最終更新: 2026年3月31日
ギガファイル便とデータ便、どちらを使えばいいのか。
結論から言うと、大容量を無料で送りたいならギガファイル便。セキュリティ重視ならデータ便です。容量とセキュリティで正反対の特徴を持つ2つのサービスを、5項目100点満点で比較しました。
この記事では、ファイル転送サービス運営者の立場から、両サービスの違いを定量的に比較します。
※ この記事は大容量ファイル転送サービス「ギガワタス」の運営ブログです。比較の公平性を保つため、評価基準を事前に公開し、自社サービスのデメリットも記載しています。
【評価基準】本記事の比較ポイント
当ブログでは、すべての比較記事で以下の5項目×20点=100点満点で評価しています。
| 評価項目 | 配点 | 評価の観点 |
|---|---|---|
| セキュリティ | /20点 | 暗号化方式、Pマーク、ウイルススキャン、IP制限、パスワード保護 |
| 無料プランの充実度 | /20点 | 無料で使える最大容量、保存期間、機能制限の少なさ |
| 使いやすさ | /20点 | UI設計、登録の手軽さ、送信ステップ数、モバイル対応 |
| 法人向け機能 | /20点 | 管理画面、ログ、IP制限、カスタムURL、受取フォルダ、監査証跡 |
| コストパフォーマンス | /20点 | 機能あたりの価格、無料/有料の差 |
スコア結果
| 評価項目 | ギガファイル便 | データ便(無料) | データ便(有料) |
|---|---|---|---|
| セキュリティ | 8/20 | 10/20 | 16/20 |
| 無料プランの充実度 | 20/20 | 6/20 | — |
| 使いやすさ | 14/20 | 12/20 | 14/20 |
| 法人向け機能 | 4/20 | 6/20 | 14/20 |
| コストパフォーマンス | 20/20 | 10/20 | 14/20 |
| 合計 | 66/100 | 44/100 | 58/100 |
ギガファイル便は「無料・大容量」で圧勝。データ便は有料プランのセキュリティ機能が強みです。無料プランだけで見ると大きな差がつきます。各項目を詳しく見ていきましょう。
【比較表】ギガファイル便 vs データ便 全10項目
まず全体像を一覧で確認します。
| 比較項目 | ギガファイル便 | データ便(無料) | データ便(有料) |
|---|---|---|---|
| 料金 | 完全無料 | 無料 | 月額330円〜550円(税込) |
| 最大容量 | 300GB(1ファイル) | ライト: 2GB(登録不要) フリー: 5GB(会員登録要) |
容量無制限(保存30日) |
| 保存期間 | 3日〜100日 | 1時間〜7日 | 30日間 |
| 会員登録 | 不要 | ライトは不要 フリーは必要 |
必要 |
| 暗号化 | SSL/TLS(通信暗号化のみ) | SSL暗号化通信 | SSL暗号化通信 |
| パスワード保護 | ○(対応) | ○(対応) | ○(自動生成機能付き) |
| セキュリティ便 | ×(非対応) | ×(非対応) | ○(受取申請制) |
| ウイルススキャン | ○(対応) | ×(非対応) | ×(非対応) |
| プライバシーマーク | ×(未取得) | ○(取得済み)+ ISO27001準拠 | |
| 広告 | 多い | あり | なし(送受信双方) |
出典: ギガファイル便公式サイト、データ便公式サイト、データ便料金プラン(2026年3月確認)
一目で分かるのは「容量のギガファイル便 vs セキュリティのデータ便」という構図です。特に差が大きい項目を詳しく見ていきます。
最大の違いは「容量」——60倍の差
無料プランの容量差は圧倒的です。
ギガファイル便は1ファイル300GBまで送れます。登録不要で、何回でも使えます。動画や写真のRAWデータなど、大容量ファイルをそのまま送れるのが強みです。
一方、データ便の無料プランは登録不要のライトプランで2GB。会員登録するフリープランでも5GBまでです。ギガファイル便と比較すると60分の1〜150分の1。動画ファイルを送るには厳しい容量です。

