ファイル転送サービスとは|選び方とおすすめ15選を運営者が比較
使い方2026年5月5日

ファイル転送サービスとは|選び方とおすすめ15選を運営者が比較

ファイル転送サービスとは|選び方とおすすめ15選を運営者が比較

最終更新日: 2026年5月20日

ファイル転送サービスとは、メールに添付できない大容量ファイルをURL経由で安全に送受信できるWebサービスです。2026年5月時点で日本国内で使える主要15サービスを、ファイル転送サービスを実際に運営している立場から全社公式情報を直接照合し、100点満点で採点しました。

結論からお伝えします。無料で安全に使いたいならギガワタス(86点)、完全無料で容量重視ならfirestorage(73点)、法人エンタープライズの最高峰ならクリプト便(60点・無料プランなし)。用途別の最適解を、評価基準を全公開した上で解説します。

この記事はギガワタス(giga-watasu.jp)の運営ブログです。自社サービスを含めて事実と公式情報に基づいて採点しています。ギガワタスのデメリットも正直に開示しています。

ファイル転送サービスとは|30秒でわかる基礎

ファイル転送サービスは、メールに添付できない大容量ファイルを送るためのWebサービスです。

メール添付の容量制限はGmailが25MB、Outlookが20MBです。動画は数分の撮影でもすぐ数百MBになりメールでは送れません。

ファイル転送サービスなら数GB〜数百GBでも送れます。ブラウザからアップロードするだけ。相手にはダウンロードURLを伝えるだけです。

つまり、ファイル転送サービスは「ファイルを送る」のではなく「ファイルを取りに来てもらう」仕組みです。メール添付の容量制限について詳しくは「メール添付ファイルの容量制限一覧」をご覧ください。

【意思決定ツール】3問であなたに最適なサービスがわかる

「結局どれを使えばいいのか」に答えます。次の3問で90%の人が決められます。

Q1. 何GB送りたいですか?

  • 2GB以下: ほぼ全サービスで対応可能。Q2へ
  • 2GB〜100GB: ギガワタス/ギガファイル便/firestorage/ACdata/Filemail(有料)/TransferNow(有料)が候補
  • 100GB超〜333GB: ギガワタス(333GB)/ギガファイル便(300GB)/firestorage(300GiB)/ACdata(250GB)/TransferXL(200GB・Enterprise)

Q2. 法人利用ですか?個人利用ですか?

  • 個人で無料で済ませたい: 完全無料で容量最大の firestorage(300GiB) または広告許容なら ギガファイル便(300GB)
  • 個人だがセキュリティが不安: 無料会員登録でAES-256・ウイルススキャン・IP制限が全部使える ギガワタス
  • 法人で機密度高い: ISMAP登録の クリプト便(NRIセキュア)またはKozutumi(サイバーリスク保険付帯)
  • 法人だがコスト抑えたい: 無料会員でPマーク・ログ管理が使える ギガワタス

Q3. 受信者は誰ですか?

  • 日本国内・PCに詳しくない人: 日本語UIで操作がシンプルな ギガワタス/ギガファイル便/firestorage/データ便
  • 海外の人: WeTransfer/Filemail/TransferNow/Smash(英語UIで世界共通)
  • スマホで受け取る人: ZIP化が失敗しにくい ギガワタス/firestorage(ギガファイル便のまとめDLはLINE/Safariで失敗例あり)

【総合ランキング】2026年5月最新・主要15サービス比較表

2026年5月20日時点の公式情報を全社直接確認した上で、後述の5項目×20点=100点で採点した総合ランキングです。ギガワタスを運営する立場として、自社採点が高くなりやすい構造を避けるため、評価軸と配点を全公開しています(次セクション参照)。

