最終更新: 2026年5月4日
ギガファイル便に有料プランはあるのか。2026年1月に有料プランが登場しました。
結論から言うと、有料プランの内容は「広告非表示」が中心です。暗号化の強化やログ管理などのセキュリティ機能は追加されません。広告が気になる人にはメリットがありますが、セキュリティを強化したい人は別のサービスを検討すべきです。
この記事では、大容量ファイル転送サービス「ギガワタス」の運営者が、ギガファイル便の有料プランの中身と、セキュリティ重視の代替サービスを比較します。
※ この記事はギガワタス(giga-watasu.jp)の運営ブログです。競合サービスの情報は各社の公式サイトで確認しています。
【本記事の比較基準】後半のサービス比較では、当ブログ全記事共通の5項目(各20点、計100点満点)で評価しています。①セキュリティ(暗号化・認証・ウイルススキャン・IP制限・パスワード)②無料プランの充実度(容量・機能制限の少なさ)③使いやすさ(登録の手軽さ・操作ステップ数・モバイル対応)④法人向け機能(管理画面・ログ・受取フォルダ)⑤コストパフォーマンス(機能あたりの価格)
ギガファイル便の有料プラン一覧【2026年最新】
ギガファイル便は2026年1月に有料プランを新設しました。無料のまま使い続けることも可能です。プランは全部で3つあります。

| プラン | 月額料金 | 主な特徴 |
|---|---|---|
| ベーシック会員 | 無料 | 送受信履歴の閲覧が可能 |
| スタンダード | 月198円(税込) | 自分側の広告非表示 + 今すぐ再生機能 |
| プレミアム | 月999円(税込) | 相手側も広告非表示 + 複数端末同時ログイン |
出典: ギガファイル便 会員向けサービス(2026年5月確認)
ポイントは、ファイル転送の基本機能は全プラン共通ということです。300GBまで送れる点、保存期間(3〜100日)、パスワード設定など、転送まわりの機能に差はありません。
有料プランはブラウザ版のみ対象で、iOSアプリには適用されない点にも注意が必要です。
有料プランを利用するには、まず会員登録が必要です。メールアドレスまたはGoogleアカウントで登録できます。

ギガファイル便の有料プランで変わること・変わらないこと
「有料にすれば安全になるのでは?」と期待する方もいるかもしれません。しかし、有料プランで変わるのは広告まわりだけです。セキュリティ機能に違いはありません。
| 機能 | 無料 | スタンダード(198円) | プレミアム(999円) |
|---|---|---|---|
| 最大送信容量 | 300GB | 300GB | 300GB |
| 自分側の広告 | あり | 非表示 | 非表示 |
| 相手側の広告 | あり | あり | 非表示 |
| AES-256暗号化 | なし | なし | なし |
| ウイルススキャン | あり | あり | あり |
| IPアドレス制限 | なし | なし | なし |
| ダウンロード通知 | なし | なし | なし |
| プライバシーマーク | なし | なし | なし |
| 送受信履歴 | なし | あり | あり |
| パスワード保護 | あり | あり | あり |
出典: ギガファイル便 会員向けサービス、ギガファイル便 公式サイト(2026年5月確認)
表を見るとわかるとおり、有料プランで追加されるのは「広告非表示」「送受信履歴」「今すぐ再生」「複数端末」の4点です。
一方、法人利用で重視されることが多い以下の機能は、有料プランでも追加されません。
- AES-256暗号化 — ファイル自体の暗号化はなし(通信のSSL暗号化のみ)
- IPアドレス制限 — アクセス元を限定できない
- ダウンロード通知・履歴 — 誰がいつダウンロードしたか追えない
- プライバシーマーク — 第三者によるセキュリティ認証なし
プライバシーマーク取得企業の代表として率直に言うと、有料プランにしてもセキュリティレベルは変わりません。広告が消えて見た目はスッキリしますが、ファイルの保護強度は同じです。