保存期間にも大きな差があります。
| 項目 | ギガファイル便 | データ便(無料) |
|---|---|---|
| 最大容量 | 300GB | 2GB〜5GB |
| 最長保存 | 100日 | 7日 |
| 最短保存 | 3日 | 1時間 |
ギガファイル便は最長100日。データ便は最長7日です。「相手がすぐダウンロードしてくれるか不安」という場合、ギガファイル便の方が安心です。
ただしデータ便のビジネスプラン(月330円〜550円・税込)にすると、容量無制限・保存30日に拡大します。料金を払えば容量の弱点は解消できます。
セキュリティ機能を詳しく比較
「どちらが安全か」と聞かれたら、データ便の方が上です。
理由は3つあります。
1. プライバシーマーク + ISO27001
データ便の運営元・株式会社ファルコはプライバシーマークを取得しています。さらにISO27001(情報セキュリティマネジメントシステム)にも準拠。個人情報の取り扱いとセキュリティ体制の両方で第三者認証を受けています。
ギガファイル便はPマーク・ISO27001ともに未取得です。
2. セキュリティ便(受取申請制)
データ便のビジネスプラン以上で使える「セキュリティ便」は、ファイルをダウンロードする前に受取人が本人確認の申請を行う仕組みです。送信者が申請を承認しないとダウンロードできません。
URL流出のリスクを軽減できる機能です。ギガファイル便にはこの仕組みがありません。
3. パスワード自動生成
データ便はパスワードの自動生成に対応しています。8文字英数小文字、12文字大小混合、12文字記号付きの3パターンから選べます。「つい簡単なパスワードを設定してしまう」という問題を防げます。
ギガファイル便もパスワード設定はできますが、自動生成機能はありません。
セキュリティ比較まとめ
| セキュリティ項目 | ギガファイル便 | データ便 |
|---|---|---|
| 暗号化方式 | SSL/TLS(通信のみ) | SSL(通信のみ) |
| ファイル自体の暗号化 | ×(非対応) | ×(非対応) |
| パスワード保護 | ○(手動設定) | ○(自動生成あり) |
| セキュリティ便 | × | ○(有料。受取申請制) |
| 2要素認証 | × | ○(有料) |
| ウイルススキャン | ○(対応) | ×(非対応) |
| プライバシーマーク | × | ○ |
| ISO27001 | × | ○(準拠) |
| IPアドレス制限 | × | × |
データ便の最終確認日: データ便セキュリティページ(2026年3月確認)
注目すべきは、どちらもファイル自体の暗号化(AES-256等)には対応していない点です。通信経路はSSLで保護されますが、サーバーに保存されたファイル自体は暗号化されていません。
ギガファイル便のセキュリティ詳細は「ギガファイル便は危険?セキュリティの実態と安全な使い方」で解説しています。
ファイル暗号化が必要なら第三の選択肢
業務で機密ファイルを送る場合、通信暗号化だけでは不十分です。
プライバシーマークを取得している立場から言うと、ファイル転送で一番怖いのは「送った後にどうなるか分からない」ことです。URLが流出したとき、ファイル自体が暗号化されていれば被害を抑えられます。
実際、データ便から当社のギガワタスに切り替えたユーザーの声として「UIがわかりやすい」という理由がありました。データ便の無料プランは広告が多く、初見では操作エリアと広告の区別がつきにくいことがあります。
当社が運営するギガワタスは、AES-256暗号化(銀行のオンラインバンキングと同じ方式)に対応しています。ギガファイル便と同じ300GBまで無料。Pマーク取得済み。月額550円(税込)のプレミアムでIPアドレス制限やウイルススキャンも使えます。

正直に言うと、ギガワタスにも弱点があります。
- 知名度が低い。ギガファイル便やデータ便と比べて知られていません
- 無料プランに広告が表示されます。プレミアム(月550円・税込)で非表示に