ファイル転送サービス15社 総合スコアランキング(2026年5月20日時点)
順位 サービス 料金(無料/有料起点) 最大容量 総合スコア
1位 ギガワタス 無料/有料プラン準備中 333GB 86 / 100
2位 firestorage 無料/月¥1,320〜 300GiB 73 / 100
3位 Filemail 無料/US$6〜 5GB(無料)/無制限(有料) 71 / 100
3位 TransferNow 無料/US$3〜 5GB(無料)/500GB 71 / 100
5位 ACdata 完全無料 250GB 70 / 100
6位 Smash 無料/US$10〜 2GB優先/実質無制限 66 / 100
6位 Kozutumi 無料/月¥990〜 2GB 66 / 100
8位 ギガファイル便 完全無料/月¥198〜 300GB 63 / 100
9位 クリプト便 無料なし/月¥900〜/ユーザー 5MB〜10GB 60 / 100
10位 データ便 無料/要見積 2GB/5GB/無制限 59 / 100
11位 Send Anywhere 無料/US$5.99〜 50GB(1:1)/10GB(リンク) 58 / 100
11位 TransferXL 無料/要問合せ 5GB/200GB(Enterprise) 58 / 100
13位 tenpu 無料/月¥920〜 200MB/1ファイル10GB(Pro以上) 57 / 100
14位 WeTransfer 無料/US$10〜 3GB/月(無料) 47 / 100
15位 おくりん坊 無料/BIZ要見積 500MB/2GB/200GB 42 / 100

※スコアは2026年5月20日時点の公式情報を基にした筆者採点。料金変更・機能変更で順位は変動します。最終確認: 2026年5月20日。

【評価基準】100点スコアの内訳を公開

本ブログでは全ての比較記事で同一の評価基準を使っています。「自社が高得点になるよう恣意的に基準を設定しない」ためのコミットメントです。

本ブログの評価基準(5項目×20点=100点)
項目 配点 評価ポイント
① セキュリティ 20点 AES-256保存暗号化/プライバシーマーク等の第三者認証/ウイルススキャン/IPアドレス制限/パスワード保護
② 無料プランの充実度 20点 無料で送れる最大容量/保存期間/無料で使える機能の範囲
③ 使いやすさ 20点 日本語UI/広告の少なさ/登録の手軽さ/送信までのステップ数/スマホ対応
④ 法人向け機能 20点 管理画面/送受信ログ/IP制限/監査証跡/第三者認証(ISMS/ISO27001/ISMAP等)
⑤ コストパフォーマンス 20点 機能あたりの価格/無料プランと有料プランの差/長期契約割引

「ファイル転送サービスを運営している立場ならスコアが恣意的になるのでは」という疑問はもっともです。このため、配点ロジックを公開し、自社のデメリットを最初に開示する方針を取っています。本記事のギガワタスのデメリット開示は後段「ギガワタスを選ぶ理由(と選ばない理由)」を参照してください。

【採点内訳】各サービスの5項目別スコア全公開

順位だけでなく、5項目それぞれの内訳を全公開します。「自社1位の根拠」が明確になり、自分の優先項目で再評価することも可能です。

スコア内訳(前半3項目)— ①セキュリティ・②無料充実度・③使いやすさ
サービス(合計) ①セキュリティ ②無料充実度 ③使いやすさ
ギガワタス(86点) 19 18 16
firestorage(73点) 12 19 13
Filemail(71点) 14 11 16
TransferNow(71点) 16 13 10
ACdata(70点) 11 19 14
Smash(66点) 16 14 11
Kozutumi(66点) 17 5 14
ギガファイル便(63点) 8 19 12
クリプト便(60点) 20 0 8
データ便(59点) 14 8 13
Send Anywhere(58点) 7 15 13
TransferXL(58点) 13 11 12
tenpu(57点) 9 4 17
WeTransfer(47点) 10 5 11
おくりん坊(42点) 5 6 12
スコア内訳(後半2項目)— ④法人向け機能・⑤コストパフォーマンス
サービス(合計) ④法人機能 ⑤コスパ
ギガワタス(86点) 14 19
firestorage(73点) 12 17
Filemail(71点) 16 14
TransferNow(71点) 14 18
ACdata(70点) 7 19
Smash(66点) 12 13
Kozutumi(66点) 18 12
ギガファイル便(63点) 4 20
クリプト便(60点) 20 12
データ便(59点) 14 10
Send Anywhere(58点) 9 14
TransferXL(58点) 11 11
tenpu(57点) 12 15
WeTransfer(47点) 10 11
おくりん坊(42点) 8 11

注目すべきはクリプト便のセキュリティ20点満点と法人機能20点満点。総合60点と低いのは無料プランがないためで、法人エンタープライズ専用で見れば日本トップです。またギガファイル便のコスパ20点満点は完全無料の強み。ACdataもコスパ19点と高い。「総合スコアだけでなく自分の重視軸で再評価する」のが本記事の使い方です。