ギガワタスの運営で法人ユーザーから多い相談は「ギガファイル便を使っていたが、セキュリティ監査で指摘された」というケースです。プライバシーマーク審査では「ファイル転送時の暗号化方式」「アクセスログの有無」「第三者認証の取得状況」が確認されます。ギガファイル便は有料プランでもこれらをカバーできないため、法人がセキュリティ目的で課金するのは費用対効果が低いと言わざるを得ません。
ギガファイル便の有料プランはこんな人におすすめ
有料プランの価値は「広告が消えるかどうか」に集約されます。目的別に整理します。
スタンダード(月198円)がおすすめな人
- 個人でギガファイル便をよく使い、自分の画面の広告がストレスな人
- 動画ファイルをブラウザ上ですぐに再生したい人
月198円で自分側の広告が消えるのは手軽です。ただし、ファイルを受け取る相手の画面には広告が表示されたままです。
プレミアム(月999円)がおすすめな人
- 取引先やクライアントに広告なしの画面でファイルを受け取ってほしい人
- 複数の端末(PC・スマホなど)で同時にログインして使いたい人
相手側も広告非表示になるのはプレミアムだけです。仕事で使う場合、受け取る側の印象を気にするなら月999円の価値はあるでしょう。
有料プランでは解決しないケース
以下のような目的の場合、ギガファイル便の有料プランでは対応できません。
- 機密文書や個人情報を送りたい → AES-256暗号化・IP制限が必要
- 誰がダウンロードしたか記録したい → DL通知・履歴機能が必要
- 社内のセキュリティポリシーを満たしたい → プライバシーマーク等の認証が必要
- ISMSやPマーク審査の証跡が必要 → 監査ログ・アクセス制限が必要
こうした要件がある場合は、セキュリティ機能を備えたファイル転送サービスを検討すべきです。
つまり、広告を消すことが目的ならギガファイル便の有料プランで十分です。スタンダード月198円は手頃で、広告ストレスから解放されます。一方、セキュリティや管理機能が必要なら、以下のサービスを比較してみてください。
ギガファイル便の有料プランで足りない人向け|代替サービス3選
「有料ならセキュリティも強化されてほしい」。そう考える方向けに、セキュリティ機能のある3サービスを比較します。
当ブログでは全比較記事で以下の5項目(各20点、100点満点)を使って評価しています。
- セキュリティ(/20点): 暗号化・認証・ウイルススキャン・IP制限・パスワード保護
- 無料プランの充実度(/20点): 無料で使える容量・機能の幅
- 使いやすさ(/20点): 登録の手軽さ・操作ステップ数・モバイル対応
- 法人向け機能(/20点): 管理画面・ログ・IP制限・受取フォルダ
- コストパフォーマンス(/20点): 機能あたりの価格、無料/有料の差
| 比較項目 | ギガワタス | データ便 | firestorage |
|---|---|---|---|
| 月額料金 | 無料(全機能開放) | 330円〜550円 | 1,320円〜 |
| 無料の最大容量 | 333GB | 5GB(会員登録要) | 2GB |
| AES-256暗号化 | ○ 無料会員で利用可 | × | △ 独自暗号化技術 |
| ウイルススキャン | ○ 無料会員で利用可 | × | × |
| IPアドレス制限 | ○ 無料会員で利用可 | × | × |
| DL通知・履歴 | ○ 無料会員で利用可 | △ 有料プランのみ | × |
| プライバシーマーク | ○ 取得済み | ○ 取得済み | ○ 取得済み |
| 広告 | あり(無料会員) | 有料プランで非表示 | 有料プランで非表示 |
| セキュリティ便 | × | ○ 受取申請制 | × |
| 総合スコア | 82/100 | 68/100 | 62/100 |
出典:
・料金 — ギガワタス公式・データ便 料金プラン・firestorage 料金プラン
・暗号化・セキュリティ — ギガワタス セキュリティ・データ便 セキュリティ・firestorage 公式
・プライバシーマーク — JIPDEC で各社の取得状況を確認
(全項目 2026年5月確認)
各サービスのスコア内訳は以下のとおりです。
ギガワタス(82/100点)
