマネジメントシステムの国際規格)の認証を取得済み。個人情報の取り扱いと、データを預けるサーバ環境の両面でセキュリティ対策が取られています。

ファイアウォールやユーザー情報の暗号化といったデータ便単体のセキュリティ体制は、「データ便は安全?セキュリティの実態を運営者が検証」で詳しく検証しています。

ギガファイル便はPマーク・ISO27001とも、取得の公表がありません。

2. セキュリティ便(受取申請制)

データ便の「セキュリティ便」は、ファイルをダウンロードする前に受取人がダウンロード申請を行い、送信者が承認するまでダウンロードできない仕組みです。

意外と知られていませんが、セキュリティ便は登録不要の無料プランでも使えます。編集部で確認したところ、データ便トップページのアップロード画面に「セキュリティ便」のチェックボックスがあり、チェックを入れるだけで利用できます(2026年6月確認)。

URL流出や誤送信のリスクを軽減できる機能です。ギガファイル便にはこの仕組みがありません。

3. パスワード自動生成

データ便はパスワードの自動生成に対応しています。8文字英数小文字、12文字大小混合、12文字記号付きの3パターンから選べます。「つい簡単なパスワードを設定してしまう」という問題を防げます。

ギガファイル便もパスワード設定はできますが、自動生成機能はありません。

安全面の対応状況まとめ

ギガファイル便とデータ便のセキュリティ比較
セキュリティ項目 ギガファイル便 データ便
暗号化方式 SSL/TLS(通信のみ) SSL暗号化通信(ビジネスは専用サーバ)
ファイル自体の暗号化 △(公式記載を確認できず) △(公式記載を確認できず)
パスワード保護 ○(手動設定) ○(自動生成あり)
セキュリティ便 × ○(無料プランでも利用可)
2要素認証 × ○(有料)
ウイルススキャン ○(対応) △(公式に記載なし)
ダウンロード回数制限 × ○(ビジネスプランのみ)
プライバシーマーク △(取得の公表なし)
ISO27001 △(取得の公表なし) ○(データセンターが取得)
IPアドレス制限 × ×

データ便の最終確認日: データ便セキュリティページデータ便料金プラン(2026年8月14日確認)

注目すべきは保存ファイルの暗号化です。ギガファイル便もデータ便も、サーバーに保存されたファイル自体を暗号化しているという公式記載は確認できません。データ便の料金ページのセキュリティ欄は、ビジネス=「専用サーバ/SSL暗号化通信」、フリー・ライト=「共有サーバ/SSL暗号化通信」で、有料・無料とも表記は「SSL暗号化通信」までです(2026年8月14日確認)。専用サーバか共有サーバかという違いはありますが、保存中のファイル暗号化については有料プランでも記載が見当たりません。

ギガファイル便のセキュリティ詳細は「ギガファイル便は危険?セキュリティの実態と安全な使い方」で解説しています。

ファイル暗号化が必要なら第三の選択肢

業務で機密ファイルを送る場合、通信暗号化だけでは不十分です。

プライバシーマークを取得している立場から言うと、ファイル転送で一番怖いのは「URLが漏れたら誰でもダウンロードできる」ことです。これを防ぐにはパスワード保護・ダウンロード回数制限・IPアドレス制限が必要です。さらにサーバーへの不正アクセスに備えて、保存ファイル自体の暗号化(AES-256等)があると安心です。

実際、データ便から当社のギガワタスに切り替えたユーザーの声として「UIがわかりやすい」という理由がありました。データ便の無料プランは広告が多く、初見では操作エリアと広告の区別がつきにくいことがあります。

当社が運営するギガワタスは、保存ファイルのAES-256暗号化(広く使われている強力な暗号化方式)に対応しています。333GBまで送れて、Pマーク取得済み。ウイルススキャンは登録不要のゲストでも使え、無料会員登録だけでIPアドレス制限・DL履歴などの管理機能も使えます。

ギガワタスのアップロード画面 — パスワード保護・ダウンロード回数制限の設定が見える
ギガワタスのアップロード画面。パスワード保護やダウンロード回数制限を設定できる

正直に言うと、ギガワタスにも弱点があります。

  • 知名度が低い。ギガファイル便やデータ便と比べて知られていません
  • ゲスト・無料会員には広告が表示されます
  • セキュリティ便(受取申請制)は未対応。データ便の方が上です

料金プランを比較|無料と有料の差

ギガファイル便は転送機能のすべてを無料で使えます。2026年1月から広告非表示の有料プラン(スタンダード198円/月〜)が始まりましたが、追加されるのは広告非表示などの快適機能で、セキュリティ機能は変わりません。詳しくは「ギガファイル便の有料プランは入るべき?」で解説しています。

データ便の有料プランは2種類あります。

データ便の料金プラン(2026年8月時点・税込)
プラン 月額 主な特徴
ライト(無料) 0円 登録不要・2GB・保存7日・広告あり
フリー(無料会員) 0円 会員登録要・5GB・送信履歴7日分
ビジネス(送信機能のみ) 330円 1回の転送容量が無制限・保存30日・広告なし・専用サーバ・2要素認証
ビジネス(受取機能あり) 550円 上記に受取BOXが追加(受け取りは1回5GBまで)

出典: データ便料金プラン(2026年8月14日確認)