1位〜15位 各サービス徹底レビュー

1位 ギガワタス(86点)|無料でAES-256+Pマーク+管理画面が使える唯一の存在

運営: 株式会社グッドヒルシステムズ(日本)|料金: 無料(ゲスト・会員とも)/有料プラン準備中|最大容量: 333GB

ゲスト(登録不要)でも333GBまで送信可能で、これは国内の登録不要サービスでは最大級。さらに無料会員登録(メールアドレスのみ)でAES-256保存暗号化、ウイルススキャン、IPアドレス制限、Pマーク準拠の管理体制、送受信ログ機能が全て解放されます。

当社のサイトに登録してくれる無料会員の方が、他社から乗り換えてきた理由として一番多いのは「広告が少ないこと」と「無料で管理画面(送受信履歴・DL通知・ファイル管理)が使えること」の2点です。他社では管理画面は有料プランの機能であることが多く、ギガワタスはこの常識を変えています(運営者一次情報・2026年5月時点)。

メリット3点: ①無料で全セキュリティ機能 ②ゲスト送信333GBは業界最大級 ③管理画面が無料

デメリット2点: ①知名度はギガファイル便に劣る ②ウイルススキャンは500MB以下のファイルのみ(500MB超は対象外。仕組みと代替策は機能ガイド:ウイルススキャンで詳しく解説)

おすすめな人: 法人で無料からセキュリティを担保したい人/個人だがメール送信に近い安心感がほしい人

無料会員登録は1分・メールアドレスだけです。giga-watasu.jpで今すぐ全機能を試せます。詳細は「ギガワタスは安全?AES-256・Pマークを運営者が解説」でも確認できます。

2位 firestorage(73点)|「おくる」機能なら完全無料で300GiB

運営: ロジックファクトリー株式会社(日本)|料金: 無料/ライト月¥1,320〜|最大容量: 「おくる」機能で未登録300GiB

2006年運営開始の老舗。「おくる」機能なら未登録で300GiBまで送れるのが最大の強み。プライバシーマーク取得・国内データセンター24時間監視と、法人にも一定の安心感がある。2025年3月に料金改定済み。

メリット3点: ①完全無料で300GiB ②プライバシーマーク取得 ③老舗20年の安定運営

デメリット2点: ①ウイルススキャンなし ②無料はストレージ機能が2GiBに限定

おすすめな人: とにかく無料で大容量を送りたい人/PCに詳しい個人ユーザー

3位 Filemail(71点)|ノルウェー発・グローバル17年無事故

運営: Filemail AS(ノルウェー)|料金: 無料/Personal US$6〜|最大容量: 5GB(無料)/無制限(Business以上)

2008年からのグローバルサービス。日本語UI対応で日本市場でも使いやすい。Discovery/BBC/Disney/米国オリンピック委員会等の大手導入実績。TLS 1.2(AES-256)通信+保存時暗号化が公式に明記。

メリット3点: ①日本語UI対応 ②グローバル15データセンター ③無料でもウイルススキャン対象

デメリット2点: ①無料5GBは標準的 ②パスワード保護はPro(US$14/月)以上

おすすめな人: 海外の取引先がいる個人事業主/世界展開している中堅企業

3位 TransferNow(71点)|AES-XTS 256を無料含めて提供する透明性

運営: TransferNow(フランス)|料金: 無料/Starter US$3〜|最大容量: 5GB(無料)/500GB(Team)

2013年〜累計41億ファイル・5,000万ユーザーの実績。AES-XTS 256ビット保存時暗号化を無料含めて提供する点はWeTransferやSend Anywhereより透明性が高い。AICPA SOC 2 Type II準拠データセンター。Premium US$6/月で250GB/転送・365日保存と価格性能比が優秀。

メリット3点: ①無料でもAES-XTS 256+パスワード保護 ②SOC 2 Type II準拠 ③Premium US$6/月の安さ

デメリット2点: ①日本語UIなし ②無料は7日保存

おすすめな人: 英語が苦にならない法人ユーザー/コスパ重視で有料に切り替えたい人

5位 ACdata(70点)|250GB+65日保存+ウイルススキャン無料

運営: ACワークス株式会社(日本・イラストAC運営)|料金: 完全無料|最大容量: 250GB

1ファイル250GB・最大65日保存・SSL+WAF+ウイルススキャン付きが完全無料という稀有な存在。イラストAC・写真ACの親会社が運営。プレミアム会員特典としての30GBストレージは別サービスの課金前提。