- セキュリティ: 18/20 — AES-256暗号化、ウイルススキャン、IP制限、パスワード保護を全て無料会員で提供。プライバシーマーク取得済み
- 無料プランの充実度: 20/20 — 333GBまで送信可能。無料会員登録だけで全機能が開放される
- 使いやすさ: 16/20 — ゲスト利用は登録不要。全機能を使うには会員登録が必要。広告あり
- 法人向け機能: 16/20 — DL通知・履歴、IP制限、受取フォルダ(5個)、カスタムURL。ただし法人専用の管理コンソールはまだない
- コストパフォーマンス: 12/20 — 全機能無料は強い。ただし法人向けプレミアムは準備中
ギガワタスの最大の強みは、無料会員登録だけでAES-256暗号化やウイルススキャン、IP制限まで使える点です。プライバシーマーク取得企業が運営しており、セキュリティと大容量を両立しています。
デメリットとしては、知名度はギガファイル便に大きく劣ること、法人向けの一元管理機能が未実装であることが挙げられます。
データ便(68/100点)
- セキュリティ: 14/20 — SSL暗号化、パスワード自動生成、プライバシーマーク取得。AES-256暗号化はなし
- 無料プランの充実度: 10/20 — ライトプラン2GB(登録不要)、フリープラン5GB(登録要)と容量は小さい
- 使いやすさ: 14/20 — シンプルなUI。パスワード自動生成機能が便利
- 法人向け機能: 16/20 — セキュリティ便(受取申請制)、2要素認証(有料)、DataPro(法人管理)が充実
- コストパフォーマンス: 14/20 — ビジネスプラン月330円〜は安い。ただし無料プランの容量が小さい
データ便の強みはセキュリティ便(受け取り申請制でURLの漏洩リスクを減らせる)です。法人向け機能が手厚い一方、無料プランの容量が小さいのが弱点です。
firestorage(62/100点)
- セキュリティ: 12/20 — SSL暗号化、プライバシーマーク取得、独自暗号化技術あり。AES-256暗号化はなし
- 無料プランの充実度: 14/20 — 「おくる」機能なら300GBまで無料だが、ストレージは2GB。保存期間が短い(最大14日)
- 使いやすさ: 14/20 — 老舗で安定。登録不要で使える。UIはやや古い
- 法人向け機能: 10/20 — 法人プラン(ライト月1,320円〜)あるが、IP制限やDL通知は限定的
- コストパフォーマンス: 12/20 — 法人プランは月1,320円〜と高め。無料プランは「おくる」のみ大容量
firestorageは国内老舗で安定感がありますが、有料プランの料金が高めで、セキュリティ面ではデータ便やギガワタスに一歩譲ります。
用途別おすすめ
| こんな人 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| 広告が消えればOK | ギガファイル便 スタンダード | 月198円で自分の画面が快適に |
| セキュリティを無料で強化 | ギガワタス | 無料会員でAES-256暗号化・IP制限まで使える |
| 受取申請制で厳格管理 | データ便 | セキュリティ便で受取前に承認できる |
| 安定感と知名度重視 | firestorage | 国内老舗で長年の運営実績がある |
より詳しいサービス比較は「無料大容量ファイル転送サービス15社比較」でも解説しています。
ギガファイル便の有料プランに関するよくある質問
まとめ
ギガファイル便の有料プランは「広告非表示」に特化した課金です。ファイル転送の基本機能やセキュリティレベルに違いはありません。
- 広告が気になるだけ → スタンダード(月198円)で十分
- 相手にも広告を見せたくない → プレミアム(月999円)
- セキュリティを強化したい → ギガファイル便の有料プランでは対応できない。ギガワタスやデータ便など、セキュリティ機能のあるサービスを検討
ギガファイル便は300GBまで完全無料で使える優秀なサービスです。しかし、有料にしてもセキュリティは変わりません。「お金を払うなら、何を解決したいのか」を明確にしてからサービスを選びましょう。
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