- セキュリティ便(受取申請制)は未対応。データ便の方が上です
料金プランを比較|無料と有料の差
ギガファイル便は完全無料です。有料プラン(法人向け)もありますが、個人なら無料で全機能が使えます。
データ便の有料プランは2種類あります。
| プラン | 月額 | 主な特徴 |
|---|---|---|
| ライト(無料) | 0円 | 登録不要・2GB・保存7日・広告あり |
| フリー(無料会員) | 0円 | 会員登録要・5GB・送信履歴あり |
| ビジネス | 330円〜550円 | 容量無制限・保存30日・広告なし・セキュリティ便・2要素認証 |
出典: データ便料金プラン(2026年3月確認)
データ便ビジネスプランは月330円〜550円(税込)で容量無制限。セキュリティ便と2要素認証が使えます。広告も送受信双方で非表示になります。
費用対効果で見ると、データ便ビジネスプランは悪くありません。ただしAES-256暗号化やIPアドレス制限は付きません。
どちらを選ぶべき?用途別おすすめ
「結局どれを使えばいいの?」という方へ、用途別にまとめました。
| こんな人 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| 動画や大容量ファイルを無料で送りたい | ギガファイル便 | 300GBまで完全無料。保存100日。容量で選ぶなら一択 |
| 取引先に書類を安全に送りたい | データ便ビジネス | 月330円〜でセキュリティ便+2要素認証。受取申請制で誤送信対策も可能 |
| 大容量+セキュリティの両方がほしい | ギガワタス | 300GB無料+AES-256暗号化+Pマーク。月550円(税込)でIP制限・ウイルススキャン |
他のサービスも検討したい方は「無料ファイル転送サービス15社を徹底比較」をご覧ください。ギガファイル便以外の選択肢は「ギガファイル便の代わり!代替サービス7選」で紹介しています。
よくある質問
ギガファイル便とデータ便はどちらが安全ですか?
セキュリティ体制で比較すると、データ便の方が上です。データ便の運営元はプライバシーマークとISO27001を取得しています。ギガファイル便は両方とも未取得です。ただしどちらもファイル自体の暗号化(AES-256等)には対応していません。
データ便のセキュリティ便とは何ですか?
受取人がダウンロード前に「受取申請」を行い、送信者が承認するまでダウンロードできない仕組みです。URLが第三者に漏れても、送信者が承認しなければファイルは守られます。データ便のビジネスプラン(月330円〜550円・税込)で利用できます。
無料で大容量ファイルを安全に送る方法はありますか?
「大容量」と「セキュリティ」を無料で両立するなら、ギガワタスがおすすめです。無料でも300GBまで送れて、AES-256暗号化に対応しています。パスワード保護やダウンロード回数制限も無料で使えます。
データ便は無料で使えますか?
はい、使えます。登録不要のライトプラン(2GBまで)と、会員登録するフリープラン(5GBまで)の2つの無料プランがあります。ただし保存期間は最長7日で、セキュリティ便や2要素認証は有料プランのみです。
まとめ
ギガファイル便とデータ便の違いを整理します。
- ギガファイル便: 完全無料・300GB・最長100日保存。プライベートで大容量を送るならこれ
- データ便: Pマーク・ISO27001取得。セキュリティ便・2要素認証でビジネス向け。ただし無料は2〜5GB
- ギガワタス: 300GB無料+AES-256暗号化。大容量とセキュリティを両立したい方向け
どのサービスを選ぶかは「何を送るか」で決まります。友人への動画ならギガファイル便で十分。仕事で機密ファイルを送るなら、暗号化方式とセキュリティ認証を確認してから選びましょう。
PPAP(パスワード付きZIP)をやめたい企業の方は「脱PPAPの進め方|具体的な5ステップ」も参考にしてください。
この記事の情報は2026年3月時点のものです。各サービスの料金・機能は変更される場合があります。最新情報は各公式サイトをご確認ください。