メリット3点: ①完全無料で250GB ②最大65日保存 ③ウイルススキャン無料

デメリット2点: ①プライバシーマーク未取得 ②法人向け管理画面なし

おすすめな人: 個人で大容量・長期保存したい人/イラストAC既存ユーザー

6位 Smash(66点)|2GB超は非優先で実質無制限

運営: Smash(フランス)|料金: 無料/Pro US$10〜|最大容量: 2GB優先・2GB超は非優先キュー

「2GBまでは優先・2GB超は非優先キュー」というユニークな仕組みで実質無制限。広告なし、全プランでAES-256+ウイルススキャン、独立第三者監査(年次)。Coca-Cola/Spotify/BBC/Disney/Meta等の導入実績。

メリット3点: ①無料でも実質容量無制限 ②広告なし+ウイルススキャン無料 ③大手導入実績

デメリット2点: ①日本語UIなし ②最大保存30日と短い

おすすめな人: 海外クリエイター/環境配慮志向の企業

6位 Kozutumi(66点)|サイバーリスク保険自動付帯

運営: ユビキタスAIコーポレーション(日本)|料金: 無料/パーソナル月¥990〜|最大容量: 1ファイル2GB

セキュリティ特化型。スターター(月¥6,600)以上で東京海上日動のサイバーリスク保険が自動付帯するのが本記事比較対象15社の中で唯一(2026年5月時点確認)。ISMS/ISMSクラウドセキュリティ認証取得。タイムスタンプによる内容証明、PPAP代替(パスワード不要の自動暗号化)。

メリット3点: ①サイバーリスク保険自動付帯 ②PPAP代替設計 ③タイムスタンプ内容証明

デメリット2点: ①1ファイル2GB上限 ②無料は月100MB総量で実用性低い

おすすめな人: 士業・税理士・小規模法人で監査対応必要な事務所

8位 ギガファイル便(63点)|完全無料・知名度No.1だがセキュリティ最低

運営: 株式会社ギガファイル(日本)|料金: 完全無料/プレミアム月¥999|最大容量: 300GB

知名度・完全無料・300GBで個人ユーザーの定番。2026年1月にベーシック/スタンダード(月¥198)/プレミアム(月¥999)の有料プランを開始したが、追加されたのは広告非表示・複数端末同時ログインのみで、セキュリティ機能の追加はなし。AES-256暗号化・プライバシーマーク・IP制限・ログ管理いずれも非対応。広告の多さで操作ミスを誘発するという当社への問い合わせも多い(運営者一次情報)。

メリット3点: ①完全無料・登録不要 ②知名度No.1で送信先に安心感 ③100日保存可

デメリット2点: ①AES-256・Pマーク・IP制限すべて非対応 ②広告でダウンロードボタンを見失うトラブル多発

おすすめな人: 個人の単発利用/受信者がIT初心者で「聞いたことある」サービスを使いたい場合

9位 クリプト便(60点)|法人エンタープライズの最高峰・無料プランなし

運営: NRIセキュアテクノロジーズ株式会社(日本)|料金: 無料プランなし/月¥900〜/ユーザー|最大容量: 5MB〜20MB/通(標準)・最大10GB(オプション)

情報セキュリティ専門会社NRIセキュアが運営。ユーザー間ファイル転送市場で売上シェア14年連続No.1(2011-2024年度・ITR Market View)。ISO/IEC 27001/27017/27018、PCI DSS、日本セキュリティ格付機構AAAis最高位、ISMAPクラウドサービスリスト登録と認証だけで日本一。金融・大企業・公共機関で実績豊富。

総合スコアが60点と低いのは、本ランキングが「無料プラン充実度」を含めて採点しているため。法人エンタープライズで採点軸を変えれば間違いなく日本トップです。

メリット3点: ①ISMAP登録の最高セキュリティ ②市場シェア14年連続1位 ③メーラー連携・API自動化

デメリット2点: ①個人向け無料プランなし ②標準容量5MB〜20MB/通と小さい

おすすめな人: 金融・公共機関・大企業で監査対応必須/脱PPAPで承認フローまで自動化したい組織

10位 データ便(59点)|Pマーク+ISO27001+セキュリティ便

運営: 株式会社ファルコ(日本)|料金: 無料/ビジネス要見積|最大容量: 2GB(ライト)/5GB(フリー会員)/無制限(ビジネス)

セキュリティ重視。プライバシーマーク+ISO27001準拠+国内データセンター。「セキュリティ便」は受取申請制で身元確認可能。2要素認証(ビジネスプラン)、自動パスワード生成(3種類から選択)。ビジネスプランの月額は公式に非掲載で要問い合わせのため、検討段階で価格比較しづらいのが弱点。