データ便ビジネスプランは月330円〜550円(税込)で1回の転送容量が無制限。2要素認証・ダウンロード回数制限・再送信機能が使え、共有サーバではなく専用サーバになるため転送速度も安定します。広告も送受信双方で非表示になります。なお受取BOX(取引先からファイルを受け取る機能)が付くのは550円プランのみで、受け取れるのは1回あたり5GBまでです。

費用対効果で見ると、データ便ビジネスプランは悪くありません。ただしIPアドレス制限はなく、保存ファイル自体の暗号化についても公式の記載は確認できません。

どちらを選ぶべき?用途別おすすめ

「結局どれを使えばいいの?」という方へ、用途別にまとめました。

用途別おすすめファイル転送サービス
こんな人 おすすめ 理由
動画や大容量ファイルを無料で送りたい ギガファイル便 300GBまで完全無料。保存100日。容量を最優先するなら第一候補
取引先に書類を安全に送りたい データ便ビジネス 月330円〜で2要素認証+広告なし+専用サーバ。受取承認は無料でも使える。ただし管理者向けの監査ログ・IP制限はない
大容量+セキュリティの両方がほしい ギガワタス 333GB+AES-256暗号化+ウイルススキャン+Pマーク(登録不要のゲストでも)。無料会員でIP制限などの管理機能も利用可

他のサービスも検討したい方は「無料ファイル転送サービス14社を徹底比較」をご覧ください。ギガファイル便以外の選択肢は「ギガファイル便の代わり!代替サービス7選」で紹介しています。

よくある質問

Q. ギガファイル便とデータ便はどちらが安全ですか?

認証と機能で比較すると、データ便の方が上です。データ便は運営元がプライバシーマークを取得し、サーバを置く国内データセンターはISO27001を取得しています。ギガファイル便はいずれの認証も公表されていません。ただし保存ファイルの暗号化は、データ便も公式サイトで確認できません(公式の料金ページのセキュリティ欄は3プランとも「SSL暗号化通信」までで、違いは専用サーバか共有サーバかだけです。2026年8月14日確認)。

Q. データ便のセキュリティ便とは何ですか?

受取人がダウンロード前に「ダウンロード申請」を行い、送信者が承認するまでダウンロードできない仕組みです。URLが第三者に漏れても、送信者が承認しなければファイルは守られます。登録不要の無料プランを含む全プランで利用できます。

Q. 無料で大容量ファイルを安全に送る方法はありますか?

「大容量」と「セキュリティ」を無料で両立するなら、ギガワタスがおすすめです。登録不要のゲストでも333GB送信+AES-256暗号化+ウイルススキャンが使え、無料会員ならIP制限などの管理機能も使えます。

Q. データ便は無料で使えますか?

はい、使えます。登録不要のライトプラン(2GBまで)と、会員登録するフリープラン(5GBまで)の2つの無料プランがあります。セキュリティ便とパスワード自動生成は無料でも使えますが、保存期間は最長7日で、2要素認証・ダウンロード回数制限は有料プランのみです。

Q. ギガファイル便とデータ便を使い分けるのはアリですか?

用途で分けるのは合理的です。友人に動画を渡すなど容量が主目的ならギガファイル便、受取承認(セキュリティ便)や広告非表示が必要な仕事ならデータ便が向きます。ただし業務で使い分けると送信履歴が2つのサービスに分散し、「誰にいつ何を送ったか」を後からたどりにくくなります。社内で使うなら1つに統一した方が管理は楽です。

まとめ

ギガファイル便とデータ便の違いを整理します。

ギガファイル便以外の選択肢を網羅的に見たい方はファイル転送サービス15選の総合比較もご覧ください。

  • ギガファイル便: 無料・300GB・最長100日保存。プライベートで大容量を送るならこれ
  • データ便: Pマーク取得+ISO27001データセンター。セキュリティ便は無料でも使える。ただし無料は2〜5GB
  • ギガワタス: 333GB+AES-256暗号化。無料会員で全機能利用可。大容量とセキュリティを両立したい方向け

どのサービスを選ぶかは「何を送るか」で決まります。友人への動画ならギガファイル便で十分。仕事で機密ファイルを送るなら、暗号化方式とセキュリティ認証を確認してから選びましょう。

PPAP(パスワード付きZIP)をやめたい企業の方は「脱PPAPの進め方|具体的な5ステップ」も参考にしてください。

データ便の料金・セキュリティ表記は2026年8月14日、ギガファイル便は2026年8月11日に公式サイトで確認したものです。各サービスの料金・機能は変更される場合があります。最新情報は各公式サイトをご確認ください。

使った人の声

4.845件の評価
★★★★★

広告が少なくて良い

2026-08-10

★★★★★

簡単でした

2026-08-09

★★★★★

分かりやすかった。

2026-08-09

吉岡 崇

吉岡 崇

株式会社グッドヒルシステムズ 代表取締役

ダビングコピー革命オモイデ+PLUSギガワタスシステム開発革命等のサービスを提供しています。

この記事をシェア

プライバシーマーク

株式会社グッドヒルシステムズ(ギガワタス)は、プライバシーマークを取得しています。また、当サイトはSSLを導入しており、お客様の個人情報などの大切なデータを安全にやりとりできます。

取得状況はこちら →