メリット3点: ①Pマーク+ISO27001 ②セキュリティ便で受取申請制 ③自動パスワード生成

デメリット2点: ①無料容量が小さい ②ビジネス価格が公式非掲載

おすすめな人: 受信者の本人確認を厳格にやりたい法人

11位 Send Anywhere(58点)|6桁キーで端末間直接転送

運営: Rakuten Symphony Korea, Inc.(楽天グループ傘下・韓国)|料金: 無料/Lite US$5.99〜|最大容量: 1:1リアルタイム50GB/リンク10GB

6桁キーでデバイス間直接転送できる特徴的なサービス。Free 1:1リアルタイム転送50GB(同時オンラインが必要)はかなり大容量。ただしリンク共有は10GB・48時間制約。Freeはパスワード保護不可、暗号化方式の詳細は非開示。

メリット3点: ①6桁キーで端末間直接転送 ②楽天グループ傘下の安心感 ③日本語UI

デメリット2点: ①Freeはパスワード不可 ②暗号化詳細が非開示

おすすめな人: 自分の複数端末間でファイル移したい個人

11位 TransferXL(58点)|パスワード設定でE2E暗号化

運営: TransferXL(オランダ)|料金: 無料/要問合せ|最大容量: 5GB(無料)/200GB(Enterprise)

パスワード設定時にエンドツーエンド暗号化が有効化される仕組み(ユーザーPC上で暗号化、未暗号化データはサーバーに渡らない)。地域選択でデータ保管場所を指定可能(GDPR対応)。日本語UI対応。

メリット3点: ①E2E暗号化(パスワード時) ②GDPR対応の地域選択 ③日本語UI

デメリット2点: ①無料は1日10GB制限 ②ウイルススキャン非対応

おすすめな人: 欧州GDPR圏とやり取りする個人事業主

13位 tenpu(57点)|広告なしクリーンUI

運営: イノベーター・ジャパン株式会社(日本)|料金: 無料/Pro月¥920〜|最大容量: 200MB(無料)/20GB(Pro/Business)

広告なしの洗練UIが特徴。Free 200MB・1日1回・3DL上限はかなり小さいが、Pro月¥920(年払)の個人デザイナー価格設定が手頃。Business(月¥1,170/ユーザー)でユーザー管理・サブドメイン対応。

メリット3点: ①広告なし全プラン ②Pro月¥920の手頃な価格 ③カスタムサブドメイン

デメリット2点: ①Free 200MBは小さい ②ウイルススキャン非対応

おすすめな人: フリーランスデザイナー/クライアントに洗練UIを見せたい個人

14位 WeTransfer(47点)|2024年12月の大幅制限が継続

運営: WeTransfer B.V.(オランダ・2024年Bending Spoonsが買収)|料金: 無料/Starter US$10〜|最大容量: 月3GB(無料)/300GB(Starter)/無制限(Ultimate)

かつての海外発デファクト。2024年12月の改定で無料プランが「月10回かつ月3GB制限・保存最大3日・アカウント必須」になり、実質的に無料法人利用は不可能に。Starter US$10/月でもパスワード保護不可(Ultimate US$25/月で初対応)。日本語非対応。「Free plan is for individual, non-commercial use only」と公式明記。

メリット3点: ①洗練UI ②iOS/Androidアプリ ③TLS+AES-256

デメリット2点: ①無料月3GB制限で実用性激減 ②Starterまでパスワード保護不可

おすすめな人: 海外クリエイター個人/英語UIに違和感ない人

15位 おくりん坊(42点)|無料容量小・パスワード不可

運営: ビットパーク株式会社(日本)|料金: 無料/BIZ要見積|最大容量: ゲスト500MB/会員2GB/BIZ200GB

無料の容量が小さい(ゲスト500MB/会員2GB)。無料版はパスワード保護不可が法人用途で致命的。会員でも履歴は30日まで。法人向けBIZは公式に料金非掲載で見積制。

メリット3点: ①シンプルなUI ②会員DL回数任意設定 ③アドレス帳機能

デメリット2点: ①無料版パスワード保護不可 ②容量2GB(会員)と小さい

おすすめな人: 軽量ファイルを定期的に同じ相手に送るユーザー

【用途別】こんな人にはこのサービス

用途別おすすめファイル転送サービス(2026年5月時点)
こんな人 おすすめ 理由
個人で完全無料・大容量 firestorage(おくる機能) 未登録300GiB・老舗20年・Pマーク
個人で広告気にならない ギガファイル便 完全無料・100日保存・知名度No.1
個人でセキュリティも欲しい ギガワタス 無料会員でAES-256+Pマーク+管理画面
法人で機密度高い クリプト便 or Kozutumi ISMAP登録 or サイバーリスク保険付帯
法人でコスト抑えたい ギガワタス 無料会員でPマーク・ログ管理・IP制限
海外取引先がいる WeTransfer or Filemail 世界共通の英語UI・グローバル知名度
クリエイター・動画制作 ギガワタス or ACdata 333GB/250GBで4K動画も余裕

法人での選び方|PPAP廃止と3省2ガイドラインの文脈

2020年11月のデジタル改革担当大臣によるPPAP廃止方針表明以降、法人のファイル転送はPPAP(パスワード付きZIPメール)からの移行が加速しています。詳しくは「脱PPAPの進め方」をご覧ください。

法人でファイル転送サービスを選ぶ際の必須確認項目は以下です。

  • プライバシーマーク or ISO27001等の第三者認証: 取引先からの監査でも問われる
  • 送受信ログの保存期間: 個人情報保護法の漏えい速報3〜5日・確報30〜60日に対応するため
  • IPアドレス制限: 社外端末からのアップロード防止(設定方法と法人活用は機能ガイド参照)
  • 運営企業の安定性: 2019年宅ふぁいる便事件(約480万件流出)後にサービス終了の前例あり

業種別の詳細な選び方は以下の記事をご覧ください。

無料 vs 有料の境目|どこから課金すべきか

無料サービスでも十分なケースは多いです。ただし以下の3条件のいずれかに該当するなら有料プラン(または無料会員機能の充実したギガワタス)を検討すべきです。

  1. 機密情報を扱う: 顧客情報・契約書・人事情報・健康情報など → AES-256保存暗号化・パスワード保護が必須
  2. 送受信履歴を残す必要がある: 監査対応・取引先からの照会対応 → ログ管理機能が必要
  3. 30日以上の保存期間が必要: 多くの無料サービスは7〜100日。長期保管はクラウドストレージ併用が現実的

詳しい無料・有料比較は「無料ファイル転送サービス15社徹底比較」をご覧ください。

セキュリティで見るべき5つのチェックポイント

セキュリティは1つの対策だけでは成り立ちません。複数の層で守る「多層防御」が基本です。

  1. 通信暗号化(SSL/TLS): アップロード・ダウンロード中の通信を暗号化。URLが「https://」で始まれば対応済み。2026年現在、主要サービスはほぼ全対応
  2. 保存暗号化(AES-256): サーバーに保存されたファイル自体を暗号化。SSL通信だけではサーバー上のファイルは守れません。AES-256対応必須
  3. 第三者認証: プライバシーマーク/ISO27001/ISMS/ISMAP等。取得していると運用体制が監査される
  4. アクセス制御: パスワード保護・DL回数制限・ワンタイムDL・IP制限
  5. ウイルススキャン: アップロード時にマルウェアを検出。受信者を守る

セキュリティ事故の多くは「通信の盗聴」ではなく「サーバーへの不正アクセス」が原因です(プライバシーマーク取得企業の運営者所見)。だからこそ保存暗号化が重要です。

暗号化の詳細は「ファイル転送の暗号化とは?」、情報漏洩の原因は「ファイル転送で情報漏洩が起きる5つの原因」で解説しています。

ファイル転送サービスの注意点・落とし穴

業界全体に共通する注意点を、運営者として正直に開示します。

⚠ どのサービスを使っても発生し得るリスク

  • URLが推測されたらアクセスされる: パスワード未設定だと、URLを知った第三者がDL可能
  • 受信者がURLをLINE/メール転送するとさらに拡散: 送信側ではコントロール不能
  • サービス終了でデータ喪失: 宅ふぁいる便(2020年)・BitSend(2020年)・Firefox Send(2020年)と前例多数
  • 無料プランは広告で操作ミス誘発: ギガファイル便のダウンロードボタンと広告の近接配置で誤クリック多発(運営者一次情報)
  • スマホでZIP化失敗: ギガファイル便の「まとめてDL」がLINEアプリ内ブラウザでもSafariでも失敗する報告あり

これらのリスクは、パスワード保護・DL回数制限・運営企業の選定・受信者への注意喚起で大幅に低減できます。

ギガワタスを選ぶ理由(と選ばない理由)

本記事はギガワタスの運営ブログです。利益相反の開示として、ギガワタスの強み・弱みを正直に書きます。

ギガワタスを選ぶ理由

  • ゲスト送信で333GB(業界最大級)
  • 無料会員登録だけでAES-256+Pマーク+ウイルススキャン+IP制限+管理画面が全部使える(本記事比較対象15社の中で唯一・2026年5月時点確認)
  • 広告少なめのクリーンUI
  • 運営者が日本国内・株式会社グッドヒルシステムズ(埼玉県)

ギガワタスを選ばない理由(こんな人は他社へ)

  • 知名度重視 → ギガファイル便(受信者にも認知されている)
  • 完全無料で容量最大 → firestorage(おくる機能で300GiB)
  • 同時編集(コラボレーション)が必要 → Google Drive・Dropbox
  • 500MB超のファイルにもウイルススキャン必須 → Smash・Filemail(全ファイル対象)
  • 金融・公共機関の最高セキュリティ → クリプト便(ISMAP登録)
  • サイバーリスク保険込み → Kozutumi(東京海上日動付帯)
  • 海外取引先 → WeTransfer・Filemail(英語UI)

「自社が全用途で最強」と書いている比較記事は信用してはいけません。当社含めて、どのサービスにも得手不得手があります。

代替手段:クラウドストレージ・チャットツール

ファイル転送サービスではないが「ファイル共有」目的で使える代替手段もあります。

  • クラウドストレージ型(Google Drive/Dropbox/OneDrive/Box): 継続的な共有・同時編集に強い。ただし無料容量に制限(Drive 15GB/Dropbox 2GB/OneDrive 5GB)
  • チャット型(Slack/Microsoft Teams): 業務会話と一緒にファイル共有可能。ただしSlack無料は90日表示・1年完全削除、Teams無料は1ファイル100MB制限

クラウドとチャットを含めた12サービス比較は「ファイル共有ツール完全比較|クラウド・転送・チャット12選」をご覧ください。「方法選び」のフレームワークは「ファイル共有方法の完全ガイド|7シーン別最適解」で解説しています。

サービス別の深掘り記事もあります:Google Driveで大容量共有Slackで大容量ファイルを送る方法

ファイル転送サービスのよくある質問

Q. ファイル転送サービスとオンラインストレージの違いは?

オンラインストレージ(Google Drive、Dropboxなど)は「ファイルを保存して共有する」サービスで、チームで継続的にファイルを管理するのに向いています。ファイル転送サービスは「大容量ファイルを一回送る」ことに特化しています。動画や写真データなど数GB〜数百GBを単発で届けたいなら転送サービスが最適です。

Q. 無料で安全に使えるサービスはありますか?

あります。本ランキング1位のギガワタスは無料会員登録だけでAES-256暗号化・ウイルススキャン・IP制限・管理画面が全て使えます。完全無料の登録不要を求めるなら2位のfirestorageが「おくる」機能で300GiB対応。「完全無料+セキュリティ+容量」の三立はギガワタスの無料会員のみが本記事比較対象15社の中で唯一です(2026年5月時点確認)。

Q. 法人利用で必ず確認すべきことは?

3点あります。(1) プライバシーマーク・ISO27001・ISMAP等の第三者認証の有無。(2) 送受信ログが残るか(個人情報漏えい時の調査に必要)。(3) IPアドレス制限が設定できるか(社外端末からの不正アップロード防止)。詳しくは「法人向けファイル転送サービスの選び方」をご覧ください。

Q. PPAPの代わりに使えますか?

はい、ファイル転送サービスはPPAPの最も現実的な代替です。PPAPはファイルとパスワードが同じメール経路を通るため意味がありません。転送サービスならファイルはクラウド経由・パスワードは別経路(電話・チャット)で伝えられます。

Q. ギガファイル便とギガワタスの違いは何ですか?

ギガファイル便は完全無料・登録不要・300GBで知名度No.1ですが、AES-256暗号化・プライバシーマーク・IP制限すべて非対応です。ギガワタスはゲスト送信333GBで、さらに無料会員登録すればAES-256・Pマーク・IP制限・ウイルススキャン・管理画面が全て無料で使えます。広告も少なめです。当社に「ギガファイル便から乗り換えた」ユーザーで多い理由は「広告少ない」「無料で管理画面が使える」の2点です。

Q. WeTransferは2026年現在どうですか?

2024年12月の改定で無料プランが「月10回かつ月3GB・最大3日保存・アカウント必須」と大幅制限され、実質的に無料法人利用は不可能になりました。Starter US$10/月でもパスワード保護不可。ウイルススキャンはUltimate US$25/月以上。日本語UIなし。海外個人クリエイター以外は他サービス推奨です。

Q. サービスが終了したらデータはどうなる?

サービス終了時は保存ファイルが全て削除されます。2019年宅ふぁいる便事件後の2020年終了、BitSend(2020年3月)、Firefox Send(2020年9月)と前例多数。転送サービスは一時的な受け渡しが目的です。運営企業の安定性(プライバシーマーク取得・運営年数・法人所在地の明確さ)を事前確認してください。

Q. スマホで受信者がダウンロードできないことがあるのは?

主にギガファイル便の「まとめてダウンロード」機能で、LINEアプリ内ブラウザやiPhone Safariからの実行が失敗する報告があります(ZIP化処理の問題)。個別ダウンロードは成功します。スマホ受信者が多いならスマホでの動作実績がある転送サービス(ギガワタス・firestorage等)の方が無難です。

Q. 100GB超の動画を送りたい場合は?

100GB超対応は限定されます。ギガワタス(333GB)、ギガファイル便(300GB)、firestorage(300GiB「おくる」)、ACdata(250GB)、TransferXL Enterprise(200GB)が主要候補。詳しくは「大容量ファイル転送サービス比較」記事をご覧ください(公開予定)。

Q. このランキングはどれくらいの頻度で更新されますか?

3ヶ月ごとに全15社の公式情報を再確認し、料金・容量・機能の変更を反映します。最終更新日は記事冒頭に表示しています。料金は税込/US$等の通貨は変動するため、最終的な金額は各社公式サイトで確認してください。

出典一覧|本記事の比較データの根拠

本記事の比較データは、2026年5月20日に各社公式サイトを直接確認した一次情報です。料金・容量・機能の確認元は以下の通り。

15サービスの公式情報源(2026年5月20日確認)
サービス 公式料金・機能ページ
ギガワタス giga-watasu.jp
firestorage firestorage.jp/doc/planpricing_renewal_2025
Filemail filemail.com/ja
TransferNow transfernow.net/en/prices
ACdata ac-data.info
Smash fromsmash.com/pricing
Kozutumi kozutumi.com
ギガファイル便 gigafile.nugigafile.ltd
クリプト便 nri-secure.co.jp/crypto
データ便 dd.datadeliver.net/plansecure-deliver
Send Anywhere send-anywhere.com/pricing
TransferXL transferxl.com/ja/plans
tenpu tenpu.me/pricing
WeTransfer wetransfer.com/pricinghelp.wetransfer.com
おくりん坊 okurin.bitpark.co.jp利用ガイド

料金はすべて2026年5月20日時点の公式表記。日本円は税込、海外サービスはUS$表記(為替変動あり)。最終的な金額・機能は各社公式サイトでご確認ください。

まとめ

ファイル転送サービスは「メールに添付できない大容量ファイルをURLで安全に送る」ためのWebサービスです。2026年5月時点の主要15社を100点満点で採点した結果は次の通りでした。

  • 個人で無料・大容量・登録不要: firestorage(73点)または ギガファイル便(63点)
  • 無料でセキュリティ+管理画面が欲しい: ギガワタス(86点)
  • 法人エンタープライズで最高セキュリティ: クリプト便(60点・無料なし)
  • サイバーリスク保険込み: Kozutumi(66点)
  • 海外取引先がいる: Filemail(71点)または TransferNow(71点)

「自社サービスが全用途で最強」と書く比較記事は信用に値しません。どのサービスにも得手不得手があり、用途別の最適解は変わります。本記事のスコアは2026年5月20日時点の公式情報を全社直接確認した上で、本ブログ共通の5項目×20点=100点で採点したものです。3ヶ月ごとに再採点します。

まずは無料で複数試して、自分の用途に合うかを確かめるのが最も確実です。ギガワタスは無料会員登録だけでAES-256・ウイルススキャン・IP制限・管理画面すべて使えます。

吉岡 崇

吉岡 崇

株式会社グッドヒルシステムズ 代表取締役

ダビングコピー革命オモイデ+PLUSギガワタスシステム開発革命等のサービスを提供しています。

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